ハセガワ1/32の「F6F-3/5ヘルキャット」の製作です。前々回、胴体下面のライトをクリアパーツを使って加工しました。これとバランスをとるため、翼端灯などもクリア化することにしました。
機体、キャノピーの塗装も行いました。完成が近づいてきました。
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翼端灯のクリア化
翼端部分ですが、キットの状態では凸モールドで翼端灯のカバーの部分の位置が示されています。この部分をクリアーのプラ材で置き換えます。
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翼端灯のカバーの部分をエッチングノコで切り取り、断面をやすりで平らに削りました。削りすぎないように慎重に作業しました。
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切り取った部分と置き換えるための部品をクリアのプラ材から削りだしました。クリアのプラ材としては、キットのクリアパーツのランナーに大きな塊の部分があるので、これを使いました。
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ニッパーで切り出して、エッチングノコで半分に切り分けました。
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翼端の切り取った部分に合わせつつ、やすりを用いて翼端灯のカバーの部分を削り出しました。そして、ゴッドハンドの「紙ヤス!磨」で透明になるまで磨きました。
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ゴッドハンドの「紙ヤス!磨」は4000番、6000番、8000番、10000番の4枚のやすりのセットです。4000番から順に磨いていき、最後に10000番で磨くことで、透明感が復活しました。水研ぎした方が効果は高いように思いました。
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カバーの内部に設置されている翼端灯を表現するため、1.0mmのドリルで途中まで穴を開けました。
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先ほど開けた穴の内側に色を塗りました。左翼側には「クリアレッド」、右翼側には「クリアブルー」を筆塗りしました。
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主翼と接続する面にクレオスC8「シルバー」を塗りました。
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後ほど、機体色の塗装を終えてから、主翼端に取り付けることにします。
左翼のライト
左翼中ほどの前縁に凸モールドで四角く区切られた部分があります。これは着陸灯でしょうか?以前製作したハリケーンと同様に、中にライトの部品を組み込むことにしました。
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まずは、四角く区切られた部分をエッチングノコで切り取りました。
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プラ板を貼って主翼に空いた空洞を塞ぎました。
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クレオスC351「ジンク・クロメイト タイプ1」で筆塗りしました。
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切り取った部分の幅が2.5mmでしたので、着陸灯?として内部に2.5mmのレンズを取り付けることにしました。ウェーブの「Hアイズ3」に含まれている2.5mmのレンズを使います。
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切り出して「シルバー」を筆塗りしました。
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翼端灯と同様に、後ほど機体色の塗装を終えてから、左翼に取り付けることにします。
機体上部の位置表示灯と信号灯
機体上部には、位置表示灯と信号灯がありますが、これらもクリア化しました。
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使用したのは、クリアパーツのランナーのT字になった部分です。これを切り出して使用しました。
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同じ形の部品を二つ作らないといけないです。そのため、最初にランナーにエッチングノコで切れ込みを入れました。
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これをやすりで削り、信号灯などの側面形と同じ形にしました。
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最初に入れた切れ込みからさらに切り込んでいき、二つに分けました。
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側面形が崩れないように気を付けながら角を丸めました。そして、ゴッドハンドの「紙ヤス!磨」で透明になるまで磨きました。
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これも機体色を塗装した後で胴体に取り付けることにします。なくさないようにするため、この時点ではランナーからは切り離していません。
キャノピーの塗装
キャノピーの部品には、少し傷がついていたので、やすりで削った後、ゴッドハンドの「紙ヤス!磨」、ハセガワの「セラミックコンパウンド」で磨きました。
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窓枠部分を残してマスキングテープでマスキングしました。細切りにしたマスキングテープで枠の周りを覆った後、その中を細かく切ったマスキングテープで覆いました。
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さらに、内側に塗料が吹き込まないように、内側をマスキングテープで覆った後、エアブラシを用いてクレオスC351「ジンク・クロメイト タイプ1」で塗装しました。
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さらに、キャノピーを閉じたときに接合部分となる部分をマスキングテープで覆い、ガイアカラーNo.061「ミッドナイトブルー」、Ex03「Exクリアー」で塗装しました。
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塗料が乾燥したところでマスキングテープをはがして出来上がりです。
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機体色の部分と内部色の部分に塗り分けることができました。
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機体各部の塗り分けについて
機体の塗装についてですが、以前購入したモデルアート(2011年8月号)で「F6Fヘルキャット」の特集が組まれていました。これによると、今回の塗装例では、主脚および主脚収容部、尾脚、フラップの展開時に見える部分なども機体色で塗られていることが分かりました。
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せっかく塗り分けて組み立てた着陸脚やフラップですが、一旦ばらして機体色(ガイアカラーNo.061「ミッドナイトブルー(グロスシーブルー)」)で塗り直しておきました。
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タイヤのゴムの部分をタミヤエナメル塗料XF85「ラバーブラック」、尾脚のシリンダーの軸の部分をX11「クロームシルバー」で筆塗りしました。また、主脚のシリンダーの軸の部分にはハセガワフィニッシュシリーズの「ミラーフィニッシュ」を貼りました。
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機体の塗装
機体の左右接合時に消えてしまった凸スジボリを、塗膜の段差で再現してみました。まずは、機体上部のスジボリに合わせてマスキングテープを貼りました。
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スジボリを付けたい部分にエアブラシで機体色を吹き付けました。反対側には塗膜の段差ができないように、斜め前から吹き付けを行いました。
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さらに機体色を塗り重ねました。マスキングテープで段差になった部分が凸スジボリっぽくなりました。
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機体下面の凸スジボリも同様にして再現しました。
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主翼中ほどにも凸スジボリがありますので、同様にして再現しました。
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垂直尾翼上部には、白でラインが入ります。あらかじめ白を塗っておいたので、マスキングして機体色を塗装し、白ラインを再現しました。
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垂直尾翼のアンテナ支柱
購入時すでに折れていた垂直尾翼上部のアンテナ支柱を接着しましたが、塗装中にまた外れてしまいました。ただ接着しただけでは強度が出ないようです。
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十分な強度を出すため、中に真鍮線を埋め込んで取り付けることにしました。0.5mmのドリルでアンテナ支柱に穴を開け、0.4mmの真鍮線を埋め込んで接着しました。
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最初からこうしておけばよかった・・・
支柱の根元に凸リベットのモールドがありましたが、何度も取れたりつけたりしているうちに消えてしまいました。必要な手間を省いても、良いことはないですね。
次はデカール貼りですが・・・
胴体側面、主翼に貼る星のマークですが、紺色の枠があるものしか用意されていません。
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一方、今回の塗装例では、白い部分のみで紺色の枠の部分はありません。
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機体色も紺色なのですが、デカールの紺色とは色合いが異なります。
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うーん、困った。星や帯の白い部分を上手く切り出して貼るか・・・。次回は、デカール貼りを進めていくことにします。
つづく。
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