みなさん、こんにちは。青木鳥です。
本ブログで製作過程を紹介してきた、バンダイ ビークルモデル005「Yウィング」が完成しました。
改めて、完成品をご紹介いたします。
ビークルモデルの「Yウィング」
ビークルモデルの「Yウィング」は、全体に精密な彫刻が施されており、非常にリアルです。また、スナップフィットで組み立ても容易です。
機首部分に黄色いマーキングが施されていますが、スジボリに沿って塗分けるだけなので塗装も容易です。
簡単に精密なモデルが出来上がるので、たくさん作って並べるのに最適です。過去に4機製作しました。
ストレートに製作しても十分見栄えがするものが出来上がりますが、今回はよりリアルなものとするため、エンジンの一部に手を加えました。知らないと気付かないような細かい部分で、ほとんど自己満足です。(詳しくは、のちほど説明します。)
非常に精密なモールドが施されたキットですので、アストロメック・ドロイドなど細部を頑張って筆塗しました。
また、「ミレニアム・ファルコン」に引き続き、今回もLEDを組み込んでコックピットとエンジン噴射口を光らせました。
LED消灯時にも違和感なく見られるようにするため、窓と噴射口に「スモークグレー」を塗りました。
消灯時
点灯時
給電は、ディスプレイベース下に追加した電池ボックスから行います。単三乾電池2本で3Vを供給しています。ディスプレイベースは、本体から取り外すこともできるように組み立てました。
今回は2機同時に製作しました。以前製作した「第2デススター」と並べて撮影してみました。噴射口が光ると、雰囲気が出ると思いますが、いかがでしょうか?
完成した2機の「Yウィング」のうち1機を「Yahoo! Japan オークション」に出品しました。2022年6月19日23時ごろに終了予定です。よろしければ、以下をご覧ください。→無事に落札されました。ありがとうございました。
Yahoo! Japan オークション – 完成品 バンダイ ビークルモデル005 Yウィング … (yahoo.co.jp)
製作時のポイント
今回の製作のポイントはコックピットの窓とエンジン噴射口を光らせたことです。
エンジンの一部にも少し手を加えました。以下で説明します。
胴体の組み立てと給電端子の取り付け
胴体には給電端子としてピンソケットを設置し、ディスプレイベースにピンヘッダーを設置して、ディスプレイベースから機首、エンジンに3Vの電力を供給できるようにします。
胴体下面には、ディスプレイベースを接続するための穴があけられています。この中にピンソケットを埋め込み、ディスプレイベースに取り付けたピンヘッダーから給電できるようにしました。
胴体に埋め込んだピンソケットと、機首およびエンジンに組み込んだLED配線を接続するため、直径0.2㎜のポリウレタン銅線を使用しました。
胴体とエンジンを接続するウィングにあまり厚みがないです。どうやって胴体からエンジンに配線を通すか迷いましたが、ウィングの後端にパイプ状の部分に0.8㎜の穴をあけて、ポリウレタン銅線を2本通せるようにしました。
コックピットへのLEDの組み込み
コックピットは前後に長いので、全体を光らせるためにチップ型LEDを2つ組み込みました。また、窓を十分明るく光らせるために裏側から削り込みました。
内部にアルミ箔を貼ったり、コックピット塗装時に黒を下塗りしたりして光漏れ対策を行いましたが、コックピット後面の窓の周囲で光漏れが発生してしまいました。
光漏れが発生している部分にタミヤエナメル塗料を塗ることで対処しました。機体色としてクレオスC338「ライトグレーFS3495」を塗っているので、類似のXF-12「明灰白色」を塗りました。
エンジンへのLEDの組み込み
左右のエンジンには、片側1つずつ、合計2つの高輝度白色LEDを組み込みました。噴射口のみを光らせるようにするため、LEDにアルミ箔を貼ったパイプをかぶせることにしました。また、LEDを赤く光らせるため、クリアレッドのプラ板でフィルターを作って取り付けることにしました。
プラパイプにアルミ箔を巻き付けて接着し、LEDとクリアレッドのプラバンを接着。LEDに単三乾電池2個を接続して3Vの電力を供給し、赤く光ることを確認しました。
加工したLEDをエンジン内側に組み込みました。
エンジンの細部の加工
「Yウィング」の左右エンジンの後方には、4本の支柱を介して方向制御リングが取り付けられています。
支柱のエンジン先端側は、2つの細長い円錐台の間に板が挟まった形状をしています。キットでは、4本の支柱のうち2本について、型抜きの関係で2つの円錐台の間が埋まっています。
これをそれらしく見えるように修正することにしました。2つの細長い円錐台の間に溝を掘り、この溝に0.2㎜プラバンの板を接着しました。
塗装
機体の各部を、以下の塗料を使用して塗り分けました。
機体基本色 | クレオスMr.カラー | C338 | ライトグレーFS3495 |
ブルーグレーの部分 | クレオスMr.カラー | C73 | エアクラフトグレー |
黄色い部分 | クレオスMr.カラー | C113 | RLM04イエロー |
配管など | タミヤエナメル塗料 | XF-64 | レッドブラウン |
機首の黄色いマーキングはスジボリに沿ってマスキングを行い、塗り分けました。
エンジン先端のセンサードームには黄色い帯が塗られています。全体に「RLM04イエロー」を塗装した後、1㎜幅のマスキングテープを貼って塗分けました。
機体全体にクレオスのMr.ウェザリングカラーWC01「マルチブラック」でウェザリングを行いました。また、クレオスの「Mr.ウェザリングライナー 錆色セット」に含まれる「スートブラック」を使用して、機体各部に機体各部にダメージを描きました。
以前バンダイの別のキットを製作したとき、エナメル塗料で部品が割れてしまう、というトラブルに見舞われたことがありました。そこで、今回は先にウェザリングを施してから組み立てを行いました。
アストロメック・ドロイドは面相筆で塗り分けました。
使用した塗料は以下です。
頭部 | タミヤエナメル塗料 | X-11 | クロームシルバー |
赤い部分 | タミヤエナメル塗料 | XF-7 | フラットレッド |
カメラのレンズ | タミヤエナメル塗料 | X-18 | セミグロスブラック |
脚部 | タミヤエナメル塗料 | XF-2 | フラットホワイト |
部品のモールドを塗り分けのガイドにすることで、何とか塗り分けることができました。
製作過程(リンク)
「Yウィング」の製作過程につきましては、以下をご覧ください。(新しいタブで開きます。)
【プラモ】バンダイ ビークルモデル「Yウィング」の製作(1)製作開始
【プラモ】バンダイ ビークルモデル「Yウィング」の製作(2)胴体およびエンジンの製作
【プラモ】バンダイ ビークルモデル「Yウィング」の製作(3)機首、ディスプレイベースを製作して完成
ご覧いただき、ありがとうございました。バンダイ ビークルモデル「Yウィング」でした。
コメント