【映画】「シャイニング」を観た

映画

DVDでスタンリー・キューブリック監督の映画「シャイニング」を観ました。

怖い映画でしたが、非常に面白かったです。一見の価値ありと思いますので、ご紹介します。

映画の内容について

有名な映画ですので、ご存じの方も多いと思いますが、スティーブン・キングの同名の小説を映画化したホラー映画です。主人公、妻と息子の3人家族がコロラド州のホテルの冬季管理人となるところから映画が始まります。雪の山中に隔絶された一家は、いかなる恐怖を味わうことになるのか?

原作の小説は1977年に発表され、映画は1980年に製作されました。スティーブン・キングはこの映画が気に入らなかったみたいです。原作の小説がどんな内容なのか、読んでみたくなってきました。

今回は「無修正版」をみました。古い映画ということだと思いますが、若干差別的な表現が使われているシーンがあります。気にされる方は、無修正版は避けた方がよいと思います。

グロテスクな映像はそれほど多くないです。見終わった後の後味も悪くなかったです。興味を持たれた方は、ぜひご覧になってください。

映画の感想

映画を見てる最中はノリノリで怖がることができましたが、見終わった後に後味の悪さが残らず、非常に面白かったです。一つ一つの映像そのものは普通の映像なのに、前後のつながりや効果音のおかげで、日常と非日常が錯綜する感じが印象的でした。そして、日常と非日常のバランスが徐々に変わっていき、恐怖感を盛り上げていくのです。

映像そのものも、ある時は低い目線で、またある時は俯瞰で、という感じで、時に客観的だったり、あるいはその映像を見ているものの主体を感じさせたり、それが程よいテンポで切り替わっていきます。

そこに効果音が加わるのですが、なかなか面白い使われ方をしており、シーン全体としてアンバランスな感じが不安感を醸し出していたように思いました。

映画の主な舞台は、ホテルです。DVDのパッケージには「おどろおどろしいセット」と書かれていましたが、個人的にはそれ自体におどろおどろしさはなく、落ち着いたホテルという印象でした。むしろそれを撮影した映像が醸し出す雰囲気が上手かったように思います。明るく照明されているはずの場面に闇が感じられるというか、そんな感じでした。

そして、ジャック・ニコルソンの演技が素晴らしかった。詳しくは映画を見てもらいたいですが、この役をやるには、この人しかいない、というように感じました。

今回この映画を初めて見ました。こんなに面白いなら、もっと前に見ておけばよかったと思いました。いろいろ謎な部分が多く、結末を知ったうえでもう一度みると、新たな発見がありそうです。しばらくしたら、また観てみようかな。

映画に登場する乗り物

まず、オープニングで黄色いビートルが登場します。広大な北アメリカの自然の中を走り抜けていく黄色いビートル。古い車好きとしては、どうしても目が行ってしまいますね。昔々、自分が子供のころは、「黄色いビートルを見るといいことがある」などと言われていました(年がばれる)が、ホラー映画に黄色いビートルが登場するのが個人的にはツボだったりしました。ちょっとしか登場しないですけどね。

ビートルはいくつか作ってます。今回登場したのは、テールライトが大きいタイプでした。アオシマ(旧イマイ)のビートルを作ったことがありました。

残念ながらカブリオレ。映画に登場したのはクローズドのノーマルタイプでした。オープンではないノーマルタイプのビートルといえば、ハセガワの1947年型を作りました。

色が違うし、そもそもこれはテールライトが小さい、古いタイプですね。黄色いビートルといえば、

でも、これはトミカです。ぴったりなのがないです。いずれ作りたいですね。

また、雪上車が登場します。幅広なキャタピラや平面で構成されたキャビン、車体後半の荷台など、機能美を感じさせるスタイルは、模型で作ってみたくなりますが、残念ながら手ごろなキットがないですね。適当に何かを改造して作ってみたくなりました。

タイトルの「Shining」について

映画を見て、タイトルの「Shining」の意味が気になってきましたので、辞書で調べてみました。が、「shine」の「ing」形で、「光る」「輝く」「ピカピカする」「明るい」「目立つ」「すぐれた」といった、すでに知っている意味が書かれているのみでした。

肩透かしを食らったような気もしますが、このつかみどころのなさが想像力を掻き立てられて、むしろ映画の魅力につながっているような気もします。

小説も読んでみようかなぁ。

以上、「シャイニング」でした。

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