今年もハロウィンがやってまいりました。街にあふれるハロウィンディスプレイの影響で、何かハロウィンっぽいものを作りたくなりました。
そこで、以前製作したプラモデル「ビートル・カブリオレ」にお化けと黒ネコを追加してハロウィンっぽくアレンジすることにしました。

お化けと黒ネコはニードルフェルトで製作。お化けを「ビートル・カブリオレ」に乗せてみました。

黒ネコも「ビートル・カブリオレ」に乗せるつもりだったのですが・・・以下で説明します。
アオシマ(イマイ) 1/24「ビートル・カブリオレ」
まずは、「ビートル・カブリオレ」を紹介します。

この「ビートル・カブリオレ」、現在はアオシマから発売されていますが、元々はイマイ(今井科学株式会社)が発売したものです。

2002年にイマイが営業を停止して解散した後、金型がアオシマに移り、「フォルクスワーゲン 15ADK ビートル 1303S カブリオレ ’75」として販売されています。
今回製作したキットは、イマイから発売されていたものです。ヤフオクで出品されていたものを安価に落札。2015年頃に製作しました。

基本的にはキットをストレートに組み立てましたが、ワイパーをエッチングパーツに変更しました。

また、窓枠をクレオスの「メッキシルバーNext」とMr.カラーC92「セミグロスブラック」で塗り分けました。
ボディーカラーはクレオスMr.カラーC58「黄橙色」を使用しました。このカラーは半光沢ですが、ガイアカラーEx-03「Exクリアー」を塗り重ねてツヤありとしました。

内装のこげ茶の部分はクレオスMr.カラーC42「マホガニー」です。
ホイールはメッキパーツでしたが、シルバー塗装の鉄ホイールにメッキのホイールキャップが取り付けられたイメージとするため、ホイールキャップをマスキングしてクレオスC-8「シルバー」を塗りました。


モールなど、各部のメッキ部分には、クレオスの今は無き「メッキシルバーNext」を使用しました。

改めて眺めてみると、ハロウィンのイメージにピッタリのカラーリングです。
この「ビートル・カブリオレ」を、よりハロウィンな仕上がりとするため、お化けと黒ネコを乗せることにしました。
ニードルフェルトに挑戦
今回製作したお化けと黒ネコですが、ニードルフェルトという手法で製作しました。実は今回が初めての挑戦です。
家族がニードルフェルトで作品を製作しているのを見て、いつか自分もやってみたいと思っていました。いよいよその時が来たようです。
お題はハロウィンですが、いきなりオリジナルなものを製作するのは、さすがに無謀が過ぎます。そこで、家族から初心者向けのキットをもらって作ってみることにしました。
テントウムシ
という訳で、チャレンジするのは「テントウムシ」のキットです。


赤いテントウムシと黄色いテントウムシの2匹分の材料が入っていました。

初心者向けのキットということもあり、説明書の手順もそれほど複雑ではなかったです。

道具としてマットとニードルも借りて準備完了。説明書に従って製作しました。

まず赤いフェルトを丸め、ひたすらニードルでつついて本体を作りました。フェルトをつつくことでどんどん形が整うのが面白かったです。

途中、うかつにも指をつついてしまいました。血が出てきたので、傷口を瞬間接着剤で固めて止血しました。
次に黒いフェルトで頭部を作り、さらに黒いフェルトを小さく丸めたもので斑点も付けていきました。

斑点となる黒いフェルトは、最初は本体から突出していますが、ニードルでつつくことで徐々に埋め込むことが出来ます。


スピードアップのためにニードルを2本重ねて使用したり、形を整えるときは1本にしたりと工夫しました。

勢いで黄色いテントウムシも着手。斑点を取り付けるところまで製作を進めました。

最後に目として付属のビーズを縫い付けました。糸がはみ出すので、上から黒いフェルトをかぶせました。


そして、ニードルでつついて形を整えました。

実際に製作してみると、思った以上に楽しかったです。

コツがつかめてきたので、次はお化けのドライバーを製作します。
お化けのドライバー
まず白いフェルトで胴体を作りました。「ビートル・カブリオレ」の椅子の座れるようにするため、砲弾型にまとめたフェルトをゆがんだ形としました。



実際に「ビートル・カブリオレ」のシートに乗せつつ、形を整えました。


全体の形が整ってきたので、真ん中から下にかけて縦のしわが入るように形を修正しました。

この胴体にハンドルを握る腕を取り付けます。フェルトを少量まとめて、三角形の腕を2つ作りました。

この腕を胴体にあてがい、ニードルでつついて固定しました。

手がハンドルの位置に来るように、「ビートル・カブリオレ」に乗せて調整。

全体の形が整ってきたので、次は目と口を取り付けます。
目の部品として黒いフェルトを少量丸めたものを用意しました。これを目の位置にあてがい、ニードルでつついて埋め込みました。

ニードルをつつく位置をなるべく変えないようにして、胴体に対して目が大きくなりすぎないように注意しました。
もう一方の目も取り付けた後、口を取り付けました。

口は細長く丸めた赤いフェルトで作りました。目の位置がずれてしまいましたが、むしろこの方がお化けらしいのでOKということにしました。
練習で作ったテントウムシと並べてみました。1/24のカーモデルに乗せるには、思った以上に小さくする必要がありましたが、何とか形になりました。

「ビートル・カブリオレ」に乗せてみました。ここまでは思った通りに製作することが出来ました。

完全オリジナルで黒ネコに挑戦
お化けは割と単純な形状なので何とか形になりました。一方、黒ネコの形状はかなり複雑です。気合を入れて取り組みます。
黒ネコのナビゲーター
まず、頭部を作ってみることにしました。
黒いフェルトを少量とって丸めました。これをニードルでつついて固めつつ、耳の形を意識して一部を凹ませました。



出来上がったものにマズル(鼻と口がある部分)を追加します。マズルの材料として、黒いフェルトを少量丸めたものを用意しました。

そしてマズルの位置に取り付け、さらにニードルでつついて形を整えました。

更に頭の形を整えました。胴体となる部分も作り、頭と胴体をくっつけました。


次は顔を作り込みました。まず黄色いフェルトと黒いフェルトで目を作りました。



耳には薄いピンク色のフェルトを平たく伸ばしたものを取り付けました。そして胴体を曲げて猫背にしました。


試しに「ビートル・カブリオレ」に乗せてみました。ちょっと座りが良くないですが、今のところうまくいっているようです。

ネコとしての細部を作り込んだところ・・・
ここまでで、何とか頭と胴体が出来ました。

これに手足と尻尾を取り付けます。
まず黒いフェルトを細く丸めて両手を作りました。

形を整えつつ、胴体に取り付けました。また、猫背のフォルムを再現するために、背中にフェルトを足して形を整えました。


こ、これは・・・エジプト座りのネコのイメージが脳内に浮かび上がってくるではないですか!

両足には、平らにつぶした丸いフェルトを2つ用意。

この足の部品を胴体下部左右に取り付けて形を整えました。黒いフェルトを細長く丸めてしっぽの部品も用意。

本体にしっぽを取り付け、フェルトを少しづつ足して形を整えました。


ニードルで無心につついていると、フェルトが自分からネコの形に変化していくような感覚です。すごく面白いですね!

出来たものを「ビートル・カブリオレ」に乗せてみることにしました。のですが・・・


なんか前のめりというか、めちゃくちゃおさまりが悪くなってしまいました。無理やり乗せている状態で、助手席に座っているようには見えませんね。
ポーズをエジプト座りとしたのが敗因です。また、しっぽも邪魔になってしまっています。というか、途中から「ビートル・カブリオレ」に乗せることを完全に忘れてしまっていました・・・
気を取り直して、もう一回チャレンジ
何はともあれ、ニードルフェルトでネコを作ることが出来る、ということは分かりました。
問題は、いかにしてネコを「ビートル・カブリオレ」の助手席に座らせるか、ということです。
そのためには、アニメ「銀河鉄道の夜」や「グスコーブドリの伝記」に登場するキャラクターのような「ネコ人間」を意識して製作するのが良さそうです。

という訳で、もう一体製作を開始しました。

果たして10/31のハロウィンに間に合うのか?
続く。
おまけ:赤トマト君の「僕も作ってみた」(2)セリアの3Dウッドパズル「ステゴサウルス」(1)
この前セリアでこんなものを見つけましたよ!
おぉ、恐竜のウッドパズルか!それにしても、随分気前よく買ってきたな・・・

いろんな種類のものが売ってたので、買い漁ってきました。
「パラサウロロフス」とか「ディプロドクス」とか、マニア心をそそるラインナップだね。
はい、どうせならいろんな恐竜を作りたいと思いまして。
で、今日はどれを作るのかな?
ジャン!これです!!
「ステゴサウルス」か!

開封してみましょう・・・シートが2枚入っていましたよ。

結構パーツ数が多いね。これは楽しめそうじゃないか。
デザインナイフも使って、丁寧にパーツを取り外して・・・サクッ・・サクサクッ・・・
思ったより時間がかかっているぞ・・・それに、思ったよりデカいぞ!
痛たた・・・しまった、血が・・・
オェ、どうしたんだ、大丈夫か!
デザインナイフで切っちゃいました・・・
絆創膏を貼っておくのだ。

うぅ、面目ないです・・・
今日はここまでとして、けがが治ったら再開するのだ。
そうします・・・

つづく。


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