【プラモ】ピットロードの「駆逐艦 初霜」

艦船

以前製作したピットロード1/700「駆逐艦 初霜 男たちの大和バージョン」をご紹介いたします。

駆逐艦 初霜 1945年 天一号作戦時

駆逐艦「初霜」です。初春型駆逐艦の4番艦として建造された船です。1945年当時は初春型の唯一の生き残りで、戦艦大和の沖縄水上特攻に随伴して生き残りました。しかし、1945年7月のアメリカ軍機の空襲に対する対空戦闘を行っていた時に、アメリカ軍機がばらまいた機雷に接触して座礁してしまいました。

「雪風」より前に建造された艦で、大戦中は第一線で活躍し続けた艦でもあります。この時座礁していなければ、「雪風」以上の好運艦ということになったでしょう。

この時期は、2番砲塔が撤去され、三連装機銃が装備されています。また、単装機銃が大量に増設されております。

艦橋右横の艦載艇も撤去され、単装機銃が増設されています。航空機がいかに大きな脅威だったかが伝わってくるようです。

同じくピットロードの駆逐艦雪風と2隻同時に製作しました。

 【プラモ】ピットロードの「駆逐艦 雪風」

制作のポイント

1945年時の「雪風」と同様に、以下を使用してディテールアップしています。

  • ピットロードの初春型駆逐艦用エッチングパーツ
  • ピットロードの新艦船装備品セット4、5
  • ファインモールドの手すりのエッチングパーツ
  • ファインモールドの舷外消磁電路のエッチングパーツ
  • ファインモールドのナノドレッドシリーズの各種機銃
  • ファインモールドの真鍮帯金015長孔(幅狭)
  • ジョーワールドの13号電探のエッチングパーツ
  • モデルカステンのメタルリギング
  • 真鍮線、プラ板、プラ棒

船体には、ドリルで舷窓を再現し、閉塞された舷窓もプラ棒で再現しました。舷外消磁電路はファインモールドのエッチングパーツを貼っています。錨はピットロードの装備品セットから持ってきました。マスキングテープを貼ってサーフェイサーを塗装する方法で鉄板継ぎ目を再現する加工も行っています。

主砲はB型砲塔改1です。これを制作した当時は、まだ新艦船装備品セット7が発売されていなかったので、ウォーターラインの部品を使用しています。砲身に手を加えるべきでした。他とのバランスが悪くなってしまっていますね。

マストは真鍮線で作り直しています。22号電探はピットロードの装備品セットの部品を使用。電探の架台の下にファインモールドの帯金を使用して補強材を取り付けました。

機銃はファインモールドのナノドレッドです。雪風の時にも書きましたが、機銃の照準器のエッチングパーツが極小で、さらにその数が多く、延々と単装機銃を作り続けたのを覚えています。一種のランナーズハイのような状態だったかもしれません。

90式3連装魚雷発射管はピットロードの装備品セットの部品を使用。そのままではうまく収まらず、取り付け位置をずらしました。

仮組せずに勢いで作っていたので、最後に魚雷発射管が取り付けられない、と分かった時は焦りました。仮組は大切ですね。

手すりはファインモールドのエッチングパーツを使用しています。雪風の時と同様にのりしろの部分をすべて削除し、船体に穴をあけて差し込んであります。

艦載艇、爆雷投射機、探照灯などは、ピットロードの装備品セットを使用しています。爆雷装填台はピットロードのエッチングパーツに付属していたものです。空中線は、モデルカステンのメタルリギングを使用しました。

後部マストも真鍮線で作り直しました。13号電探はジョーワールドのものを使用しました。軍艦旗ですが、デカールを0.1mmのプラ板に貼った後に切り出し、手で曲げました。これをメタルリギングに接着した後、メタルリギングを旗竿に接着しました。

男たちの大和バージョンについて

この「初霜」は、「男たちの大和」バージョンを組み立てたものです。映画「男たちの大和」が公開されていたころに販売されたもので、特製ステッカーとデカールが付属していました。

特性ステッカー

映画は2005年12月に公開され、邦画の興行収入1位を獲得しました。未見ですので、いずれみてみたいと思います。

デカールは煙突マークを再現したものです。

ご覧の通り、複数の艦の分が用意されており、とても便利です。「初霜」と同時に制作した「雪風」には、煙突マークが含まれていませんでしたので、これを使用しました。

「男たちの大和バージョン」より以前のキットには、このデカールは付属していません。最近のキットはどうか分からないですが、ぜひ付属しておいてほしいです。

初春型駆逐艦は、アオシマからも発売されています。いくつか購入してストックしていますので、いずれ、アオシマの初春型駆逐艦も製作したいと思っています。

→2023/3/21:アオシマの「日本海軍駆逐艦 初春1941」の製作を開始しました。以下をご覧ください。(新しいタブで開きます。)

【プラモ】アオシマ1/700「初春1941」の製作(1)製品を比較して製作を開始

以上、ピットロードの「初霜」でした。

コメント

タイトルとURLをコピーしました