【プラモ】「海防艦 国後」の製作(7)艦載艇、ダビット

艦船

みなさん、こんにちは。青木鳥です!ピットロードの占守型海防艦のキットを使用して国後を製作していきます。今回は艦載艇とダビットです。部品が繊細だったり、ぴったり合う部品がなかったりしましたので、あれこれ知恵を絞って作り込んでいきました。

艦載艇の加工

占守型海防艦には、6mカッター2隻、6m内火艇1隻、6m通船1隻が搭載されていたようです。これらは、キット付属のものを使用することにしました。これらの部品には、ボードダビットに取り付けるための円筒形のガイドモールドがあります。まず、これをすべて削り取りました。

全部で16隻、すべて加工しました。

何しろ部品が小さいので、マイクロナイフを用いて慎重に削りました。

ボートダビットに取り付けた後では塗装が難しいと考え、この段階である程度塗っておきました。まずMr.カラーC62「つや消しホワイト」を筆塗りし、茶色っぽい色で墨入れしました。

そして、床面などをタミヤエナメル塗料XF59「デザートイエロー」で筆塗りしました。

部品が細かくて、ここまで塗るのが精いっぱいでした。

ラッフィング型ボートダビット

ボートダビットはファインモールドのナノドレッドシリーズを使用しました。かなり繊細な部品で、普通に切り出して取り付けたのでは、うまく平行に取り付けられないと判断しました。

そこで、ボードダビットがランナーについたままの状態で、間にスペーサーをかませて固定することにしました。

この状態で艦載艇をボードダビットに接着すれば、平行を保ちつつボートダビットを固定できるはずです。

スペーサーの幅は2.8mmがちょうどよさそうでした。

まず、船体側のボードダビット取り付け部分の間隔を測ったところ、4.8mmでした。

また、ボートダビットのランナーの太さが2mmでした。ボートダビットはランナーの中央に成型されているので、1mmずつ内側にオフセットさせればよいです。したがって、スペーサーの幅を2.8mmとすれば、ボートダビットの間隔を4.8mmとすることができます。

2.8mmのスペーサーとしては、このボートダビットのパーツのランナーの一部を使用することができました。下の写真の部分の幅がちょうど2.8mmだったのです。

 

 

まず、ランナーから写真の部分を切り出し、片方のボートダビットのランナーに接着しました。

そして、もう片方のボートダビットのランナーをマスキングテープで仮止めした後、位置を調整して瞬間接着剤で固定しました。

ボートダビットに艦載艇を瞬間接着剤で接着し、クレオスC32「軍艦色2」を筆塗りしました。

ダビット

船体各部に取り付けられているダビットについては、資料の図面や写真を参考に以下のように推測しました。

  1. 竣工時、キスカ撤収作戦時は、船体の後部マストが取り付けられているあたりの両舷にダビットが設置されいる。
  2. 全ての時期において、船体後部リノリウム甲板の右舷後端にダビットが設置されている。

写真より、後部マスト横のダビットは、上部が曲線的な形状をしており、天幕展張時などには折りたたむこともできるようです。資料の図面には、昭和19年時にはこのダビットは取り付けられていないように描かれています。上部構造物後端に搭載されている浮標を扱うためのものでしょうか?

さっそく手持ちのパーツを調べてみましたが、ちょうどよさそうな形状のパーツが見つかりませんでした。真鍮線で自作しようかとも考えていましたが、今回使用したラッフィング型ボートダビットセットに含まれる魚雷積み込み用ダビットを改造すればいけそうな気がしてきました。

これを加工する。

この製品は素材がABS樹脂です。以前1/48のドイツ機を制作したときに使用したシートベルトも同じ素材で、シートにフィットさせるのに曲げまくりましたが大丈夫でした。

そこで、試しにピンセットを使って曲げてみたところ、折れることもなく曲げることができました。魚雷積み込み用ダビットの部品には、途中に丸い突起が付いており、また「くの字」の形をしています。

途中の突起を切り飛ばし、ピンセットで曲げてみたところ、それらしい形に加工することができました。

加工後はこうなりました。

リノリウム甲板右舷後端のダビットは、キットの図面や資料の作例では、もっと中央寄りに設置されています。

しかし、この位置では3番主砲の旋回の邪魔になりそうですし、資料(「艦船模型スペシャル2008年3月号 北方作戦」再び古い本で申し訳ない)の作例では右舷の端に取り付けられています。

今回は右舷端に取り付けることにしました。

甲板の塗装

リノリウム甲板のリノリウム押さえ金具を色鉛筆で塗ったものと、エッチングパーツを貼ったものについて、マスキングによる損傷を防ぐため、軍艦色を筆塗りすることとしていました。(詳細は、以下をご参照ください。)

【プラモ】「海防艦 国後」の制作(3) リノリウム押さえ金具

今回、クレオスの軍艦色2を筆塗りしました。勢いで、4隻とも塗ってしまいました。

これで、繊細なナノドレッドのボートダビットもうまく扱う方法が分かってきました。また、付属の魚雷積み込み用ダビットも加工が利き、思っていた以上に利用価値が高いことが分かりました。

つづく

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