アニメ「太陽の牙 ダグラム」に登場するマイナー車両、「民間ジープ」を製作しました。

この「民間ジープ」は、「太陽の牙 ダグラム」の第7話に少しだけ登場します。
ちなみに「太陽の牙 ダグラム」には、ほぼ毎回「軍用ジープ」が登場します。そして、かつてタカラから発売されていた「コンバットビークルセット」にも「軍用ジープ」が入っていました。

タカラの「コンバットビークルセット」に付属する「軍用ジープ」をベースとして「民間ジープ」を製作しました。

以下で説明します。
「太陽の牙 ダグラム」に登場する民間ジープとは?
冒頭でも述べましたが、「民間ジープ」は「太陽の牙ダグラム」第7話に登場します。「ロッキー」たちが「カーディナル」に向かう途中、放棄されていたものを拾い、「チコ」が修理して使用しました。

車体形状が「軍用ジープ」と近い上に色も「軍用ジープ」と同じだったことで、見分けがつきにくいのですが、書籍「完本 太陽の牙 ダグラム」にその設定画が掲載されています。

キットの「軍用ジープ」は「対アーマーライフル」を装備した状態が再現されています。
これを「民間タイプ」とするため、次の3項目の改造を行いました。
- 「対アーマーライフル」を装備しない状態とする。
- 車体後面のジェリカンを装備せず、スペアタイヤを左側に装備する。
- ロールバーを取り付ける。

以下で製作過程を説明します。
軍用ジープ「ウィリス OR-39D ランドマスター」を改造した。
そもそも「軍用ジープ」として作るのも大変だった。
ベースとなる「コンバットビークルセット」の「軍用ジープ」ですが、普通に製作するにも苦労するキットです。

すでに1台製作していますが、その際は以下の問題点に対して手を加えました。
- フロントウィンドウの窓ガラスのパーツが用意されていない。
- フロントウィンドウを立てると、垂直に立った状態となってしまう。
- インパネ、テールランプなど、細部が省略されている。
- フロントグリルのパーツが合わない。
- 「対アーマーライフル」が大きすぎる。
特にフロントグリルのパーツは上下の長さが足りず、大きな隙間が空いてしまいます。

「軍用ジープ」を製作した際には、フロントグリルを自作して取り付けました。

詳しくは以下をご覧ください。(新しいタブで開きます。)
「軍用ジープ」の製作時に実施した問題点への対応を踏襲しつつ、「民間ジープ」に改造します。
途中までは「軍用ジープ」と同様に製作。
車体の組み立てを開始。各パーツを切り出してパーティングラインや突き出しピン跡を処理しました。

ある程度パーツを処理した後、「軍用ジープ」を製作したときと同様に各部に手を加えました。
フロントウィンドウはそのままだと立てた時に垂直になってしまいます。

そこで、車体前部上面パーツのウィンドウシールドの可動軸が収まる部分を針やすりで掘り込むことで、ウィンドウシールドを立てた時に少し後ろに傾くようにしました。

さらにウィンドウシールドの可動軸に1㎜プラボウを接着して左右をつなぎ、1㎜プラボウの真ん中あたりにプラバンでストッパーを取り付けて後ろに倒れ過ぎないようにしました。

フロントグリルは「軍用ジープ」を製作した際に作っておいた予備のものを使用することにしました。

ただし、なぜか真ん中の格子の部分がたわんでしまっていました。
そこで、格子の部分を一部デザインナイフで切り取って短縮し、裏側から0.1㎜プラバンをあてて接着しなおしました。

まだ多少たわんでいますが、あまりピシッとしていない方が放棄車両の雰囲気が出てよいのではないかと思います。
インパネも0.1㎜プラバンからブラザーのカッティングマシン「スキャンカット」で切り出して自作しました。

さらに運転席床のABCペダルを0.1㎜プラバンから切り出したもので再現しました。

ここまでの「軍用ジープ」の製作については、以下をご覧ください。(新しいタブで開きます。)
次はいよいよ「民間ジープ」への改造を行います。
「対アーマーライフル」の台座などを撤去した。
キットの床パーツには、後部中央に「対アーマーライフル」の台座が、また後部左側にバッテリーパーツ接着ガイドがモールドされています。

「対アーマーライフル」を装備しない状態とするため、これらを取り除きます。
まずバッテリーパーツ接着ガイドをやすりで削り取りました。

次に「対アーマーライフル」の台座を取り除きますが、台座だけ取り除くのは困難です。そこで、台座がモールドされた部分の床を丸ごと取り除き、代わりの床を接着することにしました。
代わりの床には、コトブキヤのP105R「メッシュプレート」を使用することにしました。

このパーツは、4種類のパターンがモールドされた板状のプラ材です。
このうち縞模様のパターンの部分を使用することにしました。キットの床にモールドされているすべり止めのパターンとは異なりますが、中途半端に似たパターンを使用するより違和感が無いのではと考えました。

では、床パーツを加工します。まず取り除く部分の左右にエッチングノコで切れ込みを入れ、ラジオペンチでつかんで折りました。

そして、デザインナイフとやすりで形を整えました。また、「メッシュプレート」から代わりの床を切り出しました。

新しい床は少し大きめに切り出し、キットのパーツとピッタリ合うように削り込んで調整しました。まず左右の長さを合わせ・・・

接着した後、はみ出した部分を削り取りました。

そして車体を組み立てました。

車体後面を改造、ロールバーも取り付けた。
車体後面のジェリカンは取り付けず、スペアタイヤは右側から左側に位置を変更します。そのため、後面のダボは切り取り、やすりで平らにしておきました。

さらに、後面左側にプラボウでスペアタイヤを取り付けるためのダボを追加しました。2㎜のドリルで軽く穴を掘っておき、そこに2㎜プラボウを差し込んで接着しました。


ロールバーはアルミの針金で製作しました。資料の設定画を参考に、現物合わせでロールバー本体を作成。車体に接着しました。

このロールバー本体の後ろに支柱を2本取り付けます。少し長めにアルミの針金を2本切り出しました。

荷台後部にロールバーの支柱を差し込む穴を開けました。そして、切り出しておいたアルミの針金を少しづつ曲げながら仮組を繰り返し、ロールバーの支柱を製作しました。


支柱が形になったところで余分を切り取り、断面を棒やすりで削ってロールバー本体と接着しました。


そしてアルミの針金を曲げるときのラジオペンチの後を目立たなくするため、やすりで削って均しました。

車体とシャーシを接着し、テールランプとして0.2㎜プラバンから1.0㎜径のポンチを使って丸く切り出したものを接着しました。

塗装と仕上げをおこない完成!
車体色の塗装
まずアルミの針金で作ったロールバーに「メタルプライマー」を筆塗しました。そしてクレオスMr.カラーC60「RLM02グレー」にC189「フラットベースなめらか・スムース」を加えたものを塗りました。

塗料を十分に乾燥させた後、タミヤの「チッピング液」を2回塗り重ねました。何日か放置して十分乾燥させた後、タミヤ水性アクリル塗料XF-86「フラットクリアー」を塗り重ねました。

この上に車体色を塗ります。「軍用ジープ」と同様にリキテックスを使用することとし、タミヤの「チッピング液」を併用してチッピングも行います。

「フラットクリアー」を十分に乾燥させた後、車体全体に「クロミウム オキサイド グリーン」と「アイボリー ブラック」を混ぜたものを塗りました。

混ぜ具合を変えてまだらになるように塗りました。
次はチッピングです。塗料をはがしたい部分を水で湿らせた後、竹串で塗料をはがすことでチッピングを行いました。

各部の塗装と組み立て
次は各部を塗装しつつ組み立てました。
シフトノブにはタミヤカラーエナメルX-18「セミグロスブラック」、シートはXF-10「フラットブラウン」を塗りました。また、タイヤにはタミヤカラーアクリルXF-57「バフ」を塗りました。

タイヤに塗った「バフ」が十分乾いた後、タミヤカラーエナメルXF-「ラバーブラック」をこすりつけるように塗りました。この時「バフ」を塗り残すことで、泥汚れを表現しました。

インパネのメーターなどはタミヤカラーエナメルX-18「セミグロスブラック」を塗り、メーターの針をXF-2「フラットホワイト」で描きました。

メーターの針は面相筆で描きました。何度か失敗しましたが、その都度エナメル溶剤でふき取って描き直しました。
ハンドルの軸の取り付け用ダボを切り取り、ジープの床に接着。フロントウィンドウを挟み込みつつ車体にボンネットを接着しました。

ライト類とクリアパーツ
テールライトはクリアパーツではないですが、塗装でクリアの雰囲気を出しました。
まずクレオスMr.カラーC8「シルバー」を塗った後、縁にタミヤカラーエナメルX-6「オレンジ」、それ以外にX-26「クリヤーオレンジ」を塗りました。


テールライトの縁に「オレンジ」を塗るのは、「クリヤーオレンジ」では下に塗った「シルバー」を十分に隠すことが出来ないためです。
真ん中の部分を「シルバー」に「クリヤーオレンジ」を塗り重ねたたため、縁がただの「オレンジ」だとしても、全体が「クリヤーオレンジ」のように見えるのではないかと思います。
次はヘッドライトとウィンカーを取り付けます。ヘッドライトとウィンカーには、ウェーブの「Hアイズ3」を使用しました。

ヘッドライトに2.2㎜、ウィンカーに1㎜径のものを使用。ウィンカーはタミヤカラーエナメルX-26「クリヤーオレンジ」を塗ってから取り付けました。

ヘッドライトを取り付けると、車両に表情が出るような気がしますね。さらに勢いでタイヤも接着してしまいました。

最後に、このキットでは用意されていないウィンドウシールドのガラスを用意して取り付けます。
使用するのは、USBケーブルなどの商品パッケージに使われている塩ビ板です。
窓のサイズをノギスで測ると、片方が7.7㎜×4㎜、もう一方が7.6㎜×4㎜でした。これに合わせて塩ビ板を切り出しました。

塩ビ板は切り出したままだと断面が白っぽく、フロントガラスに見えません。そこで、断面をサインペンで黒く塗っておきました。
出来上がったフロントガラスをウィンドウシールドに取り付けました。

ライト類やフロントガラスなどの接着には、毎度おなじみのセメダイン「ハイグレード模型用」を使用。クリアパーツをきれいに接着するのに絶大な威力を発揮します。

これで、全てのパーツの取り付けが完了しました。次はウェザリングを行います。

ウェザリング
実は「RLM02グレー」を下塗りした際、バンパーなどに錆の下塗りを行うのを忘れてしまいました。そこで、「軍用ジープ」ほどではないけれど、そこそこ使い込まれた状態を目指すこととしました。
まず車体全体にクレオスMr.ウェザリングカラーWC04「サンディウォッシュ」で汚し塗装を行いました。

「サンディウォッシュ」による汚し塗装は足回りなど車体下側に重点を置いて実施しました。
次に、バンパー、ボンネットの先端や座席周辺などのエッジにB4鉛筆をこすりつけて、塗料がはがれて金属の下地が出た状態を再現しました。

錆はリーフスプリングの周辺に加えるにとどめました。WC08「ラストオレンジ」を控えめに塗りました。

これで「民間ジープ」の完成とします。思った以上に手がかかるキットでしたが、出来上がったものは「太陽の牙 ダグラム」に登場するジープそのものです。

ウィンドウシールドはもともと可動するように作られていましたが、可動軸を強化することで安定して動かすことが出来るようにしました。

ところで「コンバットビークルセット」ですが、3箱開封して製作中です。「軍用ジープ」1台と、それ以外全ての車両が製作済みです。

そして今回、2台目の「軍用ジープ」を改造して「民間ジープ」を製作しました。

「軍用ジープ」のパーツはあと1台残っています。これもいずれ製作したいと思います。
続く。
おまけ:猫の図書館(11)「ねこようかい イイコ イイコ」
あ、これ「X」で見かけた面白いやつですね!
ウム。本屋で見かけたので、買ってきたのだ。

| 著者 | ぱんだにあ |
| 発行所 | 株式会社 竹書房 |
| ISBN | 978-4-8019-8884-2 |
「ねこようかい」の行動がいかにもネコって感じで、クスッとさせられますね。
それに人間たちも、いかにも「ネコ好き」でツボを押さえているのだ。

ところでタイトルが「ねこようかい イイコ イイコ」なのですが・・・
これは「第11巻」ということを表しているようなのだ。
へぇ、そんなに続いているんですか?他の巻も買ってきてくださいよ!
ウム。そうするのだ。




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