【プラモ】スキャンカットで1/144「FM-2 ワイルドキャット」を収納する箱を作った。

製作記

SWEET 1/144「FM-2 ワイルドキャット」を多数製作しています。現在製作中のものもあり、どんどん増えていきそうです。展示スペースも限られているので、これらを効率よく収納したくなりました。

そこで、ブラザーのカッティングマシーン「スキャンカットSDX1200」を使用して、1/144の「FM-2 ワイルドキャット」を収納するための箱を製作しました。

「スキャンカットSDX1200」につきましては、以下をご覧ください。(新しいタブで開きます。)

ブラザーのカッティングマシーン「スキャンカットSDX1200」

以下で「ワイルドキャット」の収納箱の製作について説明します。

とにかく作ってみた。

どんなものを作るのか?

箱のサイズを決めるため、完成した「FM-2 ワイルドキャット」のサイズを計ってみました。すると、全長およそ61㎜、幅82㎜、高さは30㎜ということが分かりました。

そこで、65㎜ × 85㎜ × 35㎜の箱を作ることにしました。また、箱の底面の主翼の下と胴体の下を持ち上げることで、機体を保持できるようにすることにしました。

主翼の下の床面を12㎜持ち上げて下から主翼を支えられるようにし、また、胴体後部の下の床面は前を9㎜、後を10㎜持ち上げて斜めの面で尾輪の前の胴体を保持させることとしました。

上からも抑えられるようにしたいですが、まずは床面を一部持ち上げて機体を保持できる箱を作ってみます。

試作品の製作

まずコピー用紙で試作品を作ることにしました。床面の一部を折り曲げて持ち上げる箱の展開図を描いてみました。

底面は3つのパートに分割されていて、折り曲げて左右の主翼を支える部分と胴体を支える部分とします。

これを切り出して各部を折り曲げ、箱を作りました。

中に機体を入れてみました。するとぴったりと収まりました。また上面をふたとして閉じることも出来ました。

ところがふたを開けてみると、中に収めた機体が傾いてしまっていました。

そこで、尾翼側に支えを追加することとし、箱の側面を内側に折り曲げてみました。こうすることで機体後部が保持されて左右に傾くことが無くなりました。

一方、尾翼側の側面は長さが足りなく、真ん中まで届いていません。

この部分は真ん中に届くように延長することとしました。

データを作成して「スキャンカット」で箱を切り出した。

試作品をもとにしてブラザーのカッティングマシーン「スキャンカット」を使用して厚紙から収納箱の展開図を切り出すこととしました。「スキャンカット」用のデータを作成するソフト「キャンバスワークスペース」でデータを作成しました。

「キャンバスワークスペース」の画面です。

基本的には試作品と同じ寸法で切り取り用の実線と折り曲げ用の破線を描きました。ただし、胴体が収まるように底面の一部に穴を開け、また尾翼側側面がピタリと合うように少し延長しました。

このデータを用いて「スキャンカット」で厚紙から箱の展開図を切り出しました。

点線の部分で折り曲げていくと、側面の尾翼を保持する部分が長すぎて底面と干渉することが判明しました。

そこで、側面が底面と干渉している長さ4㎜分をカッターで切り取りました。

底面、側面などの各部を折り曲げ、重なる部分を両面テープで固定して箱の形にしました。床を折り曲げているため、主翼、胴体を支える部分がぐにゃぐにゃします。これは床に板を貼り付けることで解決できそうです。

出来上がった箱に「ワイルドキャット」を格納してみました。上手く収まりはしましたが、ドロップタンクが若干引っ掛かり気味でした。底面中央部の幅が少し足りなかったようです。

また、側面の機首側と尾翼側は紙の厚さ分長さが短く、真ん中に少し隙間が空いてしまいました。側面の端を1㎜ずつ延長すると良さそうです。

次に、上面をふたとしてかぶせてみましたが、機体が干渉することもなく上手くふたをすることが出来ました。

ふたの左右の側面も追加して箱状にすると、より使い勝手が良くなりそうです。また、尾翼を保持する部分も修正が必要です。そこで、収納箱を改良することにしました。

収納箱を改良した。

ふたを改良し、各部を調整した。

最初のデータで箱を製作した結果を踏まえて、データに以下の修正を施すことにしました。

  1. 側面と底面が干渉する部分を4㎜短縮する。
  2. 側面前後を1㎜延長する。
  3. 底面中央部の幅を2㎜増やす。
  4. 上面左右を追加して箱状のふたとする。
  5. 床に貼り付ける板を追加する。

「キャンバスワークスペース」でデータを修正しました。折り曲げやすくするため、より間隔の細かい点線を選びました。

出来上がったデータを用いて「スキャンカット」で厚紙から展開図を切り出しました。

本体と床板がくっついているように見えますが、切れています。

各部を折り曲げて箱の形にしました。床の裏側には床板を貼り付けました。これにより、主翼、胴体を支える部分も安定しました。

「ワイルドキャット」を格納してみました。ドロップタンクも引っかからなくなり、いい感じに収まりました。

ふたを閉じてみました。箱状にしたことでパカッと閉じられるようになりました。

ただし、ふたを固定する部分がないので、しばらくすると少し開き気味になってしまいました。

このままでは箱を持ち上げるときにふたが開いて中に入れた「ワイルドキャット」が落ちてしまうかもしれません。もう少し改良することとしました。

ふたが閉じた状態で保持できるようにした。

ふたと尾翼保持板を保持できるようにするため、以下の修正を加えることにしました。

  • ふたを閉じた状態で保持するためのベロを追加する。
  • 尾翼側側面下部にベロの差込口を追加する。
  • 尾翼保持板の4㎜短縮を止め、主翼保持部に尾翼保持板を引っ掛けるための穴を追加する。

「キャンバスワークスペース」を用いてデータを修正しました。

ふたにベロを追加するためにデータ全体を少し下に移動したのですが、用意した厚紙のサイズとの関係で床に貼る板が小さくなってしまいました。そこで床板を2枚に分割し、2枚で床全体を覆うことにしました。

このデータを用いて「スキャンカット」で厚紙から切り出しました。

そして各部を折り曲げて糊付けし、箱の形にしました。

床の裏側には機首側と尾翼側に2分割した床板を接着しました。

「ワイルドキャット」を格納しました。尾翼保持板が所定の位置に保持されているので、よりしっかり機体が保持されるようになりました。

ふたを閉じてベロを箱の下部の差込口に差し込んでみました。蓋がしっかり保持され、不用意にあかなくなりました。

ベロを奥まで差し込むと、ふたと一体化して開けられなくなってしまいます。これに対処するため、ベロの一部に引っ掛けを付けておきました。

この引っ掛けに爪をひっかけて引っ張ることで、容易にベロを引き出して箱を開けることが出来ます。

この改良版では床の裏側に貼る床板を前後2枚に分けたのですが、接着面をうまく確保できなかったためか機首側の床板がはがれて内側に引き込まれてしまいました。

かなり完成度が上がってきましたが、床板を何とかしたいところです。

床板を左右に分割するようにし、ふたに文字を追加した。

床板が剝れないようにしつつ、収納箱を仕上げるため、以下の修正を加えることとしました。

  • 床板を機体の左右に分割する。
  • ふたに「GM FM-2」の文字を入れる。
  • 各部のサイズを調整する。

「キャンバスワークスペース」でデータを修正しました。

「スキャンカット」で厚紙から切り出して組み立ててみました。床板を左右2分割としたことで、しっかりと貼り付けることが出来るようになりました。

「ワイルドキャット」もきちんと格納できます。

これで収納箱は完成です。SWEETの「FM-2 ワイルドキャット」を思う存分作れますね。艦船模型など他のものを収めるための収納箱もそのうち作ってみたいと思います。

おまけ:猫の大福さん(24) ごはんちょうだい

ニャオ・・・ニャォ

おや、どうしたんだい大福さん?

何か訴えていますよ・・・

もしかして・・・ごはんが欲しいのかな?

ごはんですよ~食べてくださいね~

おぉ、モリモリ食べてますよ!

以前はおなかがすくと噛みつきに来ていたのだが、ちゃんと言葉で訴えるようになったのだ。

大人になったね、大福さん。

おまけ:猫の大福さん(23) ネズミのおもちゃ

おまけ:猫の大福さん(25) コバエを何とかしてください。

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