【プラモ】メビウスモデル1/55「ムーン・バス」の製作(16)本体が完成、ディスプレイベースの製作を開始

SF

「ムーン・バス」の本体がようやく完成しました。

キットにはディスプレイベースが付属しません。月面をイメージしたディスプレーベースの製作を開始しました。今回は月面の製作に着手しました。

では、具体的にどんな作業を行ったのか説明します。

機体内部の作り込み

ロープをどこに固定するか?

前回の製作で、ロープをどこに固定するのかが問題となりました。

映画では、ロープの片方の端が内壁の傾斜した部分に固定されています。

ところが、この傾斜部分を取り外し式の天井側に作り込んでしまいました。そのため、壁の傾斜面にロープを取り付けると、天井を取り外せなくなってしまいます。

また、天井を取り付けた状態では、荷物などに隠れて壁の傾斜面はほとんど見えません。

この写真だと全く見えないですね。

そこで、映画とは異なりますが、壁の胴体側垂直面の端にロープを固定することとしました。

荷物を固定するロープ

ロープを取り付ける前に、荷物を追加しました。1.6㎜のプラボウを2㎝の長さに切り出したものを5本用意。ガイアノーツNo.071「ニュートラルグレーⅠ」にフラットベースを加えたものを塗りました。

そして、これを機体に取り付けた荷物に追加しました。そして、他の荷物と同様にクレオスウェザリングカラーWC06「マルチグレー」でウェザリングを施しました。

荷物を固定するためのロープには、太めの白い糸を使いました。糸がほどけないようにしつつ、毛羽立ちを抑えるため、セメダイン「ハイグレード模型用」を塗って固めたうえで使用しました。

壁側は穴を開けて、糸を差し込むようにして接着しました。糸の固定にもセメダイン「ハイグレード模型用」を使用しました。

サンドイッチの人と束ねたロープ

サンドイッチの人を機体内部に取り付けました。セメダイン「ハイグレード模型用」で床に固定しました。また、「束ねたロープ」の部品(部品番号41)も取り付けていなかったので、塗装して取り付けました。

「束ねたロープ」の黒い帯は、ABCホビーの「極細ラインテープ0.3㎜」を巻き付けて再現しました。

ここで、試しに天井を取り付けてみようとしましたが・・・

「束ねたロープ」と内壁が干渉してしまい、天井が取り付けられなくなってしまいました。

そもそも、このキットをストレートに製作した場合には、この干渉問題は発生しません。今回の製作では、映画を参考に、窓の両側に内壁を追加したのですが、この追加した内壁が「束ねたロープ」と干渉してしまったのです。

(詳細は以下をご参照ください。新しいタブで開きます。)

【プラモ】メビウスモデル1/55「ムーン・バス」の製作(10)天井、機体内部の作り込み

さらに、「束ねたロープ」と干渉する内壁の内側には、天井と機体下部を接続するコネクタも取り付けてしまいました。「束ねたロープ」を取り付けられるようにするためには、内壁を取り外すだけでなく、配線の取り回しも変更が必要です。

という訳で、残念ですが「束ねたロープ」は取り外すことにしました。幸い、セメダイン「ハイグレード模型用」で軽く取り付けた段階だったので、きれいに取り外すことが出来ました。

ところで、隔壁の「束ねたロープ」を取り付けるための穴は貫通していて、裏側からも見えてしまいます。この穴を隠すため、コトブキヤ M.S.G. 「丸モールドⅢ」の横棒が入ったものを貼って蓋をしました。

(この部分が実際にどうなっているかは、映画からは確認できませんでした。実機がどうなっているかは不明です。)

機体外側の仕上げ

デカールとアンテナ

キットのデカールには、「USAA」の文字が6組用意されています。

組み立て説明書には、このうち3枚を機体上部に貼るように指示されています。指示に従ってデカールを貼りました。

また、組み立て、塗装まで行っておいたアンテナも接着しました。

機体側面張り出しの窓

映画では、機体側面の張り出しの機首側に台形を逆さにしたような窓が設けられていました。これを塗装で再現しました。マスキングテープで覆い、クレオスC33「つや消しブラック」を塗りました。

一方、機体後側については、映画ではあまり大きく映っておらず、詳細が分かりませんでした。そのため、何もせずそのままとしました。

パネルごとの汚れ

映画の画面をよく見ると、機体外側にはパネルラインごとの汚れの違いによる模様が描かれていました。これを、クレオスのウェザリングカラーWC01「マルチブラック」およびWC06「マルチグレー」を筆塗して再現しました。

ただし、正面はアップのシーンがあるのですが、側面、後面については遠景しかないので想像です。

ディスプレイベース

「ムーン・バス」の本体が出来上がりましたが、外部に電池ボックスを用意する必要があります。また、キットにはディスプレイベースは含まれていません。そこで、給電機能を備えたディスプレイベースを製作することにしました。

どんなものを作ろうとしているのか?

ディスプレイベースに使えそうなものはないかと100円ショップ(セリア)に出かけ、「木製トレイM」を購入しました。これを台座としてディスプレイベースを製作します。

木のトレーは上下さかさまで使用し、内部に電池ボックスを、側面にスイッチを取り付けます。また、台座の上に月面を製作し、支柱を立ててその上に「ムーン・バス」を乗せることにしました。

月面を形作るため、100円ショップで「造形ねんど」も購入しました。紙粘土ではなく、天然石の粉末を使用した粘土です。

支柱は真鍮パイプで製作し、内部に導線を通してピンヘッダーを取り付けます。「ムーン・バス」にはピンソケットが取り付けてあるので、接続して給電できるようにします。

支柱は取り外して別のものと交換できるようにすることにしました。目的に応じて支柱を自作することで、汎用性を持たせることにします。

今回は、月面を製作しました。

月面の製作

まず始めに、「木製トレイM」に合わせて、スタイロフォームから四角い板を切り出しました。

月面と言えばクレーター、ということで、スタイロフォームにクレーターの位置を示す円を描きました。マグカップや塗料の瓶などの丸いものをあてがって、サインペンでなぞりました。

クレーターの内部をへこませるため、カッターナイフで削りました。また、クレーターの周囲もカッターナイフで削り、でこぼこした感じにしました。

次に、全体的にセメダイン「木工パテ」を塗りました。特にクレーターの内部は、滑らかなくぼみになるように塗り重ねました。

さらに、100円ショップで購入した「造形ねんど」を塗りました。表面が滑らかになるようにしつつ、クレーターのリム(外側の盛り上がった部分)も追加しました。

あまり滑らかすぎても違和感があると思い、粘土が固まった後にワイヤーブラシで表面に傷をつけてみました。

表面に細かい傷がつきましたが、あまり効果はなかったかもしれません。

さらに表面に凹凸を追加するため、水で薄めた木工ボンドを塗り、鉄道模型用のバラストを撒いてみました。水分で粘土が湿ったところで、上から指で押さえてめり込むようにしました。

黒っぽい粒々がバラストです。

それらしくなってきました。次は色を塗ります。

月面の塗装

下塗りとして、タミヤ水性アクリル塗料XF-68「NATOブラウン」を筆塗しました。なぜ「NATOブラウン」かというと、茶色系の水性アクリル塗料として、たまたまこの色が手元にあったからです。

月面というよりは、チョコレートケーキのような雰囲気になってしまいました。

これに、リキテックスの水性アクリル絵の具を塗りました。絵の具を混ぜながら、色を変化させて塗り重ねました。

使用した色は以下の3色です。

  • アイボリーブラック
  • チタニウムホワイト
  • ローアンバー

一旦乾燥させた後、ホワイトを多めにして明るい色を作って塗り重ねました。

全体的にツヤツヤになってしまい、地面の雰囲気ではなくなってしまいました。

そこで、リキテックスの「マットメディウム」やタミヤ水性アクリル塗料XF-86「フラットクリヤー」などを塗ってみましたがあまりツヤが消えませんでした。

また、アクリル絵の具の乾燥が不十分だったためか、部分的に色が溶け出したりしてしまいました。

そこで、「マットメディウム」を混ぜたアクリル絵の具を塗り重ねました。

ツヤをうまく消せなかったのは、絵の具の乾燥が不十分だったのかもしれません。そこで、乾燥を少しでも早めようとして日向に置いておいたら・・・

クレーターの中に謎のふくらみが・・・もしかして、この中にモノリスが???

この謎は次回解明します。続く

おまけ:子猫の大福さん(10) くしゃみをしたら・・・

ベシッ

あれ、大福さん、くしゃみをしましたね。

ベシッ、ベシッ

またくしゃみをしている!大福さん、大丈夫か~ぃ

ベシッ!

あ、なんか出てきたぞ!

ムムム、これは、もしや!

大福さんの「歯」ですね!

実は、すでに3つ拾っているのだ。

これで4つになりましたね。色々な形をしていて、面白いですね!

子猫の「乳歯」は小さいので、落ちていても気が付きにくいのだ。また、抜けた後に飲み込んでしまうこともあるのだ。

とても貴重なのですね。大切に保管しておきましょう!

ァ~よく寝た。

次回をお楽しみに!

おまけ:子猫の大福さん(9) 散歩に連れて行ってください。

おまけ:子猫の大福さん(11) ドライブに連れて行ってください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました