【プラモ】メビウスモデル1/55「ムーン・バス」の製作(2)乗客のポーズ変更、客席の変更

SF

みなさん、こんにちは。青木鳥です。

メビウスモデルの「ムーン・バス」ですが、内部が再現されており、乗員、乗客の部品も用意されています。乗客のうち一体は、箱を運搬している状態が再現されており、映画のサンドイッチの場面を連想させます。

ただし、映画ではサンドイッチの箱は右手で運ばれていました。また、キャビンスペースのレイアウトも異なっているようです。このまま完成させるのも一手ではありますが、それらしく改造してみようと思います。

乗客の改造

サンドイッチの箱を運ぶ人

サンドイッチの箱を運ぶ人は、部品番号36の本体と部品番号31の箱を持った左手で構成されています。

映画では、箱を右手に持っており、左手は室内上部の梁で体を支えるために、上にあげていました。部品番号36の右手は下に垂らした状態なので、手のひらを少し改造して箱を持たせることにしました。

また、左手は部品番号31の代わりにシートに座っている人の左手である部品番号58を、角度を変えて取り付けることにしました。

そのまま取り付けると、上腕内側が平らにそぎ落とされたような状態となってしまうので、プラ材を貼り付けて加工することとしました。初めに部品番号のタグを切り出して、瞬間接着剤で上腕内側に接着しました。

接着した部品番号のタグをやすりで削って形を整えました。

左腕を上にあげている角度で接着しました。

右手は、親指と指先にナイフで切り込みを入れて曲げることで、サンドイッチの箱の取っ手をつかめるように加工しました。

サンドイッチの箱

サンドイッチの箱ですが、映画ではもっと大きく形も異なっていましたので、自作しました。大きさはおよそ長さ15mm、高さ13mm、厚さ5mm程度としました。

説明のため、各部の名称を決めておくことにします。

取っ手はまだ接着しておらず、仮止めです。

材料はプラ板、プラボウ、コの字プラ材で、瞬間接着剤で組み立てました。以下でどのように自作したかを説明します。

まず初めに下面となる八角形の板を0.5mmプラ板から切り出し、3mmコの字プラ棒を前面および後面に接着しました。コの字プラ棒をしっかり固定するため、1mmプラ板を間に挟みました。

コの字材の間に挟んだ1mmプラ板に1mmプラ板の小片を貼り付けました。さらにこの上に5mm幅に切り出した1mmプラ板を貼って側面中央部とします。

こちら側の側面中央はまだ取り付けていない状態です。

側面中央部のプラ板(5mm幅の1mmプラ板)を接着したところで、0.5mmプラ板を大きめに切り出しました。

これを側面中央部のプラ板の横に瞬間接着剤で接着。

接着剤が固まったところで余分を切り取りました。側面中央部の横の残り3か所についても同様にプラ板を接着しました。

出来上がったものの上面をナイフとやすりで平らに加工。プラ板などの間の隙間は瞬間接着剤または瞬間接着パテで埋めました。

次に上面に蓋を取り付けます。本体と蓋の継ぎ目ができるようにするため、上面の角をやすりで丸めた後、上面に1mmプラ板を接着しました。蓋が上すぼまりになるようにやすりで削りました。

2枚重ねに積層した1mmプラ板で取っ手の基部を作成。基部を蓋の上に接着しました。

蓋の一部が欠けていますが、後でパテで埋めて直しました。

次に留め金を作ります。1mmプラ板を削り込んで留め金の内側の形状を再現。

これを大きめに切り出して蓋に接着。

留め金の外側をやすりで削って成型しました。

取っ手の棒は塗装した後、サンドイッチのおじさんの右手に持たせるときに取り付ける予定です。

フロイド博士

映画では、左側の客席にフロイド博士が座っていました。右手には何か書類のようなものを持っていました。一方、このキットでは、何も持っていないポーズの部品(部品番号56,57,58)が用意されています。

ちなみにこの部品は6人分同じものが用意されています。

書類を持った右手(部品番号34)も用意されていますが、組み立て説明書ではコパイロット(副操縦士)に取り付けるように指示されています。

この右腕(部品番号34)をフロイド博士の右腕として使用することにしました。

接着面をやすりで削ってから接着しましたが、隙間ができたので、瞬間接着パテで埋めました。

フロイド博士の同僚

フロイド博士の隣の席に同僚の科学者と思われる人物が座っていました。この人は左手に何か書類を持っていました。 部品番号56,57,58を使用し、左手の部品(部品番号58)を改造して書類を持たせることにしました。

部品番号58から手の部分を切り離しました。

書類を持たせられるように角度を変えて接着しました。

各部品を接着して、プラ板から切り出した書類を左手に持たせました。

客席の変更

映画を参考にして、客席を2脚減らすことにしました。キットの床の部品には、椅子の基部が6脚分彫刻されています。このうち、最前列の2脚分を切り取ることにしました。

台座の周辺にマスキングテープを貼って保護し、エッチングノコを使用して慎重に切り取りました。

切断面をやすりで削って平らにしておきました。台座を切り取った後に四角い穴が開いてしまいましたが、映画では荷物が満載されており、ほとんど床が見えなくなっていましたので、このまま作り込むことにします。

出来上がったものを仮組してみました。サンドイッチのおじさんが左手を上げて挨拶しているように見えますが、実際には天井の構造物で体を支えようとしているところです。

客席に座った人のポーズに変化を持たせたことで、サンドイッチの場面に少し近づいたように思いますが、いかがでしょうか?

次は、キャビンスペースの床に満載された荷物を製作しようと思います。ただし、参考となるものが映画のDVDしかないので、完全再現は無理です。ジャンクパーツなどを利用して雰囲気のみ再現することにします。

つづく。

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