以前製作したエレール1/43「オースティン・ミニ」をご紹介いたします。
オースティン・ミニ
ご存じ「ミニ」です。このモデルは、フロントグリルが六角形、ドアヒンジも内蔵されたタイプです。いわゆるマークⅢということになるでしょう。
イギリスの自動車メーカーが統合された時期、オースティンが属するBMCとレイランドグループが統合してBLMCとなった後のモデルで、ミニ850、ミニ1000として売られていたモデルに相当するように思います。
テールライトも角形の大きなものが取り付けられています。オーバーフェンダーはなく、バンパーにもオーバーライダーが取り付けられておらず、最初期のミニのクラシカルな雰囲気ともまた異なるシンプルな魅力があると思います。
2000年に生産終了した車ですが、今でも結構見かけることがありますね。凄いことですよね。個人的には、この模型のようにオーバーフェンダーが装備されておらず、側面がすっきりしたタイプのミニが好みです。
キットの箱絵について
英国車といえばブリティッシュグリーン。このキットの箱絵でも、天井までブリティッシュグリーン1色で塗られています。
また、キットとは異なる8本スポークのホイールが描かれています。このホイールが付属していたら、別の塗装で仕上げたかもしれません。
組み立てについて
何しろ小さな模型なのですが、部品がやたらと分割されていました。完成後は見えなくなるのですが、エンジンが再現されていました。エンジンは3つの部品で構成されています。完成すると全く見えなくなってしまうのですが・・・
内装も細かく再現されています。きれいに塗り分けてみたくなりますが、完成するとほとんど見えないのがつらいところ・・・いや、「ここは手を抜いてもいいんだ」と、悪魔のささやきが聞こえてくるところですね。
クリアーパーツは窓だけでなく、ヘッドライトのレンズ、フロントウィンカー、リヤのコンビネーションランプまで用意されていました。
サイドミラーやマフラーまで別部品となっていました。従って、組み立て時は部品をなくさないようにすることが重要でした。
また、ボディーは本体と前部、後部が別部品となっていました。
これらを隙間なく接着する必要があります。自分はフロントの左側に隙間をあけてしまいました。
塗装について
ミニといえば、箱絵のブリティッシュグリーンやレッドが思い浮かびますが、このミニはちょっと変わった色にしようと思い、ガイアノーツのボトムズカラーのアイスグリーンを塗ってみました。
軽い感じにしようと思い、天井は白で塗っています。ホイールは普通のシルバーで塗りましたが、グレーか何かで塗って細部をシルバーで塗り分けた方がよかったかもしれません。
各部のモール類は、ボディ色を塗装した後、マスキングしてクレオスの「メッキシルバーNext」を塗りました。
「メッキシルバーNext」については、シトロエン11CVの記事で紹介しましたが、この塗料を塗る場合は下地を黒で塗り、つやつやにしておかないといけません。
パーツが極小で、下地のツヤを出し切れなかったためか、いまいちくすんでしまっているように思います。メッキ部分とホイールでシルバーに差が出ているのが救いでしょうか。
ヘッドライトは基部とレンズが別部品。サイドミラーも極小の別部品です。
フェンダー上のウィンカーはメッキシルバーNextを塗装した後、レンズ部分をクリアーオレンジで筆塗りしました。
そして、フロント部分のウィンカーも別部品のクリアパーツ。これがまた小さい!うろ覚えですが、フィニッシャーズのクロームシルバーを筆塗りしたように記憶します。とにかく部品が小さくて、なくさないようにするのが大変でした。
リヤのコンビネーションランプもクリアの別部品でした。こちらはボディー側の基部をメッキシルバーNextで塗装した後、クリアーオレンジとクリアーレッドで塗り分けたコンビネーションランプをタミヤのクラフトボンドで接着しました。
内装は、窓枠や天井をライトグレーで塗装して、軽い感じになるようにしました。
写真に撮って拡大してみると、いろいろ粗が目につきますが、実物は小さいのでそれほど気にならないです。小さいけど存在感があるところが気に入っています。
エンジン、内装まで再現されているキットなので、クリアパーツを作り直したり、ボンネットを開けられるようにしたりしても楽しいかも。自分にはそんな技術はないですが・・・
ご覧いただき、ありがとうございました。エレールの「オースティン・ミニ」でした。
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