【プラモ】バンダイ ビークルモデル「Aウィング」の製作(3)配線の組み込みに手間取ってしまった。

SF

バンダイのビークルモデル「Aウィング」を製作しています。機体が形になってきました。

上面はかなり完成に近づきましたが、下面は・・・まだ白いままです。

ディスプレイベースに、窓のLEDをON/OFFするためのスイッチを取り付けました。

それでは、実際の製作について説明します。

これまでのおさらい

エンジンにLEDを組み込み、赤白に塗り分けました。

機首上部にはLEDを組み込むための加工を行い、エンジンと同様に赤白に塗り分けました。

キャノピーの加工、塗り分けも完了しています。LEDを組み込んで光らせてみました。

キャノピーの後端が光ってしまっているので、対策が必要です。

今回は、窓のLEDのON/OFFを行うためのスイッチを追加しますので、接続端子にはピンヘッダー/ピンコネクターを3ピン利用します。これに応じて、機体下部も加工しました。

機体下面は後半部分のみ赤白に塗り分けました。

残りは、機体を組み立てた時にできる機首下面の継ぎ目を埋めてから塗り分けます。

機体各部の塗装と加工

機体上面とエンジンの塗装

前回に引き続き、各部を塗装しました。まずは、機体上面のキャノピーの枠をクレオスC92「セミグロスブラック」で塗装しました。

次に、グレーの部分を塗りました。濃いグレーの部分にクレオスC31「軍艦色(1)」、薄い部分にクレオスC11「ガルグレー」を塗りました。4機のうち1機はグレーの部分は無しとしました。

右上の機体はグレーを塗っていません。

エンジンにも同様に2色のグレーを塗りました。塗り分けについてですが、4機のうち2機は、1/72のAウィングを参考に塗り分けました。

1機は最初の2機とは異なるパターンで、それらしくグレーの部分を加えてみました。

機体上面、左右のエンジンおよび機体後面に対して、クレオスのMr.ウェザリングカラーWC01「マルチブラック」でウェザリングを行いました。

「マルチブラック」を専用溶剤で薄めて筆塗し、綿棒でふき取りました。バンダイのキットは、溶剤で割れてしまうことがあるので、部品が組み合わさる前にウェザリングを行うようにしています。

エンジン基部の配管の改造

このキットでは、エンジン基部の配管が機体の部品と一体で板状に成形されています。

実際は、この部分には2本の黒いパイプあるいは配管のようなものが取り付けられています。

バンダイ1/72のAウィングです。

板状の配管をパイプ状に作り直すため、モールドをいったん削り取り、配管取り付け部に0.8㎜の穴をあけました。

左が加工前、右が加工後

モールドを削り落とすのに「精密マイクロナイフTK02平刃・小」を使用しました。

ニッパーである程度切り取った後、「マイクロナイフ」で残りをそぎ落としました。

また、写真では分からないですが、本体と組み合わさる部分を削り込んでテンションがかからないようにしました。こうすることで、ウェザリングカラーの溶剤による割れを防ぐことができます。

加工した部品に機体色としてクレオスC68「グランプリホワイト」+C189「フラットベースなめらか・スムース」を塗装しました。

そして、クレオスのMr.ウェザリングカラーWC01「マルチブラック」でウェザリングを行いました。

機体上部の所定の位置に接着しました。配管の取り付けは、エンジンを固定した後に行います。

本来は部品を押し込むだけで固定されるのですが、ウェザリングの都合で部品がかみ合う部分を削り込んだので、接着剤を使って固定しました。

レーザー砲

機体左右のレーザー砲を切り出し、ゲート跡などを整形して塗装しました。

白い部分をマスキングして、「あずき色」の部分は機体の「あずき色」と同時に塗装しました。黒い部分はタミヤエナメル塗料X-18「セミグロスブラック」を筆塗しました。白い部分はキットの成形色のままで、なにも塗っていません。

キットのレーザー砲の部品はとても精密に再現されています。スライド金型で砲口も開口されています。とてもリアルなので、キットの部品をそのまま使うことにしました。

各LEDの配線、給電端子の組み込み

準備

コックピットにLEDを組み込む準備として、キャノピーを接着しました。セメダインの「ハイグレード模型用」を使用して、機体上部にキャノピーを接着しました。

1機目の組み立て

給電端子にエンジンとコックピットのLEDの配線をはんだ付けしました。LEDを機体内部の所定の位置に収められるようにするため、この段階では端子を切らずに残してあります。

何がどこにつながっているかわからないですね。

写真では何がどこにつながっているのか分からないので、図を掲載します。3つのコネクタ(ピンソケット)のうち1つは電池の0Vにつながります。このコネクタにはすべてのLEDのカソードをつなぎました。残り2つのコネクタは、電池の3Vにつながります。片方はコックピット、もう一方はエンジンのLEDのアノードにつなぎました。

LEDの端子を小型ラジオペンチでつかんでLEDをコックピットに収めつつ、エンジンも機体上部の所定の位置にはめ込みました。

この時点では、まだコックピットのLEDの端子が残っている。

コックピットのLEDの端子をカットし、機体下部を取り付けて光らせてみたところ、コックピットのLEDが光りませんでした。分解して確認したら、コックピットのLEDの配線が外れてしまっていました。給電端子を所定の位置に収めるのに押し込んだりしているうちに外れてしまったようです。

配線をはんだ付けしなおして組み立てなおしました。コックピット、エンジンのLEDが光ることを確かめておきました。

2機目以降の組み立て

2機目以降は、LEDをコックピットに固定してから配線をはんだ付けするように手順を変更することにしました。

LEDをコックピットにあけた穴に接着し、端子を短めにカットしました。LEDには極性があるので、アノード(+側)とカソード(ー側)を間違えないように覚えておきました。

コネクタ(ピンソケット)には、エンジンからの配線をはんだ付けしました。また、コックピットのLEDにつなぐ配線として、ポリウレタン銅線をはんだ付けしておきました。

コックピットにつなぐポリウレタン銅線をJ字型にまげておき、先端をLEDの端子にはんだ付けしました。図にはポリウレタン銅線が1本しか描かれていませんが、実際は2本接続しました。

実際にはエンジンからの配線もつながっています。

ピンソケットを機体の所定の位置に収めました。ポリウレタン銅線に無理な力がかからず、外れることもありませんでした。

ポリウレタン銅線をコックピットのLEDの端子にはんだ付けする際、機体側をはんだごてで損傷しないように注意して作業しました。

1機目の組み立てはかなり手間取りましたが、4機目を組み立て終えるころにはかなりスムーズに組み立てられるようになりました。

トラブル発生

3機目を組み立てている最中にトラブルが発生。エンジンの配線が1本外れてしまいました!

エンジン側面を取り外して配線を修理しないといけません。デザインナイフで慎重に作業して、何とかきれいにエンジン側面を取り外すことができました。

配線をはんだ付けしなおして、事なきを得ました。側面の蓋を接着する前に、配線をエンジン内部で固定しておくべきだったかもしれませんね。

キャノピーの光漏れ対策

キャノピー後端から光が漏れてしまいます。その対策として、キャノピー後端と機体の間の隙間に、タミヤエナメル塗料X-18「セミグロスブラック」を塗りました。

しみこませるようにして塗ることで隙間をふさぎ、はみ出した部分は溶剤をしみこませた綿棒でふき取りました。これにより、キャノピー後端の光漏れが解消しました。

4機の機体を組み立てました。配線を収める部分が狭くて、予想以上に手間がかかってしまいました。上面はかなり完成に近づいているように見えますが・・・

下面はまだまだですね・・・

ディスプレイベースの改造(途中まで)

Aウィングのディスプレイベース

ビークルモデルの「Aウィング」には、機体が2機入っています。ディスプレイベースは、アームを介して2機を取り付ける構造です。

このディスプレイベースに、スイッチ付きの電池ボックスとスライドスイッチを追加します。

電池ボックスは単3乾電池が2個入り、3Vを供給します。電池ボックスのスイッチをメインのスイッチとし、スライドスイッチはコックピットの窓をON/OFFするのに使います。

アームの先端にピンヘッダーを取り付けて、「Aウィング」と接続できるようにします。

改造開始

ディスプレイベースの基部には、支柱を取り付けるための四角い穴が3つ設けられています。取り付ける穴を選ぶことで、支柱の位置を変えることができます。

今回は、一番前の穴に支柱を取り付けることとし、残り2つの穴をつないでスライドスイッチを取り付けることにしました。ドリル、電動工具などを用いて穴をあけました。

スライドスイッチの端子を折り曲げ、ディスプレイベース基部に仮止めしてみましたが、うまく収まってくれました。

機体、ディスプレイベースともまだ途中ですが、今回はここまでとします。

次回、何とか完成させたいと思います。機体はこのまま作り込めば完成できそうです。一方、ディスプレイベースについては、機体に接続するピンヘッダーをどのように取り付けるか、考えがまとまっていません。果たして、うまくまとめることはできるのか???

次回も見てね!

つづく。

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