【プラモ】ハセガワ1/32「F6F-3/5ヘルキャット」の製作(7)主翼、着陸脚の組み立て

航空機

ハセガワ1/32の「F6F-3/5ヘルキャット」の製作です。今回は、組み立て説明書に従って、ひたすら製作を進めました。

主翼の組み立て

主翼は、胴体下部と主翼下面が一体成型された部品5に主翼上面の部品3と4を接着する構造です。ところが、部品5に部品3と4を取り付けてから胴体に取り付けると、主翼の付け根部分に段差や隙間ができやすいです。

そこで、あらかじめ胴体に主翼上面の部品3と4を接着してから下面の部品5を取り付けることにしました。主翼上面には、機銃収容部を取り付けます。これらを、以下の手順で組み立てました。

  1. 主翼上面の機銃収容部周辺を機体色で塗装する。
  2. 主翼上面開口部の一部と機銃収容部を機体内部色で塗装する。
  3. 機銃を塗装して収容部に取り付けたものを主翼上面に取り付ける。
  4. 主翼上面を胴体に取り付ける。
  5. 主翼下面を取り付ける。
  6. 接合部分を成型する。

主翼上面の組み立て

塗り分けの手間を考えて、主翼開口部周辺を機体色で塗装しておき、そのあと内壁を塗装することにしました。機体色としてガイアカラーNo.061「ミッドナイトブルー」を塗装しました。

機銃収容部ですが、以下の資料を参考にして、クレオスC352「クロメイト イエロープライマー」を塗ることにしました。

主翼表面をマスキングして、主翼開口部の内壁と機銃収容部にクレオスC352「クロメイト イエロープライマー」を塗装しました。

塗料が乾燥したところで、クレオスフィルタリングリキッドWC12「フェイスグリーン」を塗り、余分をふき取ってウェザリングを施しました。

そして、機銃をクレオスC28「黒鉄色」、タミヤエナメル塗料X11「クロームシルバー」で塗装して取り付けました。

これを主翼上面に接着しました。後で外れるといけないので、エポキシ系接着剤でがっちりと固定しました。

ここまで組み立てたところで、主翼上面を胴体に接着しました。

胴体との接合部分にずれや隙間ができないようにしっかりと接着しました。

主翼下面の組み立て

主翼下面は胴体下面と一体に成型されています(部品5)。これをそのまま取り付けると、胴体に組み込んだギヤが完全に隠れてしまいます。

念のため、前部を切り取っておきました。

これにより、部品5を接着した後でも、モーター、ギヤの様子を確認できるようになりました。

主翼上面と胴体の接着剤が十分固まったことを確認した後、部品5を接着しました。

部品5を接着するとき、部品5の後端と胴体の間に継ぎ目ができます。この部分には、実機でもちょうど外板の継ぎ目があるようです。なるべく隙間ができないように削り込んで接着した後、伸ばしランナーを貼り付けておきました。

また、主翼上下の接着部分の隙間や段差をパテとやすりで処理しました。

写真は右翼ですが、左翼も同様に継ぎ目を処理しました。

主脚収容部、フラップ取り付け部分にクレオスC351「ジンク・クロメイト タイプ1」を塗装しました。(写真がないですが、フラップ取り付け部は塗装する前にやすりで整えてあります。)

塗料が乾燥したところで、クレオスフィルタリングリキッドWC12「フェイスグリーン」でフィルタリングを行いました。

フラップの組み立てと塗装

フラップを組み立てました。そのままでは干渉する部分があり、主翼に取り付けられなかったので、フラップと主翼側の干渉する部分をやすりで削って取り付けられるようにしました。

フラップを塗装しようと思いましたが、塗り分けが良く分かりません。組み立て説明書では、機体内部色が指定されているのですが、その範囲が分からない。

1冊しかない手持ちの資料を見てみました。すると、フラップ収納時に外に出ている部分と隠れる部分で微妙に色が違っているように見える写真がありました。

ヘルキャットの資料はこれしか持っていない。

確証はないですが、収納時に隠れる部分が機体内部色に塗られている、というイメージで塗り分けてみました。

機体色は、ガイアカラーNo.061「ミッドナイトブルー」機体内部色はクレオスC351「ジンク・クロメイト タイプ1」です。

主脚、尾脚の組み立て

主タイヤの左右を貼り合わせて継ぎ目を消し、ホイールの部分をクレオスC11「ガルグレー」で塗装。タイヤのゴム部分にタミヤエナメル塗料XF85「ラバーブラック」を筆塗りしました。

ホイールの部分と、エンジンと一緒に組み立ててシルバーで塗装しておいた主脚柱に、タミヤスミ入れ塗料「ダークグレー」でスミ入れを行いました。

主脚カバーのうち、部品27,28の内側には、突き出しピンの跡が二つあります。タイヤに近い方は、パテで埋めてやすりで成型しました。

胴体に近い方は奥まっていて加工しにくいですが、丸棒やすりを使用することで削り取ることができました。

ちなみに使用した丸棒やすりは「職人堅気 #400 丸棒ヤスリ 丸棒’s(マルボーズ) 直径 3.5mm」です。

3.5mmの金属棒の片側がダイヤモンドやすりになっています。突き出しピン跡の部分に丸棒やすりの先端を斜めに当てて削りました。

他の部品や尾脚も成型して機体色、機体内部色で塗装を行いました。すると処理したはずの部品27,28の突き出しピン跡が残ってしまっていました。

ちゃんとサーフェイサーを塗って確認しておかないといけなかったです。ただし、組み立てると見えなくなるようなので、このままとすることにしました。

「ジンク・クロメイト タイプ1」で塗装した部分に、クレオスフィルタリングリキッドWC12「フェイスグリーン」でフィルタリングを行いました。

主脚柱の各部品を接着。主脚柱に対してタイヤがぐらつくので、エポキシ系接着剤でしっかり接着しました。

部品27,28の突き出しピン跡はほぼ見えなくなってしまうので、そのままでもよかったかもしれません。

尾脚の細部をタミヤエナメル塗料で筆塗りしました。タイヤのゴム部分に、XF85「ラバーブラック」を、シリンダーの軸の部分にX11「クロームシルバー」を塗りました。

尾脚柱を機体内部色で塗ったのですが、シルバーの方が良かったかもしれません。組み立て説明書に従ったつもりだったのですが、よく見ると内部色が指定されているのは、カバーの裏側のみで、尾脚柱そのものの塗装指示がありません。

「組み立て説明書の塗装指示がおおらかだなぁ」と感じました。塗装関係の詳細の調査は製作者にゆだねられているのかもしれません。あるいは、「自由に塗っていいよ」ということかも。古いキットの味ですね。

カウリング、ドロップタンクなどの塗装

主脚、尾脚のカバーをガイアカラーNo.061「ミッドナイトブルー」で塗装する際、一緒にカウリング、ドロップタンク、機銃収容部パネルなども塗装しておきました。

出来上がったものを仮止めしてみました。ようやく飛行機らしい形が現れてきました。

つづく。

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