今回で完成させたかったのですが・・・まだ完成していません・・・。
延々と荷物の製作が続いています。
どんなものを作ったのか、以下で説明します。
機体の組み立て
荷物の搭載に先立ち、機体を組み立てておくことにしました。まず機体上面、下面、後面にクレオスウェザリングカラーWC06「マルチグレー」で軽くウェザリングを施しました。
ウォーカーの機体色部分にも同様に「マルチグレー」でウェザリングを実施。白っぽい機体にウェザリングを施す場合は、WC01「マルチブラック」を用いた場合よりコントラストが下がり、自然な感じに仕上がると思います。
機体下面にウォーカー、噴射ノズルを接着しました。
製作済みの荷物に手を加えた
前回は荷物の製作を再開し、キャビンスペースがほぼ埋まる程度に荷物が出来上がりました。
これらの荷物に手を加えて、機体内部に接着しました。
デカール貼り、塗装、ウェザリング
まず、作っておいた荷物のうちのいくつかにデカールを貼りました。使用したのは、ガイアノーツの汎用デカールです。そして、デカールのツヤを抑えるため、つや消しクリアーを塗りました。
また、一部の荷物には、さらに筆塗で色を塗りました。
そして、クレオスのMr.ウェザリングカラーWC06「マルチグレー」でウェザリングを行いました。
以下、それぞれの荷物について説明します。
細長い箱
キャビンスペース左側に搭載する8個の細長い箱を、4個ずつまとめて接着。
ガイアノーツ1/144の「RBコーションデカール 01 ワンカラー ダークグレー」に含まれるデカールを貼りました。また、ヒンジの部分をタミヤエナメル塗料XF-24「ダークグレー」で筆塗しました。
この箱は、タミヤ1/35「初期型ジェリカンセット」に付属するものを使用しています。
手榴弾ケースなどをまとめたもの
手榴弾ケースなどをまとめたものですが、手榴弾ケースのパーティングラインの処理が不十分でした。
そこで、やすりをかけて塗装しなおしました。
この荷物は、4つまとめた細長い箱2組の間に設置します。
小さめの箱
タミヤ1/35「初期型ジェリカンセット」からは、小さめの箱も2つ用意しました。
1つには「ムーン・バス」に付属するモーターアセンブリーを載せました。これらの箱に、ハイキューパーツの「EXPデカール ナンバー01 グレー」に含まれるデカールを貼りました。
ちなみにこのデカール、すでに販売が終了しているようです。
改造した弾薬箱
改造した弾薬箱の側面にも「RBコーションデカール 01 ワンカラー ダークグレー」に含まれるデカールを貼りました。
全部で6個作りましたが、スペースの関係で全部は使えなさそうだったので、3個だけデカールを貼りました。
平たい箱
3つ作った平たい箱の内、キャビンスペース右側の一番前に設置するものの上面の4隅にも「RBコーションデカール 01 ワンカラー ダークグレー」に含まれるデカールを貼りました。
このデカール、とても使い勝手が良く、あちこちに貼りたくなります!黒ではなくダークグレーなので、目立ち過ぎず、よくなじむように感じられました。
キャビンスペース右側の荷物
平たい箱の上にまとめた荷物の内、12.7㎝高射砲の砲座を流用した部分にデカールを貼りました。
また、これらの荷物やデザートシボレーの燃料缶の一部を、タミヤエナメル塗料XF-24「ダークグレー」で筆塗しました。
やりすぎるとくどくなると思い、この程度でやめておきました。
キャビンスペースに接着
それぞれの荷物をキャビンスペースに接着しました。接着には、セメダインの「ハイグレード模型用」を使用しました。
機体左側のには、バックパックのような荷物が4つ立てかけられていました。当初は、「4つまとめた細長い箱」の後ろに「改造弾薬箱」を設置し、その後ろにバックパックを4つ設置するつもりでした。
ところが、映画の画面で再確認したところ、「4つまとめた細長い箱」のすぐ後ろにバックパックが設置されていました。
そのため、バックパックを設置する場所は空けておきました。
新たな荷物を追加
これまで製作した荷物だけでは、十分なごちゃごちゃ感が出ていないように感じました。また、バックパックも4つ必要です。そこで、追加で荷物を用意しました。
次に、新たに追加した荷物について説明します。
細かい荷物を用意
まず初めに、ジャンクパーツからいくつか選んでみました。
- タミヤ1/35「ドイツ歩兵装備品セットA」より機関銃手入れ用具ケース 4個
- タミヤ1/35「ドイツ歩兵装備品セットA」より光学照準器ケース 3個
- カーモデルの部品(詳細不明)
- タミヤ1/700「軽巡洋艦 阿武隈」に付属する「大型艦装備セット」より射撃式装置
- タミヤ1/35「マーダーⅡ」より75㎜砲の空薬きょう
- タミヤ1/35「ドイツ歩兵装備品セットA」より予備銃身ケース
- タミヤ1/35「ドイツ歩兵装備品セットB」より予備銃身ケース 2個
- タミヤ1/35「ドイツ小火器セット」よりMG42の銃身
- ピットロード1/700「艦船装備品セットⅥ」より4連装魚雷発射管
光学照準器のうち2個はフラットブラックを塗装しました。残りの荷物はガイアノーツNo.071「ニュートラルグレーⅠ」にフラットベースを加えたものを塗りました。
(「軽巡洋艦 阿武隈」には「ウォーターライン大型艦装備セット」が付属しており、多数の部品が余ります。)
バックパック
次に、キャビンスペースに積まれていたバックパックを4つ製作することにしました。
>本体の製作
使えそうなものを探してみたところ、ピットロードの日本海軍装備品セットⅥに付属するE型砲塔が、形状は異なるもののサイズが近いように感じました。
そこで、ピットロードのE型砲塔を改造して使うことにしました。
E型砲塔の側面は平面が折れ曲がり、上から見ると六角形のような形状をしています。側面を平らにして四角形とします。まず、側面前半にL字プラ棒を接着しました。
パテも盛り付けた後、各面が平面になるようにやすりで削りました。これで、四角形っぽくなりました。(後面が曲線のままですが、後ほど平らにします。)
次に、底面にプラ板を接着し、砲身を接着するためのくぼみをプラ材とパテで埋めました。
砲身を接着するためのくぼみと底面に接着したプラバンを削りました。
次に、パックパックの表面(背負った時の後面、E砲塔の上面)の形状を再現します。
>細部の作り込み
バックパックの表面には、中央部を除いて横方向の縞模様が入っていました。これを再現するため、エバーグリーンの「プラシートVグループ」を使用することにしました。
「プラシートVグループ」は、0.64㎜間隔でV字型の細い溝が入ったシートで、厚さは0.5㎜です。
バックパックの下面(E砲塔の後面)を平らに削り、中央の縞模様がない部分には0.5㎜プラバンを、左右の縞模様がある部分には「プラシートVグループ」を貼りました。
接着剤が固まったところで、バックパックの上面(E砲塔の前面)を平らに削りました。
さらに、コトブキヤのパーツを取り付けました。
上面にコトブキヤ「P-106 丸ノズル」から直径3㎜のものを接着。左右には、「P-111 マイナスモールド」から直径3㎜で厚みがあるものを接着しました。
また、4つのバックパックの内、1つの後面(E砲塔の上面)に、コトブキヤの「P-111マイナスモールド」を埋め込みました。2㎜径のものを4つ使用しました。
バックパックは重ねて立てかけるので、後面が見えるのは1つのみです。そのため、残り3個の後面にはなにも追加していません。
>塗装
最後に塗装を行いました。まず全体をクレオスC72「ミディアムブルー」で塗装しました。
次に、追加したコトブキヤのパーツの部分をシルバーで塗装しました。マスキングしてクレオスGX-「ウィノーブラック」で塗装を行い、ガイアカラー「スターブライトジュラルミン」で塗装しました。
上面(E砲塔の前面)が少しあっさりしているように感じたので、0.5㎜プラバンを貼りました。ガイアノーツNo.071「ニュートラルグレーⅠ」にフラットベースを加えたものを塗り、バックパック上面(E砲塔の前面)に貼りました。
そして「RBコーションデカール 01 ワンカラー ダークグレー」に含まれるデカールを貼りました。
これでバックパックの完成です!映画に登場するものと比べて、厚みがありすぎるような気がしますし、形状も異なりますが、雰囲気は出たのではないでしょうか?
E砲塔の面影が全く残っていませんね。E砲塔を使う必要はなかったような・・・
所定の位置に接着
バックパックを設置する前に、壁側に荷物を接着しました。
通路側には、椅子を撤去した際にできた四角い穴が開いています。バックパックを設置しつつ、この穴をふさぎます。
まず、通路側にバックパックを4つ重ねて接着し、バックパックの横にMG42の銃身を接着しました。
次に、改造弾薬箱の側面に「機関銃手入れ用具ケース」を接着したものを用意。
これをバックパックの後ろに接着しました。
「マーダーⅡの空薬きょう」を細長い箱の上に接着。また、黒い「光学照準器ケース」も2か所に接着。バックパックなどにウェザリングカラー「マルチグレー」でウェザリングを行いました。
シートとT字型の棒
キャビンスペース右側に荷物を追加してみました。ごちゃごちゃした感じが増してきました。
ここで、映画の「ムーン・バス」のシーンを見返してみると、シートに覆われた荷物とT字型の棒が載っていることが判明しました。
映画の「ムーン・バス」のシーンで、サンドイッチの人の横に映っており、それなりに存在感があります。そのためか、キットに付属する荷物の部品にも彫刻されています。
これはもう再現するしかないですね。
準備として、75㎜砲の空薬きょうなど、追加したものの一部を取り外しました。次に、エポキシパテでシートを作って荷物にかぶせました。そして、爪楊枝などでシートっぽくなるようにしわを追加しました。ある程度固まってきたところで、T字型の棒を取り付ける位置に1㎜プラ棒を押し付けました。
1㎜プラ棒を取り外し、タミヤエナメル塗料XF-17「シーブルー」を筆塗しました。
1㎜プラ棒に、「ニュートラルグレーⅠ」にフラットベースを加えたものを塗って接着剤しました。また、映画ではシートの近くに細長くて白い荷物が積まれていたので、75㎜砲の空薬きょうを接着しました。
なんかいい感じになってきたのでは・・・
平たい箱の後ろの荷物
キャビンスペース右側に積載されている平たい箱の後ろに、砲弾に棒を付けたような形の荷物が、そして平たい箱の上に、筒の先にJ字型に曲がった棒が付いたような荷物がありました。これらを、それらしく製作してみました。
使用した部品は以下です。
砲弾型の荷物
- ウォーターライン「大型艦装備セット」より射撃式装置
- コトブキヤ M.S.G. 「丸モールドⅢ」より4㎜径の円錐台型のパーツ
- コトブキヤ M.S.G. 「丸モールドⅢ」より4㎜径の側面に溝が彫られたパーツ
細長い棒
- タミヤ1/35「ドイツ歩兵装備品セットA」より予備銃身ケース
- ウォーターライン「大型艦装備セット」より二二号電探
映画の再現にはこだわらず、元の部品の形状を尊重しつつ、それらしいものを作ってみました。
「ニュートラルグレーⅠ」にフラットベースを加えたものを塗って接着。周りにもいくつか荷物を追加しました。
消火器のような機器
キャビンスペースの窓の梁には消火器のような筒状の機器が取り付けられています。これを製作しました。
まず、エバーグリーンの1.6㎜プラボウから、およそ6㎜の長さのものを12本切り出しました。
切り出したプラボウに「ニュートラルグレーⅠ」にフラットベースを加えたものを塗りました。そして、両端から1㎜ほど内側にABCホビーの「極細ラインテープ0.3㎜」を巻き付けました。
これを窓の梁に接着しました。
映画では、この消火器のような機器には、上部に何かが付いていました。
しかし、キットは映画の「ムーン・バス」の室内と比べると天井が低く、さらに、今回の製作では、照明を組み込んで天井を低くしてしまっています。
そのため、消火器の上部についていた何かは再現していません。
作ったけど使わなかった荷物
思い付きで荷物をたくさん作りましたが、積み込むスペースやレイアウトの関係ですべてを使うことはできませんでした。
改造した弾薬箱は、デカールまで張ったのですが、1つしか使いませんでした。また、3つ作った平たい箱も1つ余りました。
これらは、別のものを作るときまで保管しておくことにします。
乗客の追加工作
乗客の書類
乗客2名は書類のようなものを持っています。書類らしさを出そうと思い、2人が見ている面を白く塗り残しましたが、白紙のままではいまいち書類の感じが出ません。
そこで、白紙の面に「RBコーションデカール 01 ワンカラー ダークグレー」に含まれるデカールを貼りました。久しぶりにデカールを貼ったので、少し斜めになってしまいました。
書類らしさは出たでしょうか?
サンドイッチの箱
映画のムーンバスのシーンでは、サンドイッチの箱を持った乗客が登場します。キットにもこのサンドイッチの乗客が含まれていますが、サンドイッチの箱が小さかったので自作しました。
自作したサンドイッチの箱を塗装しました。全体を「ニュートラルグレーⅠ」にフラットベースを加えたもので塗り、真ん中の少し濃いグレーの部分を「ニュートラルグレーⅡ」にフラットベースを加えたものでを塗っておきました。そして、真ん中あたりにタミヤエナメル塗料XF-24「ダークグレー」で記号を書き込みました。
取っ手をサンドイッチの人の右手に接着した後、サンドイッチの箱を取っ手に接着しました。
サンドイッチの人を固定しようと思ったのですが、何か足りないような気が・・・あ、荷物を固定するためのロープが・・・
あともう少し・・・
荷物を固定するロープですが、映画を見ると、片方の端が内壁が傾斜した部分に固定されています。
ところが、この傾斜部分を天井側に作り込んでしまいました。ロープを取り付けると、天井を外せなくなってしまいます。というか、そもそも天井を取り付けた状態でロープを取り付けることが出来ません。
うーん、困った。どうするか考えなくては・・・
おまけ:子猫の大福さん(8) キャップとたわむる
行くぞ、行くぞ・・・それー
楽しそうですね~ 何をして遊んでいるのですか?
うむ、床の上で、ペットボトルのキャップを滑らせると、大福さんが追いかけるのだ!
僕もやってみていいですか・・・それー
うわー、すごい勢いで追いかけていきましたね!
次は、階段の踊り場に向かって・・・それー
おぉ、階段を駆け上っていきましたよ!
大福さんはペットボトルのキャップで遊ぶのが大好きなのだ!
つづく。
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