かなり前に製作した「アフリカの星」の4機に手を加えました。

新規で製作した5機を加え、全部で9機が完成しました!

以下で説明します。
以前製作した「メッサーシュミット」に手を加えた。
なぜ製作済みの4機を修正することにしたのか?
SWEETの「メッサーシュミット Bf-109 F-4/Trop アフリカの星」では、9種類の塗装例が用意されています。

今年(2026年)の初めにこれらをすべて製作することにしました。
これらのうち以下の4種類はすでに製作済みです。
| No. | 解説 | 備考 |
| 1 | ハンス・ヨアヒム・マルセイユ少尉 第27戦闘航空団 第3中隊 1942年2月 | |
| 4-1 | ハンス・ヨアヒム・マルセイユ大尉 第27戦闘航空団 第3中隊 1942年9月 | 撃墜マーク:151機 |
| 5 | ヘルムート・フェンツル中尉 第27戦闘航空団 第9中隊 1942年10月 | |
| 7 | フランツ・ゲッツ中尉 第53戦闘航空団 第9中隊 |

そこで、残りの5種類を新たに製作しました。
| No. | 解説 | 備考 |
| 2-1 | ハンス・ヨアヒム・マルセイユ少尉 第27戦闘航空団 第3中隊 1942年5月 | 撃墜マーク:黄色 |
| 2-2 | ハンス・ヨアヒム・マルセイユ少尉 第27戦闘航空団 第3中隊 1942年5月 | 撃墜マーク:白 |
| 3 | ハンス・ヨアヒム・マルセイユ中尉 第27戦闘航空団 第3中隊 1942年5月 | |
| 4-2 | ハンス・ヨアヒム・マルセイユ大尉 第27戦闘航空団 第3中隊 1942年9月 | 撃墜マーク:158機 |
| 6 | 第27戦闘航空団 第4中隊 |

(詳しくは以下をご覧ください。新しいタブで開きます。)
これでキットが用意している塗装例の9機を全て完成できたはずでした。しかし、以前製作した4機のアラが気になってきました。
まずこの4機、機首上面と側面の間の継ぎ目を消し忘れています。


さらに、機体によっては汚し塗装が行われていなかったり、塗装が不十分だったり、デカールがテカっていたりします。

そこで、これら4機にも手を加えることにしました。
機首の継ぎ目を消した。
まず一番目立つ機首の継ぎ目を消すことにしました。
機首に手を加える場合、細いプロペラを破損してしまいそうです。幸い、プロペラは回転軸に差し込んであるだけなので、引っこ抜いておきました。

実は組立説明書にも「プロペラは差し込むだけです。(接着しません)」と書いてありました。まさか、こういう事態を予想していた、ということなのでしょうか?

プロペラを外すときに破損させてしまうと元も子もないので、慎重に取り外しました。すると・・・

サインペンで顔が描いてありました。ウゥーン、何をやっているのだ、過去の自分?
気を取り直して作業を続けます。
次に機種の継ぎ目にサーフェイサーを塗って埋めますが、その前にデカールをヤスリやデザインナイフで削り取りました。


デカールが残っていると、継ぎ目を埋めるために塗ったサーフェイサーごとはがれてしまうかもしれないので、このように対策しておきました。
このキットを数箱開封したので、予備のデカールも確保できています。継ぎ目を消して塗装したらデカールを貼りなおします。

準備ができたので、溶剤で薄めたサーフェイサーを塗りました。


1日以上放置して十分乾燥させた後、やすりで削りました。


次に、機体色のクレオスMr.カラーC119「RLM79サンドイエロー」を塗ります。最初はエアブラシでの塗装を想定していましたが、筆塗にチャレンジしてみることにしました。
溶剤で薄めに希釈した塗料を面相筆で塗りました。ムラは気にせずなるべく塗り重ねないように塗りました。

十分乾燥させた後、2回目を塗りました。
1回目の塗装では、ほかの部分よりツヤが出てしまいましたので、「RLM79サンドイエロー」にC189「フラットベースなめらか・スムース」を加えたものを塗りました。

上手くなじんだのではないかと思います。
デカール貼り、ウェザリングなどを行い仕上げた。
修正中の4機のうち3機は機首のデカールをはがしてしまいました。そのため、予備のデカールを貼りました。


これらの4機はつや消しで仕上げられていました。そこで、クレオスC182「スーパークリアーつや消し」を塗って他とのツヤの加減を調整しました。

最後に機銃の塗装とウェザリングを行い、プロペラを取り付けました。

機銃の塗装やスミ入れ、排気汚れ、砂汚れなどのウェザリングには以下の塗料を使用しました。
| 機銃 | タミヤカラーエナメル | X-10 | 「ガンメタル」 |
| スミ入れ | クレオスウェザリングカラー | WC01 | 「マルチブラック」 |
| 排気汚れ | クレオスウェザリングカラー | WC01 | 「マルチブラック」 |
| 砂汚れ | クレオスウェザリングカラー | WC04 | 「サンディウォッシュ」 |
ウェザリングでは先に「マルチブラック」によるウェザリングを行い、その上に「サンディウォッシュ」による砂汚れのウェザリングを重ねました。

「サンディウォッシュ」によるウェザリングでは、砂の巻き上げを意識して下側を重点的に汚しました。
これで、製作済みの4機の修正が完了しました。

ディスプレイベースも製作した。
全部で9機の「メッサーシュミット Bf109 F-4/Trop」が完成しました。これらを背景付きで撮影することにしました。

そのために、砂漠のディスプレイベースが必要です。9機の「メッサーシュミット」を載せられるだけの広さを確保するため、100円ショップで購入したフォトフレーム(外寸292㎜x261㎜)を利用して自作してみました。

まずフォトフレームの真ん中に段ボールを接着しました。

この上にコニシ「木材補修用ウッドパテ」を塗りました。

「ウッドパテ」が十分乾燥した後、タミヤの「情景テクスチャーペイント」のようなものを自作して塗りました。

「情景テクスチャーペイント」の「ライトサンド」を使いたかったのですが、入手できなかったので代わりに自作したものを塗りました。
最後に色を塗って出来上がりです。タミヤカラーアクリルXF-2「フラットホワイト」、XF-59「デザートイエロー」およびXF-60「ダークイエロー」を混ぜて塗りました。

詳しくは以下をご覧ください。(新しいタブで開きます。)
このディスプレイベースの上に今回製作したものを並べて写真を撮りました。

出来上がった4機を紹介します!
塗装例1:ハンス・ヨアヒム・マルセイユ少尉 第27戦闘航空団 第3中隊 1942年2月
塗装例1はマルセイユが50機撃墜を果たしたときの機体です。

ドイツ空軍での訓練期間を終えたマルセイユは第52戦闘航空団に配属されました。この時期に7機を撃墜したようですが、むしろ軍機違反や反抗的な態度が目立っていたようです。
第27戦闘航空団に移籍し、アフリカにわたった後にエースパイロットとしての才能を発揮。次々に敵機を撃墜していき、50機撃墜の功績によりマルセイユには騎士鉄十字章が授けられました。

赤いラダーに黄色い撃墜マークが描かれており、とてもカラフルですね。一説によると、この赤い色はプライマーの色だったようです。

塗装例4:ハンス・ヨアヒム・マルセイユ大尉 第27戦闘航空団 第3中隊 1942年9月
塗装例4はマルセイユが151機を撃墜したときの乗機を再現しています。

このころのマルセイユは戦局の悪化による激務と仲間たちの戦死にふさぎ込むことが多かったようです。

ところでマルセイユの総撃墜数は158機と言われています。そしてこのキットにも158機の撃墜マークが用意されています。

マルセイユが乗機のエンジン不調で事故死した時に搭乗していた機体は「Bf109 G-2/Trop」です。そのため、「Bf109 F-4/Trop」に158機の撃墜マークが描かれたかどうかは定かではないですが、このデカールを貼ったものも製作しました。

塗装例5:ヘルムート・フェンツル中尉 第27戦闘航空団 第9中隊 1942年10月
塗装例5はヘルムート・フェンツル中尉の乗機です。

機首の飛行隊章は第27戦闘航空団第Ⅲ飛行隊所属機であることを示しています。第Ⅲ飛行隊には第7、第8、第9中隊が所属しています。

この機体の写真が以下の書籍に掲載されています。胴体着陸した時のもので、機体各部の様子を鮮明にとらえています。

第Ⅲ飛行隊所属機の塗装やマーキングがわかる貴重な一葉として紹介されていました。

塗装例7:フランツ・ゲッツ中尉 第53戦闘航空団 第9中隊
塗装例6はフランツ・ゲッツ中尉の乗機です。

フランツ・ゲッツ中尉は騎士鉄十字章を授与されたエースパイロットで、63機の撃墜記録を持っています。
第53戦闘航空団は「ピーク=アス」と呼ばれ、機首に黒いスペードのマークをデザインした飛行隊章が描かれています。

所属する3つの飛行隊すべてが長期間、北アフリカ戦線で戦いました。
キットの塗装例の中でこの塗装例が唯一第27戦闘航空団以外から選ばれています。

第53戦闘航空団のエースパイロット、フランツ・ゲッツ中尉の機体は納得のセレクションと言えるでしょう。
ここで紹介しなかった塗装例の機体も製作しました。

詳しくは以下をご覧ください。(新しいタブで開きます。)
SWEETの「アフリカの星」を味わいつくした。
SWEETのキットで用意されている全ての塗装例の機体をすべて製作しました!

また、おまけデカールを使用して1/48と1/144の「キューベルワーゲン OTTO」も製作しました。

「キューベルワーゲン OTTO」の製作過程につきましては、以下をご覧ください。(新しいタブで開きます。)
最後に1/72の「OTTO」のデカールが残りました。

このデカールも使いたいのですが、現状では入手しやすい「キューベルワーゲン」のキットがありません。1/72の「キューベルワーゲン」を入手できるまで保管しておくことにします。

SWEETの「メッサーシュミット BF109 F-4/Trop」はとても楽しいキットでした。






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