【プラモ】ドラウィング1/48「コードロン C.630 シムーン」の製作(4)主翼、尾翼を取り付けた。

航空機

ドラウィング1/48「コードロン C.630 シムーン」を製作しています。

機体に主翼と尾翼を取り付けました。着陸脚も取り付け、飛行機の形が見えてきました。

以下で説明します。

前回のおさらい

前回までに胴体が出来上がりました。

機首下面の排気管をプラ材で自作しました。接着は塗装の後に行います。

今回はこの胴体に主尾翼を取り付けます。

尾翼の組み立て

ラダーの取り付け

垂直尾翼は胴体と一体で整形されています。一方、ラダーは別部品です。プラパーツとレジンパーツの2種類が用意されていました。レジンパーツとして用意されているものを使用することにしました。

仮組、摺合せを行いラダーが所定の位置に収まるようにしましたが、垂直尾翼の上端が少し短くなってしまいました。

そこで、垂直尾翼の上端の後側を少しやすりで削って平らにした後、瞬間接着剤で0.2㎜プラバンの細切りを2本重ねて貼りました。

タミヤの「硬化促進剤(瞬間接着剤用)」を塗って瞬間接着剤を固まらせました。そしてラダーを仮組しつつやすりで削って形を整えました。

水平尾翼の取り付け

水平尾翼は本体とエレベーターが別部品で用意されており、本体は上下に2分割されています。

(組み立て説明書では部品番号C9とC10が入れ替わっているようなので注意が必要です。)

水平尾翼の上下を組み合わせると、下側のパーツが少し浮いてしまいました。

そこで、水平尾翼下側のパーツを削って浮かないようにしました。またエレベーターを水平尾翼と仮組しつつパーティングラインと干渉しそうな部分を削っておきました。

左右でパーツの形状が似ているので、部品番号を書いたマスキングテープを貼りました。

水平尾翼もキットのままでは胴体と上手く組み合わせることが出来ません。接続部分を削り込んで上手く組み合わさるようにして接着。そしてエレベーターを仮組してみました。

すると、エレベーターが少し外に出た状態となってしまいました。また、削り込んだため幅が少し足りなくなってしまいました。そこで、側面に0.2㎜プラバンを貼って延長しつつ、はめ込む部分を削り込んで水平尾翼にきれいに収まるようにしました。

最後に出来上がったエレベーターを水平尾翼に接着しました。

主翼の組み立て

主翼の取り付け

主翼は胴体下面と左右下面が一体となったパーツに左右の主翼上面を接着する構造です。そしてエルロンが別部品で用意されています。

組み立て説明書では主翼上下を接着してから機体に接着するように指示されていますが、胴体と主翼の間に隙間が出来ないようにするため、先に主翼上面を接着しました。

主翼上面パーツと胴体は仮組の段階ですり合わせを行っておいたので、すんなり取り付けることが出来ました。ただし主翼上面の接着強度に不安があったので、裏側に0.5㎜プラバンの帯を接着。瞬間接着剤を流し込んで補強しました。

次に、胴体下面と主翼下面が一体となったパーツ(部品番号B1)を取り付けます。仮組すると主翼上下のパーツが少し浮いた状態となり、隙間が出来てしまいました。

そこで主翼上下のパーツがきちんと組み合わさるようにするため、下面パーツの全体にやすり掛けを実施。胴体側や主翼上面裏側に貼ったプラバンなど、干渉しそうな場所は徹底的に削り込みました。

とにかく現物合わせで削りまくりました。

またこのパーツはそのままでは下に垂れ下がってしまい、下反角が付いた状態となってしまいます。

風の谷のガンシップみたいになってしまった。

これに対処するため、主翼下面と胴体の付け根に慎重に手で曲げ癖を付けました。そして上面と仮組すると、先端部分に隙間が出来たので、0.2㎜プラバンを貼って延長しました。

これで何とか主翼下面を取り付けられるようになりました。そこで、接続部分に少しづつ流し込み接着剤をしみこませて接着しました。

やってしまった

主翼の付け根が外れた!

主翼の接着では、上反角を付けるために上に反らせながら少しづつ接着しました。ともすると上反角が0度になってしまいそうになるので、何とか上反角を付けようと夢中になっていると、パキッ、パキッという不吉な音が・・・

嫌な予感がして機体各部をチェックすると、左主翼上面の付け根が胴体から外れてしまっていました。

気を付けていたのですが、少し力を加えすぎたようです。瞬間接着剤にノズルを装着して割れた部分に流し込み、しばらく手で保持して修復しました。

主翼付け根後端付近に出来た隙間をサーフェイサーで埋めることにしました。面相筆で隙間部分にサーフェイサーを塗り、数日放置してからさらに際フェイサーを塗り重ねました。これを数回繰り返した後、やすりで削って均しました。

右主翼後端も同様に隙間を埋めました。

コックピット前面パーツが取れた。

何とか主翼を修復して一安心と思いきや・・・胴体とコックピット前面パーツの接続部分も割れてしまっていました。

接着部分をやすりで整えるため、コックピット前面パーツを取り外しました。すると、窓ガラスの部分に小さな傷を見つけてしまいました。この傷を取り除くため、800番から順に10000番までやすり掛けを行い、コンパウンドで磨きました。

やすりはゴッドハンドの「神ヤス!スペシャルパック」、コンパウンドはハセガワの「セラミックコンパウンド」を使用。最後にハセガワの「コーティングポリマー」を塗りました。

コックピット前面パーツを瞬間接着剤で胴体に接着。継ぎ目にクレオス「サーフェイサー」を数回塗り重ねました。数日放置して乾燥させ、やすりで削って平らに均しました。

次はコックピットの塗装です。前面ガラス部分にキット付属のマスキングシートを貼り、ガイアカラーNo.62「ミディアムブルー(FS35164インターメディエイトブルー)」を塗りました。すると、胴体パーツ左右の接続部分にもひびが入っていることが判明しました。

コックピット前面パーツが外れた時のダメージが胴体上面にまで及んでいたようです。胴体上面を接着しなおすため、やすりで「ミディアムブルー」を削り落とし、デザインナイフでつなぎ目部分に溝を彫りました。

伸ばしランナーを溝に埋め込むように瞬間接着剤で接着。その周囲にも接着剤を塗りました。瞬間接着剤には「タミヤ瞬間接着剤イージーサンディング」を使用しました。

やすりで削って平らに均し、スジボリを彫りなおしました。

コックピットのクリアーの「ミディアムブルー」を一部削り落としてしまったので筆塗しました。また、胴体上部の修復を行った部分にクレオスC45「セールカラー」を筆塗。ひび割れが埋まっていることを確認しました。

気を取り直して作業再開

主翼各部の継ぎ目処理

主翼下面パーツの中央部と胴体下面の間に部品の継ぎ目が出来ますので、サーフェイサーで埋めました。また、その少し後方のスジボリを彫りなおしました。

主翼前縁および下面後部にも部品の継ぎ目が出来ます。これもサーフェイサーで埋めました。このうち特にエルロンより内側の主翼下面が厄介でした。

主翼には、胴体との付け根とエルロンの間に前後に帯状のモールドが彫刻されています。下面の部品の継ぎ目がこのモールドの上に走っています。これをうまく埋める必要があります。まずモールド左右の継ぎ目にサーフェイサーを塗り重ねました。

サーフェイサーを十分乾燥させた後、やすりで平らに削りました。また、エルロンがはまる部分の段差にはプラ材を貼ってからやすり掛けをすることで、直線になるように形を整えました。また、胴体との付け根付近のスジボリが埋まってしまったので彫りなおしました。

次は帯状のモールド部分の継ぎ目を埋めます。まずモールドの左右にマスキングテープを貼りました。そして継ぎ目の部分にサーフェイサーを塗り重ねました。

マスキングテープを貼ったままの状態でやすり掛けを行いました。そしてマスキングテープを剥し、スジボリを彫りなおしました。

これで主翼の部品継ぎ目が埋まりました。

次はエルロンを取り付けます。

エルロンの取り付け

エルロンも主翼同様に上下に分割されていて、下面後部に継ぎ目が出来ます。

この継ぎ目を埋めるため、伸ばしランナーを「タミヤ瞬間接着剤イージーサンディング」で接着しました。そしてやすりで削って平らに均しました。

継ぎ目周辺のスジボリが埋まってしまったので彫りなおしました。

スジボリには曲線刃を取り付けたアートナイフプロを使用。埋まっていない部分のスジボリに刃を添わせ、スライドさせることで上手く掘ることが出来ました。

このまま主翼に取り付けるとエルロンが主翼からはみ出すので、やすりで削ってはみ出さないように調整して接着しました。

着陸脚の取り付け

「シムーン」の着陸脚にはカバーが取り付けられています。主脚柱は転輪と軸を挟み込んで接着する構造です。ただし、このまま組み立てると継ぎ目処理と塗装がやりにくくなってしまいます。そこで転輪と軸を塗装後に取り付けられるように加工することにしました。

主脚柱パーツ(部品番号E16,E17,E19,E20)の内側には軸をはめ込む穴がモールドされています。このモールドの一部をデザインナイフで外側まで延長して、転輪の軸を後からはめ込めるようにしました。

加工前
加工後

左右の主脚柱パーツを接着して継ぎ目を処理しました。

転輪カバーにはスジボリがモールドされています。継ぎ目処理で消えてしまった部分をエッチングノコで彫りなおしました。出来上がった主脚柱を主翼に接着しました。

尾脚柱は左右を接着した後で外から転輪の軸を取り付けられる構造です。

そのため、組み立て説明書通りに左右を接着して継ぎ目を処理しました。そして胴体側の取り付け穴を1.5㎜のドリルで広げて仮組しました。接着は塗装後に行うことにします。

胴体上面の塗装

クレオスMr.カラーC45「セールカラー」にC46「クリアー」を足したものを塗りました。

主翼付け根が外れたり、胴体上面にひびが入ったりと苦労しましたが、何とかここまで形になりました。

次回はマスキングして赤い部分を塗装し、デカールも貼りたいと思います。

続く。

おまけ:猫の大福さん(22) 床掃除が出来ない~

今日も猫毛の掃除をするぞー!

オー!

むむ、大福さん、そんなところで寝転がって何を・・・

コ、コラ!やめるのだ、大福さん!

あれ、何を騒いでいるのですか?ちゃんと掃除してください!

いや、大福さんが床クリーナーにちょっかいを出してきて、掃除が出来ないのだ。

大福さんは床クリーナーにちょっかいを出すのが大好きですからね。

そこは後にして、こっちを掃除してください。

分かった、そうするのだ・・・

おまけ:猫の大福さん(21) 今年も換毛期がやってきた。

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