【プラモ】レベル1/32「VWケーファ(ビートル)」の製作(2)ボディの塗装、各部品の加工

自動車

レベルの1/32「VWケーファ(ビートル)」の製作です。前回はボディの加工を行いました。今回は、ボディの塗装、窓ガラスの作成などを行いました。

ボディ色の塗装

ボディの塗装です。段差などの処理に瞬間接着パテ「ホワイト」を使用したので、ボディは白一色に保たれています。そこで、サーフェイサーは省略することにしました。

白一色です。

塗装しやすいように、ボディに「持ち手」を付けました。LED電球のパッケージがぴったり合いました。

ボディ色ですが、映画「シャイニング」に登場した「ビートル」のイメージで、赤みの少ない黄色を選択しました。使用した塗料は以下の通りです。

ボディ色フィニッシャーズピュアイエロー
下塗りフィニッシャーズファンデーションクリーム
クリアガイアノーツExクリア

インパネ、内装の一部も同じ色で塗装するので、部品を切り出してやすりで形を整えました。

突き出しピン跡を処理した後

内装はドアの内張り、リヤシートなどが一体となったバスタブ状の部品です。突き出しピン跡がありますので、パテとやすりで処理しておきました。

突き出しピン跡を処理する前

下塗りとしてフィニッシャーズの「ファンデーションクリーム」をエアブラシで塗装。薄めに希釈したものを塗装しました。

ここで、内装後部のエンジンルームとの隔壁の部分に引けを発見。リヤシートの突き出しピン跡の処理も不十分と判明。

急遽、瞬間接着パテ、やすりを使用して処理しました。

次にボディ色を塗装しました。エアブラシでボディ色を二回塗装し、クリアを二回塗装しました。

運転席および助手席の加工

ボディ色およびクリアの塗装と並行して、各部品に手を入れました。まずは、運転席と助手席です。背面が空洞になっている上にヘッドレストに引けがあります。

ヘッドレストの引けは瞬間接着パテで埋め、やすりで形を整えました。背面の空洞は、1.2mmプラ板とエポキシパテで埋めました。エポキシパテが固まったところで、隙間を瞬間接着パテで埋め、デザインナイフとやすりで削って形を整えました。

部品のプラ材とパテの間の隙間がなかなかきれいに埋まりませんでしたが、サーフェイサーの塗装とやすり掛けを繰り返してきれいに埋めることができました。

バンパーの加工

バンパーのステーが奇妙な形をしています。バンパーのステーが上下に2本あるような形状です。

一方、実車の写真では、ステーは縦長のバーのような形状をしていて、このような形状ではありません。

プラ材を用いてバンパーのステーを修正することにしました。バンパーを切り出して、突き出しピン跡をパテで埋めた後、ステーの部分を切り取り、やすりで形を整えました。

ステーはエバーグリーンの「プラボウ平棒2.0mm×2.5mm」で製作しました。

現物合わせで切り出し、やすりで厚みを調整してボディに取り付けられるようにしました。バンパー側は、バンパーの形状に合わせて斜めに削りました。

シャシーの加工および塗装

シャシー後端からマフラーが2本突き出しています。これを1.4mmの真鍮パイプに置き換えました。部品の状態では長さも短いので、実車の写真を参考に6mmの長さに切り出したものを使用しました。

マフラーの付け根の部分は短くカットしたうえで、ドリルで穴を開けて0.6mmの真鍮線を埋め込みました。1mmの真鍮パイプを介して先ほど切り出した1.4mmの真鍮パイプを取り付けるようにしました。

ボディ側を加工したため(前回の記事をご覧ください)、シャシー後端が固定されなくなってしまっています。ボディ内側のバンパーステーが収まる部分に接着できるように、シャシー後端内側にガイドを取り付けました。ステーで使用したプラボウを現物合わせで切り出して接着しました。

シャシーおよび自作したバンパーステーをフィニッシャーズの「セミグロスブラック」で塗装しました。

内装の下側も一部外から見えるので、「セミグロスブラック」で塗装しました。

窓ガラスの作成

フロントウィンドウですが、窓ガラスの部品とボディの間に隙間ができます。

また、ドアの三角窓や後部座席の横の窓でも、ボディと窓ガラスの間に隙間ができてしまいます。

これに対処するため、透明のプラ材から窓ガラスを切り出して、キットの部品の代わりに使用することにしました。たまたま購入したUSBケーブルのパッケージが手元にあったので、これを使いました。

透明でうまく映らない。

フロントウィンドウの窓枠の部分にマスキングテープを貼り、サインペンで窓枠をなぞって型紙を作成しました。

これを先ほどの透明プラ材に貼り付けて、ハサミで切り出しました。サインペンでなぞった部分の外側に沿って切ることで、のりしろを確保しました。

窓に仮止めしてみました。上手くいきそうです。

分かりにくいですが、フロントウィンドウにクリアパーツを仮止めしてあります。

リアウィンドウも同様にマスキングテープで型紙を作りました。

リヤウィンドウは枠の厚みがあるので、ぴったりはまるように切り出しました。また、サインペンの軸を利用して曲げました。素材が柔らかいので、曲面にも上手くなじみます。

側面の窓も同様にして製作しました。ドアの窓と後部座席の窓をまとめて1枚で製作しました。

側面の窓にクリアパーツを仮止めしてみました。塩ビ板の透明感が高く、写真に上手く映らないです。

これで窓ガラスの準備は完了です。塗装完了後に接着することにします。

今回使用したUSBケーブルのパッケージの塩ビ板は、透明度が高く、やわらかいので多少の歪曲には簡単になじませることができました。また、ハサミで切り出すことができるので、工作は案外楽でした。表面に傷がつきやすいのが難点です。

内装の塗装

三樹書房の「フォルクスワーゲン・ビートル」を参考に内装の塗装を行いました。内装色はライトグレーやライトブラウン、黒などがあるようです。今回はライトブラウンとしてクレオスC45「セールカラー」 で塗装することにしました。写真を参考にドアの内張り、天井、シートはすべて同じ色としました。

ドアの内側など、一部は金属のボディがむき出しになっており、この部分はボディ色です。これを再現しようとすると、ボディ色と内装色で塗り分けたうえにデカールを貼らないといけません。

試しにデカールをコピーしたものを切り出し、ドアの位置に置いてみました。

この状態でボディと組み合わせてみました。デカールのサイズがドア内側のサイズにぴったりになるように作られています。ボディ色の部分を完全に再現するのは難しそうですが、上端の部分だけなら何とかなりそうです。

デカールの後端がドアの後端に来ている。

ごまかしになってしまいますが、内装の上端の部分だけボディ色の部分を再現することにしました。ボディ色の部分をマスキングテープで覆い、「セールカラー」で塗装しました。

操縦席、助手席、ボディの内側も同様に「セールカラー」で塗装しました。ボディ外側に塗料が回り込まないようにするため、窓をマスキングしてからエアブラシで塗装しました。

ボディに突き出しピン跡が・・・目立たなくなるので許して!

床は「anthracite(アントラシート)」という色で塗装するように指示されています。「無煙炭色」と訳されるフランスの伝統的な色の名称です。黒に近い色のようで、名前からも濃いグレーを想像しますが、実際の色調が良く分かりません。好みでタミヤエナメル塗料XF-27「ブラックグリーン」を塗ることにしました。床にカーペットが敷かれている状態をイメージして筆塗りしました。

今回はここまでです。この後、内装色の塗料を完全に乾燥させた後、フィルタリング、デカール貼りを行います。予想以上に手間がかかってしまっていますが、次回は完成させたいなぁ。

つづく。

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