みなさん、こんにちは。青木鳥です。
バンダイの「ビークルモデル 005 Yウィング」を製作しています。前回までに胴体後半部分が形になりましたので、今回は機首を組み立てました。
細部の塗装も行い、ディスプレイベースも改造しました。2機の「Yウィング」が完成しました!
これまでのおさらい
上でも述べましたが、すでに胴体後半の組み立てが完了しています。
胴体には給電用のピンソケットと配線を組み込みました。そして、機首との接続部分に溝を掘って、機首取り付け時に配線が干渉しないようにしました。
残るは機首ですが、機首もすでにある程度形になっています。コックピットにチップ型LEDを組み込み、基本塗装も行いました。
機首上面にコックピットを仮止めし、LEDを点灯させてみると・・・
窓は光るのですが、側面が暗く感じられました。またコックピット先端部分で光漏れが発生していまいました。
ここまでが、前回までに行った製作内容です。
機首の製作(続き)
コックピットの追加加工
コックピット側面の窓が暗いので、内側をひたすらやすりで削り込みました。同時に前面の窓の裏側も削り込みました。
先端の光漏れ対策として先端にアルミ箔を貼ってみましたが、真上から見るとほかにも光漏れがあったので、結局全体にアルミ箔を貼りました。
これらの対策により、窓が明るくなりました。また、コックピット先端の光漏れも抑えられました。
コックピット上部に円筒形のイオン砲台座がモールドされています。これをクレオスC338「ライトグレーFS3495」で塗装しました。
また、クレオスのMr.ウェザリングカラーWC01「マルチブラック」で、機首の各部品にウェザリングを行いました。
機首の組み立て
キット本来の組み立て手順では、機首を完全に形にした後で胴体に接続するように指示されています。
今回の製作では、機首に組み込んだLEDの配線を胴体の配線につなぐ必要があります。配線をつなぎつつ、機首を組み立てて胴体と接続することにしました。
機首後面の部品を胴体にはめ込みました。そして、コックピットから伸びているLEDの配線を、機首上面の穴を通して胴体からの配線にはんだ付けしました。
コックピットを機首上面にはめ込み・・・
機首後面を前にずらして機首上面と組み合わせ・・・
機首下面を組み合わせて機首を形にしました。
機首を胴体に押し込みました。イオン砲も取り付けて、「Yウィング」が形になりました。
給電用のピンソケットから単三乾電池2本により3Vを供給。コックピットの窓とエンジンが光ることを確認しました。ただし、コックピット後面窓の周囲で光が漏れています。
対策として、光が漏れている部分にタミヤエナメル塗料を筆塗して隙間を埋めました。機体色と類似のXF-12「明灰白色」を塗りました。
LEDをONした状態で、面相筆で光が漏れている部分に塗料を塗りました。はみ出した部分は、エナメル溶剤をしみこませた綿棒でふき取りました。
細部塗装
配管などの塗り分け
「Yウィング」の胴体には多数の配管がモールドされています。一部の配管は茶色っぽい色で塗られています。
バンダイ1/72の「Yウィング」の組み立て説明書を参考にして、タミヤエナメル塗料XF-64「レッドブラウン」を筆塗しました。
ダメージ表現
クレオスの「Mr.ウェザリングライナー 錆色セット」に含まれる「スートブラック」を使用して、機体各部に機体各部にダメージを描きました。
コックピット周辺に弾痕を描きました。また、機首先端から2本突き出ているレーザー・ティップの先端とコックピット上部に設置されたイオン砲の砲口も黒く塗っておきました。
エンジン先端のセンサードームにも汚れを描きました。
機首下面、エンジンなどにも汚れを描きました。ただし、やりすぎないように控えめにしました。この段階で、保護のためクレオスC181「スーパークリアー(半光沢)」を塗りました。
アストロメック・ドロイドの塗り分け
胴体上面に搭載されたアストロメック・ドロイドを筆塗しました。面相筆を使い、タミヤエナメル塗料で塗り分けました。
頭部をX-11「クロームシルバー」、赤い部分をXF-7「フラットレッド」で塗り、カメラのレンズの部分をX-18「セミグロスブラック」で塗りました。左右に少し見えている脚部にはXF-2「フラットホワイトを塗りました。
非常に細かい部分ですが、部品のモールドを塗り分けのガイドにすることができ、大変助かりました。改めてすごいキットだなぁと思いました。
ディスプレイベースと電池ボックス
ビークルモデルの「ミレニアム・ファルコン」を製作した時と同じように、ディスプレイベースとスイッチ付き電池ボックスとを組み合わせて、単三乾電池2個で3Vを供給できるようにしました。
キットのディスプレイベースには、支柱を取り付けるための3つの四角い穴があけられています。真ん中の穴に支柱を取り付け、後ろの穴から導線を通します。一番前の穴はふさぎます。
穴をふさぐためのフタとして、ランナーのタグから四角い板を切り出しました。
ディスプレイベースの後ろに導線を通すための穴をあけ、電池ボックスの導線を通しました。また、赤い導線は途中でカットして黒い導線をはんだ付けしました。
支柱を取り付けるための四角い穴のうち、一番前の穴はプラ材でふさぎ、やすりで平らに均しました。徐々に細かいやすりで磨くことで、ほとんど目立たなくなりました。真ん中の穴には支柱を接着し、一番後ろの穴はドリルで貫通させて配線を通しました。
配線にピンヘッダーをはんだ付けしました。また、ディスプレイベース先端の部品(部品番号BM1)は先端を加工してピンヘッダーを取り付けられるようにし、両側に溝を掘って導線をはめ込めるようにしました。
先端の部品とピンヘッダーをまとめるため、7.5㎜径のプラパイプでカバーを用意しました。
ピンヘッダーとディスプレイベース先端部品を組み合わせました。
ピンヘッダーとディスプレイベース先端部品にカバーをかぶせてエポキシ系接着剤で固定。0.2㎜プラバンで蓋をし、やすりで形を整えました。そして、電池ボックスとディスプレイベースをエポキシ系接着剤でがっちりと固定しました。
出来上がった先端部分をセミグロスブラックで塗装しました。そして、「Yウィング」を接続したときの保持力を強化するため、3㎜プラ棒を1㎜の長さに切り出し、両側に溝を掘ったものをピンヘッダーの間に接着しました。
これでディスプレイベースも完成です。電池のプラスとマイナスを間違えるとLEDが点灯しなくなるので、気を付けて作業を行いました。
完成
2機の「Yウィング」が完成しました!
コックピット、エンジンが光ります。
今回の製作では、エンジン、コックピットの内部にはスペースの余裕があったので、LEDそのものの組み込みにはそれほど苦労しませんでした。一方、胴体内のスペースが少なく、ピンソケット、配線の組み込みは少し苦労しました。
ほかにもいろいろとLEDを組み込んでみたいですが、その前に作りかけの「ムーン・バス」を完成させないといけないですね。
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