【プラモ】バンダイ ビークルモデル「Aウィング」の製作(7)ディスプレイベースを作って完成!

SF

いよいよビークルモデル「Aウィング」の製作も最終回です。最後に、作りかけの2機の分のディスプレイベースを製作しました。

キットのディスプレイベースを使用せず、機体がディスプレイされる高さを変更してみました。複数の機体をより立体的に並べることが出来るようになりました。

自作のディスプレイベース

どんなものを作ったか

過去にもいくつかビークルモデルを製作したのですが、多数の機体を並べた時の横並び感が気になっていました。

棚に展示する場合にはこれで良いのですが、並べて写真を撮るときに不便に感じていました。

そこで、キットのディスプレイベースは使用せず、キット付属のものより高い位置にディスプレイ出来るものを作ってみました。

支柱が斜めになってしまった・・・

電池ボックスにプラパイプの支柱を立て、その先にボールジョイントによる可動部分を組み込み、角度を調節できるようにしました。そして、支柱の先端にピンヘッダーを組み込みました。

電池ボックスからの導線を極力目立たなくするため、プラパイプの中を通しました。ただし、ボールジョイントの中を通すことはできないので、可動部分では外を通しました。

このディスプレイベースの製作過程について説明します。まず、使用した材料を紹介します。

使用した材料

電池ボックスはKAUMOというメーカーの「電池ボックス 単3電池×2 直列 3V電池ケース ON/OFFスイッチ付き 電池ホルダー」で、Amazonで2個セットで売っていました。

支柱はウェーブの「4.5㎜肉厚プラパイプ」と「5.5㎜肉薄プラパイプ」を組み合わせて使用。

支柱を電池ボックスに立てるためにタミヤのプラ材「5㎜L字棒」を使用しました。

ボールジョイントにはウェーブの「BJ-05ボールジョイント5㎜」と「BJ-05プラサポ①」を使用しました。

機体に組み込んだピンソケットと接続するため、ピンヘッダーを2ピン分使用しました。

支柱先端部分は、プラストラクトのパイプ「TBFS-10(7.9㎜径)」でカバーを作って覆いました。

他に、0.2㎜ポリウレタン銅線やタミヤのエポキシパテなどを使用しました。

先端部分の製作

先端部分に組み込むボールジョイントとして、「BJ-05ボールジョイント5㎜」の「ボール受け(部品番号C)」と「BJ-05プラサポ①」の「軸付きボール(部品番号1)」を使用しました。また、「ボール受け」の軸にプラサポの「軸受け(部品番号5)」を取り付け、その先にピンヘッダーを取り付けました。

「軸付きボール」の軸の部分と、「4.5㎜肉厚プラパイプ」の内側を削って組み合わせられるようにしました。

先端にピンヘッダーを取り付けられるようにするため、「ボール受け」の軸に溝を掘りました。この溝にピンヘッダーのピンが収まります。

各部品を組み合わせ、ピンヘッダーを取り付けてみました。

さらに、「Aウィング」の機体を取り付けてみました。上手くいきそうです。

ピンヘッダーの基部から「ボール受け」までをカバーするため、プラストラクトのパイプ「TBFS-10(7.9㎜径)」から15㎜の長さの「カバー」を切り出しました。また、「ボール受け」の左右の軸を切り取り、断面をデザインナイフで整えました。

ピンヘッダーの取り付け

次は、ピンヘッダーの取り付けです。ピンヘッダーに導線を取り付けつつ、先端部分のカバーから導線を外に出します。

電池ボックスから黒い導線を5㎝の長さで2本切り出し、ピンヘッダーにはんだ付けしました。

ピンヘッダーにはんだ付けした導線が納まるようにするため、「軸受け」の一部を削り取りました。また、「4.5㎜肉厚プラパイプ」は「軸付きボール」の軸より少し短めに切っておきました。

「軸付きボール」と「4.5㎜肉厚プラパイプ」を接着し、「カバー」以外の各部品を組み合わせました。また、「カバー」に導線を通すため、1.5㎜径の穴を2つ開けました。

2本の黒い導線をカバーに開けた穴に通しました。

導線を引っ張りながら、先端部分全体を「カバー」の中に収めました。

「Aウィング」を取り付けて、導線から3Vを供給してみました。すると、無事に噴射口が光りました。

先端部分の「カバー」とピンヘッダーの間をエポキシパテで埋めました。

電池ボックスと接続

電池ボックスに取り付ける支柱と先端部分を「5.5㎜肉薄プラパイプ」でつなぎます。「5.5㎜肉薄プラパイプ」に穴を開けて、パイプ内に導線を引き込みます。

「5.5㎜肉薄プラパイプ」からパイプを切り出し、1.5㎜の穴を2つ開けました。

先端部分からの導線を「5.5㎜肉薄プラパイプ」の穴に通しました。また、電池ボックスからの導線の余分を切りました。先端部分の導線と電池ボックスの導線をつなぐためのポリウレタン銅線も2本用意しました。

見づらいですが、ポリウレタン銅線も2本映っています。

パイプ内でショートしないようにするため、赤い線をさらに短く切り、黒い線の長さを変えました。そして、ポリウレタン銅線をはんだ付けしました。

導線のマスキングテープが張られた部分は最終的に支柱の外に露出します。

電池ボックスの導線を支柱となるプラパイプに通しました。そして、支柱を電池ボックス側にずらして反対側から導線を出し、先端部分の導線とはんだ付けしました。

接続用の「5.5㎜肉薄プラパイプ」に先端部分をはめ込み、接着しました。また、パイプ内でショートしないようにするため、片方の配線のはんだ付け部分をマスキングテープで覆いました。

配線の長さを変えて、はんだ付け部分が接触しないようにしましたが、念のためマスキングテープも使用しました。

支柱を先端部分側にずらしながら先端部分、接続用プラパイプおよび支柱を接着しました。

塗装して接着して完成!

「4.5㎜肉厚プラパイプ」と電池ボックスを固定できるようにするため、プラパイプ側にタミヤプラ材「5㎜L字棒」を接着しました。

長めのものをプラパイプに接着した後、さらにガイドとして5㎜の長さに切り出したものを長めのものに接着しました。

電池ボックス、配線およびピンヘッダーの端子部分をマスキングして、クレオスC92「セミグロスブラック」で塗装しました。これを電池ボックスに接着して完成です。

「Aウィング」を高い位置に配置することで、多数の機体を立体的にディスプレイ出来ます。

以前にビークルモデルの「Yウィング」にLEDを組み込んで製作しましたが、端子部分を共通としたので、この「Yウィング」を取り付けることもできます。

おまけ

ビークルモデルのディスプレイベースに、延長用の支柱を追加して、高さを変えて展示できるようにしてみました。

これらの「Yウィング」はキットをストレートに製作したものです。

ビークルモデルのディスプレイベースに支柱を追加

この場合は導線が不要なので、追加した支柱もいたって簡単に製作出来ました。使用した材料は、

  • ウェーブの「BJ-05ボールジョイント5㎜」と「BJ-05プラサポ①」
  • タミヤのプラ材「3㎜丸棒」

です。タミヤの「3㎜丸棒」を「追加支柱」として使いました。

「追加支柱」の先端に「BJ-05ボールジョイント5㎜」の「ボール受け(部品番号B)」と「BJ-05プラサポ①」の「ボール(部品番号2)」を取り付けました。また、反対側の端にプラサポの「軸受け(部品番号5)」を取り付け、キットのディスプレイベースと接続できるようにしました。

その先にピンヘッダーを取り付けました。

「追加支柱」に「ボール」を接着しました。また、「ボール受け」左右の軸を切り取りました。

「追加支柱」の反対側には、「軸受け」を接着しました。取り外し可能とするため、キットのディスプレイベースには接着していません。

「軸受け」の長さに余裕があまりないので、「追加支柱」は浅めにはめ込むようにしました。

「追加支柱」に取り付けた「ボール」の接着剤が十分固まったところで、「ボール受け」をはめ込み、ビークルモデルの「Yウィング」に取り付けてみました。

「追加支柱」の先端取り付けた「ボールジョイント」により、機体の姿勢を調整することが出来ます。

「ボール受け」にバンパープライマーを塗った後、全体に「セミグロスブラック」を塗って完成です。キットのディスプレイベースに取り付けることで、複数のビークルモデルを立体的に展示できます。

完成したビークルモデルを撮影

6機の「Aウィング」を並べて撮影しました。

「追加支柱」を使用して「Xウィング」を高い位置に加えて撮影してみました。

「Xウィング」のエンジンは光らないのですが、画面の端に置けば違和感はないですね。

しまった、Xウィングの噴射口が写ってしまった・・・

「Yウィング」も加えてみました。楽しいです!

そろそろ「ムーン・バス」の製作を進めなくては・・・。

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