ハロウィンにちなんで、以前製作した「ビートル・カブリオレ」のプラモデルに乗せるキャラクターフィギュアを製作しました。

そして、ハロウィンのイメージで撮影を行いました。

キャラクターフィギュアは羊毛フェルトをニードルでつついて形を作る「ニードルフェルト」という手法で製作しました。

以下で説明します。
ハロウィンの「ビートル・カブリオレ」
10月初め頃、街のハロウィンディスプレイに影響され、何かハロウィンっぽいものを作りたいと思い立ちました。
何を作るか考えていて、以前「ビートル・カブリオレ」のプラモデルをハロウィンのかぼちゃのような色で製作したことを思い出しました。

そこで、このビートルにお化けや黒ネコなど、ハロウィンっぽいキャラクターのフィギュアを製作して乗せてみることにしました。
ニードルフェルトに挑戦
キャラクターフィギュアはニードルフェルトで製作することにしたのですが、実はこれまでニードルフェルトでなにかを作ったことは1度もありませんでした。
そこで、家族から初心者向けのテントウムシのキットをもらって作ってみました。

説明書に従って無心に羊毛フェルトをつついていると、テントウムシが出来上がりました。これはなかなか楽しいです。

コツがわかってきたので、お化けのドライバーを製作しました。

「ビートル・カブリオレ」の運転席に収めるには、かなり小さいものを作らないといけません。羊毛フェルトを小さくまとめて、ハンドルを操作するお化けを作りました。

ここまでは順調に進みました。
次は黒ネコを製作することにしました。お化けと比べて形状が複雑で、難易度が一気に上がります。
ネコをイメージしながら羊毛フェルトをつついていると、ネコのようなものが姿を現してきました。羊毛フェルトが自然にネコの形になっていくような感覚が面白かったです。


脳内のイメージに従って、さらに手足を付けたら、エジプト座りの黒ネコが出来上がりました!

「ビートル・カブリオレ」に乗せようとしましたが、下の部分が大きくなりすぎて、上手く乗せられませんでした。


どうやらエジプト座りとしたのが間違いだったようです。そこで、次はネコ人間の黒ネコを作ってみました。

今度はうまく乗せることが出来ました。


お化けと黒ネコは出来上がったのですが、後部座席がさみしいことに気が付きました。
ハロウィンらしいものということで、かぼちゃを3個製作。

さらにハロウィン感を高めるため、そのうち1つに「ジャック・オー・ランタン」の顔も追加しました。

「ビートル・カブリオレ」に乗せてみました。背景も用意して撮影。

ハロウィン感満載の作品に仕上げることが出来ました。
アオシマ(イマイ)1/24「ビートル・カブリオレ」
ここで、「ビートル・カブリオレ」のプラモデルについて説明します。
このプラモデルは、元々はイマイというメーカーから発売されていました。

イマイというメーカーはもうなくなってしまいましたが、金型をアオシマが引き継ぎました。
現在は「フォルクスワーゲン 15ADK ビートル 1303S カブリオレ ’75」という商品名で販売されています。
製作したのは、イマイから販売されていたものです。ヤフオクで安く入手しました。

基本的にはキットをストレートに組み立てましたが、ワイパーをエッチングパーツに変更しました。

また、ホイールは全体が一つのメッキパーツでしたが、ホイールキャップ以外の部分をシルバーで塗り分け、塗装の鉄ホイールにメッキのホイールキャップが取り付けられたイメージを再現しました。


ボディーカラーはクレオスMr.カラーC58「黄橙色」を使用。ガイアカラーEx-03「Exクリアー」を塗り重ねて仕上げました。

他の車に乗せてみた。
「オースティン・ヒーレー・スプライト Mk.Ⅰ」
グンゼ産業のハイテックモデル 1/24「オースティン・ヒーレー・スプライト Mk.Ⅰ」に乗せてみました。

「カニ目のスプライト」の異名を持つ「スプライト」、そもそもコミカルな見た目で、お化けや黒ネコなどのキャラクターを乗せても、全く違和感がありません。

「スプライト」は2シーターなので、かぼちゃは車体の上に置きました。フェルトなのでボディに傷がつく心配もなく、いろいろな配置を手軽に楽しめます。

次に、黒ネコを運転席に乗せてみました。ハンドルなどが多少干渉しましたが、柔らかいので無理なく収めることが出来ました。

プラモの損傷をあまり気にせずに乗せ換えて楽しめます。ニードルフェルトとクルマのプラモ、思った以上に相性がよいですね!

「オースティン・ヒーレー・スプライト Mk.Ⅰ」については、以下もご覧ください。(新しいタブで開きます。)
【プラモ】グンゼ産業 ハイテックモデル 1/24「オースティン・ヒーレー・スプライトMk.Ⅰ」
「MG-B Mk.Ⅰ」
次はアオシマ 1/24 「MG-B Mk.Ⅰ」に乗せてみました。
トノカバーが付いているので、助手席には座らせられません。運転席にお化けを乗せてみました。トノカバーによる囲まれている感が出て、良い雰囲気ですね。

黒ネコも乗せてみました。キャラクターが乗っていると、クルマも生き生きしてくるような気がします。ネコのドライバーも作ってみたくなってきました。

さらにかぼちゃも乗せてみました。座席の上に1つおいて、その上に顔付きのものを置いてみました。ちょっと背が低めで、子供が乗っているような感じになってしまいました。

ところで、この「MG-B」ですが助手席側のドアノブが取れて行方不明になってしまいました。そのため、助手席側からの写真を撮ることが出来ません。

ちなみにアオシマ 1/24の「MG-B」、以前は「Mk.Ⅰ」として売られていたように記憶しますが、最近は「Mk.Ⅱ」として売られているようです。
いずれ壊れた個所を修復しつつ、調査してみたいと思います。
「ホンダ S2000」
ここまでは古いヨーロッパ車でしたが、次は比較的新しい日本車に乗せてみることにしました。
以前製作したタミヤ1/24「ホンダ S2000」です。

どうなるのか、ちょっと心配でしたが、予想以上に違和感なく収まってくれました。

思った以上に応用範囲は広そうです。

「ダイハツ ミゼット」と「マツダ K360」
最後に、3輪トラックの荷台にかぼちゃを乗せてみました。

マイクロエース 1/32の「ダイハツ ミゼット 後期型」と「マツダ K360」です。これらも以前製作したものです。
荷台の幌は着脱できるように製作しました。かぼちゃを積んだ状態で幌を装着することもできます。

車両のコミカルなイメージが強調されて、なかなか良い雰囲気です。

もっとたくさん製作して、荷台をかぼちゃで満載にしてみたくなりました。

スケールが1/32だと、車両もかなり小さく荷台に乗せたものを取り出すのにも苦労します。しかし、ニードルフェルトで作ったものならニードルでつついて取り出せるので、とても便利です。

作品を製作してハロウィンを楽しむ。
2023年10月にSWEETの「ゴーストファイター」を作り始めてから2年が経過しました。

これまであまりハロウィンを意識したことはなかったのですが、「ゴーストファイター」を作ってからは模型製作のきっかけとしても良いのではないかと思うようになりました。

去年は何も出来ませんでしたが、今年はニードルフェルトでキャラクターを製作して「ビートル・カブリオレ」に乗せてみました。

ニードルフェルトで物を作るのが楽しく、出来上がったものをプラモデルのクルマと組み合わせて楽しむこともできます。新たな世界が広がったように思います。
「ハロウィン」には、模型のインスピレーションが刺激されるのかもしれません。果たして来年はどうなるのだろう・・・
続くかも?
製作過程(リンク)

ハロウィンの「ビートル・カブリオレ」の製作過程については、以下をご覧ください。(新しいタブで開きます。)
【ニードルフェルト】ハロウィンの「ビートル・ カブリオレ」(1)お化けのドライバーと黒ネコを作ったけど・・・
【ニードルフェルト】ハロウィンの「ビートル・カブリオレ」(2)ネコ人間の黒ネコとカボチャを製作
ご覧いただき、ありがとうございました。ハロウィンの「ビートル・カブリオレ」でした。
おまけ:赤トマト君の「僕も作ってみた」(3)セリアの3Dウッドパズル「ステゴサウルス」(2)
デザインナイフで怪我をして中断した「3Dウッドパズル」の製作を再開しますよ!

指のけがは大丈夫か?
もう治ったから大丈夫ですよ。それより、今度こそ完成させますよ~。
デザインナイフは切れ味が良いので、注意して扱うのだ。
はい、気を付けます。
刃が動く先に指を置かないようにするのが基本だぞ!
分かりました!もうけがはしたくないですからね。
それと、カッティングマットの上で作業するのだぞ。
カッティングマットも準備完了です!では、作ります!

こんどは慎重に作業しているね・・・

(サクッ・・サクッ・・ギュギュッ・・ギュギュギュッ・・)

できた!凄いのが出来たよ!

これはいいね!なかなか迫力があるのだ。
でも、ちょっとぐらぐらしますね・・・
心配ないのだ。接着剤でくっつけておけば大丈夫だ!


それにしても、これが100円とは侮れないな・・・
税込み110円ですよ。
つづく


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