【プラモ】メビウスモデル1/55「ムーン・バス」の製作(10)天井、機体内部の作り込み

SF

みなさん、こんにちは。青木鳥です。

前回は天井の照明が出来上がりました。今回は、天井と窓枠の梁を製作し、機体側面窓の前後の隙間をふさぎました。

床と給電端子も固定。機体内部の製作を進めました。

これらの製作について説明します。

天井の製作

天井の梁

天井の照明の間に、窓枠から続く梁(部品番号46)を取り付けるのですが、天井に内張を追加したために梁が窓と干渉して納まらなくなってしまっています。

天井の梁は次回加工して取り付けます。

そこで、梁の部品の幅を減らしつつ、側面が垂直になるように加工しました。このように加工すると、部品が一部欠けた状態になるので、ランナーの端切れを追加して延長しました。

6つの部品をすべて同じように加工して、天井の照明の間に接着しました。

照明の光る部分を大雑把にマスキングして梁を塗装しました。天井と同じ色となるように、ガイアノーツNo.072「ニュートラルグレーⅡ」にフラットベースを加えたものを塗りました。

窓枠の梁

以前、タミヤ「プラ材2㎜角棒」から窓枠の梁を製作しました。

ただし、この時は天井が未完成だったので、天井側の形状も保留としていました。

今回、天井が出来上がってきたので、自作した梁の天井側を天井の梁に合わせて削りました。

少しずつ削って、天井の梁とつながるようにしました。

ムーンバスの側面の窓枠の梁は、片側6本、12本必要です。

出来上がった1本をひな型として、残り11本を製作することにしました。タミヤ「プラ材2㎜角棒」から、片側が斜めのプラ材を11本切り出しました。

そして、ひたすらやすりで削りました。

ガイアノーツNo.072「ニュートラルグレーⅡ」にフラットベースを加えたものを塗り、窓枠の位置に接着しました。

窓の前後の内壁が取り付け済みですが、これから説明します。

映画の画面を見ると、この梁はさらに下に続いて床面まで到達しています。ただし、画面の状態を再現するには、クッションを削り込む必要があります。今回は雰囲気だけ再現することにしたので、ここまでとします。(許して~)

機体側面窓の前後の内壁

機体側面窓の前後に隙間ができてしまっています。特に前側は、天井と機体下部をつなぐコネクターや配線がむき出しになっています。ここに内壁を追加することにしました。

前側は機体内側の形状に合わせて、プラバンで内壁を製作しました。また、天井の前端は少し隙間が大きくなってしまったので、細切りにしたプラバンを追加しました。

追加したプラバンを天井と同じ色で塗装しました。

少し隙間がありますが、ここに隔壁の部品(部品番号12)の上端が納まります。

窓の後側は少し厄介でした。機体内側の形状に合わせて内壁を取り付けると、機体後面(部品番号10)と干渉してしまうのです。

窓の面を後ろに延長すると、丸いモールドにぶつかってしまう。

そこで、窓の後側は奥まった部分に内壁を追加することにしました。プラバンで内壁を製作して仮組してみました。

ただし、これでもまだ少し機体後面が干渉するので、切り欠きを追加して干渉部分を逃がしました。

まだ仮組状態です。

ガイアノーツNo.072「ニュートラルグレーⅡ」にフラットベースを加えたものを塗って接着しました。

機体内部の作り込み

床の固定の準備

次に機体下部に床を接着します。その準備として、機体下部に取り付けた給電端子などを固定しておくことにしました。

給電端子は機体左右と後端の3か所用意しました。また、コックピットのLEDを接続するための機首側給電用基板も取り付けておきました。

機体後端の給電端子は、床を接着すると固定しづらくなってしまうので、先に固定しました。また、機首側給電用基板は、銅線が短すぎて床を固定した後では配線できません。そこで、さらに銅線と基板を追加して延長しました。

機体後端の給電端子

まず、機体後端の給電端子を固定します。現状では、給電端子は固定されておらず、宙ぶらりんのままです。

タミヤの「プラ材3㎜L型棒」で台座を作って給電端子を機体下部に固定しました。

給電端子の左右と後側(機体前側)をタミヤ「プラ材5㎜L型棒」で囲い、エポキシ系接着剤で固めて補強しました。

機首側給電用基板

機首側給電用基板ですが、ポリウレタン銅線が短すぎて、床を固定すると配線できません。銅線をもう少し長くしておくべきでした。

機首側給電用基板に、さらにポリウレタン銅線と基板を追加して延長しました。

もともとの基板は、エポキシ系接着剤で機体側に接着しておきました。

床などの取り付け

機体下面に床を接着しました。床が若干反り気味だったので、後側をがっちり接着しました。そして、隔壁、内壁などの部品を接着しました。

床の部品は、後側以外の部分を接着していませんが、隔壁などの部品で押さえられて固定されました。

機体内部にクレオスのMr.ウェザリングカラー「WC01マルチブラック」でウェザリングを行いました。

機体側面の内壁に給電端子を固定しました。位置決めのため、瞬間接着剤で接着した後、エポキシ系接着剤でしっかりと固めました。

ここで念のため、LEDがきちんと光るかどうかを確かめておくことにしました。天井を接続して3Vを供給。無事に天井のLEDが光りました。

前に光らなくなったことがあるので、確認しながら慎重に進めます。

機首と機体上面の間に隙間が・・・

機体各部が形になってきたので、機首(部品番号9)を仮止めしてみました。すると・・・

機体上面との間に隙間ができてしまいました。隙間の間隔はおよそ0.5㎜でした。機体下部側面とコックピット外壁はぴたりと組み合わさります。隙間は機体上面と接する部分のみに発生します。この隙間をふさぎます。

準備として、機首の左右に2個ずつ付いているフックのようなものを切り取りました。

左右に2個ずつフックのようなものが付いている。切り取る前の状態

機体上面と接する部分に、0.5㎜プラバンを細切りにしたものを瞬間接着剤で接着しました。

0.2㎜プラバンを細切りにしたものや瞬間接着剤をパテ代わりにして形を整えました。これで、機首と機体上面の間の隙間が埋まりました。

機体が形になってきました。次は、コックピットの作り込みを行います。切り取ったフックも次回復活させます。

つづく。

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