【プラモ】ハセガワ1/32「F6F-3/5ヘルキャット」の製作(6)胴体下面の工作、尾翼の組み立て、プロペラの塗装など

航空機

ハセガワ1/32の「F6F-3/5ヘルキャット」の製作です。今回は胴体下面の工作、尾翼の組み立てなどを行いました。

胴体下面の工作

胴体外面には、主翼付け根の直後辺りに大きな点検口と三つのライト、そして凸モールドのリベットと継ぎ目があります。これらは、継ぎ目の処理を行うと、一部が消えてしまいます。

これらを再現することにしました。まずは、真ん中の継ぎ目を瞬間接着パテで埋めてやすりで削っておきました。

胴体下面の点検口

点検口のスジボリを彫って再現、ということができればよいのですが、自分には曲面に綺麗にスジボリを施すだけの技術がない。どうしたものかと機体各部を眺めていると、小さな点検口がいくつかあることに気が付きました。

このキットでは、点検口はスジボリではなく、蓋を貼り付けたような彫刻で表現されています。これと同様の表現となるように、サーフェイサーの厚塗りで再現することにしました。

ハッチの形に合わせて、細切りにしたマスキングテープを貼りました。そして、周りをマスキングテープとコピー用紙でカバーしました。

タミヤのスプレー缶タイプのサーフェイサーを2回塗り重ねました。

サーフェイサーが十分乾燥したところで、マスキングテープをはがしてみました。後端部分が左右対称でなくなってしまいました。

なるべく左右対称に近くなるように、デザインナイフで削り取りました。

胴体下面のライト

胴体下面の三つのライトはプラパイプを埋め込んで表現してみることにしました。プラパイプは、エバーグリーンの「プラボウ ロッド・パイプセット」に含まれる一番太いものを使用しました。

このパイプの寸法は、外径4.8mm、内径3.3mmです。このパイプの中を塞ぐため、3mmのプラ棒を組み合わせて使用することにしましたが、3mmでは少し隙間ができてしまいます。

そこで、3mmのプラ棒に0.1mmプラ板を巻き付けたものを用意しました。0.1mmプラ板を2巻きし、少しやすりで削ったところ、プラパイプにぴったり合うようになりました。

ライトのクリア部分はウェーブの「Hアイズ1」より3.5mmのレンズを使用することにしました。

プラパイプを胴体に固定した後、レンズを接着し、胴体の外面に合わせて削ることにします。一通り部品がそろったので、胴体下面への組み込みを行います。

胴体下面の継ぎ目をパテとやすりで平らにした後、ライトの部分にドリルで穴を開け、4.8mmプラパイプがぴったり収まるようにやすりで削りました。

胴体下面後部の尾脚収容部分のつなぎ目も成型しておきました。

ライトの部分にあけた穴に4.8mmプラパイプを接着しました。瞬間接着剤で位置決めを行い、内側にエポキシ系接着剤を塗りつけることで固定しました。

1つ接着したところ。残り2つも接着しました。

胴体とパイプの隙間は瞬間接着剤を塗って埋めておきました。そして、1日以上放置し、エポキシ系接着剤が十分に固まったところで、余分な部分をやすりで削りました。

パイプに埋め込んだ3mmのプラ棒の部分を3mmのドリルで座ぐることで、ライトの反射板のようなへこみを再現し、黒、シルバーの順に塗装しました。

シルバーはガイアノーツのプレミアムミラークロームを使用。ツヤ有の黒を塗った上にエアブラシで塗装することで、磨き上げた金属のような質感が得られます。下地の黒をピカピカに磨いておけば、メッキのような質感も出せるようです。

塗装が十分に乾燥したところで、「Hアイズ1」より3.5mmのレンズをはめ込みました。

そして、機体外板の曲面となじむようにやすりで削りました。

さらに、徐々にやすりの番手を上げて削り、コンパウンドで磨いて透明になるようにしました。ライトの周囲がやすりで荒れていましたが、この時同時に磨いておきました。

胴体下面に凸リベットを追加

胴体上面と同様に、胴体下面にも凸リベットを追加しました。2枚重ねにしてリベットの位置に穴を開けたマスキングテープを貼り、瞬間接着パテを塗りました。

パテが固まったところではみ出したパテをナイフで削り取り、マスキングテープをはがしました。何とかポツポツが付きましたが、もう少し改良が必要かもしれません。なかなか難しいです。

凸彫のスジボリは塗装時に塗膜の段差で再現することにします。

尾翼の組み立て

水平尾翼を胴体に接着しました。後ろから見て、水平になるように注意しました。

上部にはアンテナ線支柱があり、垂直尾翼左側に一体で成型されているのですが、根元で折れてしまっていました。

幸い、折れた支柱が残っていたので、これをそのまま接着しました。

今回制作しようとしている機体の場合、垂直尾翼に白い帯が入ります。そのため、垂直尾翼の上部をクレオスGX1「クールホワイト」で塗装しておきました。

プロペラの塗装

プロペラ先端はオレンジイエローの警告マークで塗られています。まずは下塗りとして、白を塗装しました。エアブラシでプロペラの先端にクレオスGX1「クールホワイト」塗装しました。

次に、オレンジイエローを塗装しました。組み立て説明書ではクレオスC58「黄橙色」が指定されていますが、赤みが強すぎるように感じたので、「黄橙色」にクレオスGX4「キアライエロー」を少量混ぜたものを使用しました。

警告マークの部分をマスキングしてクレオスC33「つや消しブラック」で塗装ました。

そして、羽の付け根の部分にタミヤエナメル塗料X「クロームシルバー」を筆塗りしました。

あとはデカール貼りですが、他の部分と一緒に貼ることにしました。

モーターの配線

モーターの配線を延長して、尾脚収容部分の開口部から外に出しておくことにしました。まずは、延長用のリード線を用意して、モーターのリード線にはんだ付けしました。

リード線をプラ材で機体内側に固定することにしました。プラ材には、タミヤ「3mmコの字棒」を使用しました。

はんだ付けした部分にはマスキングテープを巻いておき、機体内部に固定しました。瞬間接着剤で仮止めした後、完成後に外れないようにするため、エポキシ系接着剤でがっちりと固定しました。

延長したリード線を尾脚収容部分の開口部から外に出しました。

次回は主翼の取り付けを行う予定です。

つづく。

コメント

タイトルとURLをコピーしました