【プラモ】レベル1/32「VWケーファ(ビートル)」の製作(3)メッキ調塗装、各部を塗装、組み立てて完成

自動車

レベルの1/32「VWケーファ(ビートル)」の製作です。ボディの研ぎ出し、メッキ調シルバーの塗装などを行って完成です。

内装の塗装(続き)

前回は、内装色として クレオスC45「セールカラー」 を塗装するところまで進みました。引き続き、内装の塗装を行っていきます。

運転席、助手席および内装の「セールカラー」で塗装した部分にクレオスのウェザリングカラーWC04「サンディウォッシュ」を塗り、凹んでいる部分を残すようにふき取りました。

ドア、後部座席横にデカールを貼りました。

そして、運転席、助手席を接着しました。

ボディの研ぎ出し

ボディの研ぎ出しを行う前に、エンジンリッドにデカールを貼り、クリアを上塗りしました。デカールの段差を目立たなくするため、面相筆でデカール周辺にクリアを筆塗りした後、エアブラシで全体にクリアを塗装しました。

ボディ塗装を十分乾燥させたところで研ぎ出しを行いました。初めにゴッドハンドの「紙ヤス!磨」で水研ぎを行いました。

現在売られているものには2000番が含まれているようですが、手持ちのものには含まれていませんでした。4000番から10000番まで順に磨きました。

さらに、ハセガワの「セラミックコンパウンド」で磨きました。

上の写真よりツヤが出ているのですが、この写真ではよくわからないですね。

ハセガワの「セラミックコンパウンド」は水性です。そのため、磨いた後に残ったコンパウンドを、水洗いで取り除けるのが便利です。

メッキ調シルバーの塗装

本キットには、メッキパーツは用意されていません。また、ボディに一体成型されたランプ類やモール類には、実車ではメッキがかけられています。そこで、メッキ調の塗装を行うこととしました。

  • バンパー
  • ホイールのシルバーの部分
  • ボディのランプ類、モール類とVWのエンブレム
  • ドアノブと窓枠
  • ハンドルのホーンリング
  • 真鍮パイプを切り出したマフラー

今回は、ガイアノーツの「 プレミアムミラークローム 」を使用することとしました。

準備としてマスキングを行います。ボディーのメッキ部分以外をマスキングテープで覆いました。モールなどの細かい部分が多いですが、艦船模型の甲板をマスキングする要領で、マスキングテープを細切りにしたものを利用して覆いました。窓には裏側からコピー用紙を貼り付け、塗料が車内に吹き込まないようにしました。

次に、各部品にツヤアリの黒を塗ります。この黒をピカピカにしておくのが重要です。クレオスのGX「ウィノーブラック」を塗り、さらにガイアノーツの「Exクリア」を塗ってピカピカにしました。

塗料が乾いたところで、ガイアノーツの「プレミアムミラークローム」を塗りました。エアブラシの圧を低めに設定して、少しずつかるく吹き付けました。

かなりメッキ感が高いです。「プレミアムミラークローム」、すごい塗料ですね。

インパネの塗装と組み立て

窓枠などのシルバーが十分乾燥するのを待つ間、インパネを製作しました。運転席には、メーターの周りに縦のスリットの彫刻があります。ここに貼るデカールが用意されていますが、細かい部品ですので、彫刻とデカールがずれてしまいそうです。そこで、デカールは使わずに、タミヤエナメル塗料XF-1「フラットブラック」を塗りました。はみ出した部分は綿棒でふき取りました。

ホーンボタンのデカールの向きは、 「ネコ・ヒストリック・カー・ブックス4フォルクスワーゲン」 を参考にしました。

インパネのメーターやラジオなどのデカールを貼りました。ラジオのデカールが少しずれてしまいました。うーん、失敗ですね。彫刻に合わせてデカールを貼るのは難しいです。

スイッチ類などをタミヤエナメル塗料X-19セミグロスブラックで筆塗りしました。ラゲージボックスの蓋のカギ穴にはハセガワの「ミラーフィニッシュ」を1mm径のポンチで打ち抜いたものを貼りました。

ハンドルには、ホーンリング、ホーンボタンを残してタミヤエナメル塗料X-18「セミグロスブラック」を筆塗りしました。また、ホーンボタンに付属のデカールを貼りました。

ホーンボタンのデカールが良くできています。真ん中のエンブレムの下の細い二本のラインが再現されています。肉眼では見えないレベルです。

出来上がったインパネを内装に取り付けました。インパネ両側の突起が内装の溝にかっちりはまる構造になっていて、接着していないですがしっかりと固定されています。

ボディ各部の塗装

サイドステップはフラットブラックで、横端にシルバーのモールが取り付けられています。シルバーの部分をマスキングしてクレオスC33「フラットブラック」を塗装しました。

フロントフェンダー上のウィンカーですが、シルバーの本体の前部にクリアオレンジのカバーが取り付けられた構造をしています。先端部分をタミヤエナメル塗料X-26「クリアオレンジ」で筆塗りしました。

テールランプは上からクリアオレンジ、クリアレッド、クリアの三色です。タミヤエナメル塗料X-26「クリアオレンジ」、X-27「クリアレッド」を筆塗りしました。クリアの部分には、X-2「ホワイト」を部分的に塗って、クリアっぽくしてみました。

フロントウィンドウ前にあるVWのエンブレムは、黄色の部分もシルバーで塗ってしまいましたので、面相筆でタミヤエナメル塗料Xー8「レモンイエロー」を流し込みました。ボディ色とは少し違う色ですが、細かい部分なので違和感はありませんでした。

トランクリッド後端とリアウィンドウの下にあるスリットに、タミヤXFー1「フラットブラック」でスミ入れを行いました。

リヤウィンドウのガラスを取り付けた後です。

また、フェンダーの付け根からボディー前後にかけて、黒いラインを追加しました。黒ラインには、ABCホビーの「極細ラインテープ 0.3mm」を使用しました。

ボディが出来上がってきました。

ホイール、ヘッドライト、バンパーの塗装、組み立て

ホイールをランナーから切り出しました。「プレミアムミラークローム」のおかげで「もう、このままでいいかな」と思わせるメッキ感ですが、さらに塗装を行っていきます。

ホイールの黒い部分にタミヤエナメル塗料X-18「セミグロスブラック」を筆塗りしました。

ホイールとタイヤを組み立て、ホイールの真ん中にはデカールを貼りました。ホイールを塗り分けたりデカールを貼ったりすると、気分が盛り上がってきます。

車軸を介してホイールをシャシーに取り付けました。内装とマフラーもシャシーに接着しました。

ヘッドライトをボディに接着しました。ライトのレンズは手前で固定されるように気を付けました。

バンパーの真ん中に黒いラインが入ります。 ABCホビーの「極細ラインテープ 0.5mm」を貼りました。

バンパー単独の写真を撮り忘れました。

バンパーステーをボディに接着。位置決めした後、しばらく放置し、しっかり固定されたところでバンパーを接着しました。

仕上げ

ボディに窓ガラスを接着しました。

ナンバープレートはデカールを切り出したものを台紙ごと両面テープで固定しました。

ボディとシャシーを組み合わせて、完成です!

1/32の手軽なキットをサクッと完成させるつもりが、あちこち手を入れてしまい、完成まで時間がかかってしまいました。

せっかくここまで作り込んだので、ジオラマベースも作ってみようと思います。

つづく

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