【プラモ】「海防艦 国後」の製作(4)上部構造物本体

艦船

みなさん、こんにちは。青木鳥です!引き続き、国後を製作していきます。ひけの処理、窓の修正など、相変わらず地味な作業が続いていますが、完成度を上げるために頑張ります。

上部構造物の組み立て

上部構造物は、「上構側板(右)」、「上構側板(左)」および「上構天板」の3つの部品を接着するようになっています。まずは、これらの部品を組み立てました。

主砲取り付けガイドモールドは、甲板と同様に2mmのドリルで軽く穴をあけた後、削り取りました。また、主砲取り付け部の後ろに目立つ引けがあるので、パテで均しました。

上部構造物天板の取り付け部分に継ぎ目、段差ができてしまいました。

整形の際、扉が邪魔になりそうです。丸い窓も大きいので修正することとしました。

継ぎ目の処理と窓の修正

側面には水密扉がモールドされています。継ぎ目を修正する際、これを避けるのは難しそうです。そこで、一旦水密扉ごと天板の段差を削ってしまい、別売りの水密扉パーツを貼り付けることにします。今回はファインモールドのナノドレッドシリーズを使用しました。

4種類の水密扉が用意されています。サイズから2番のパーツを選びました。

水密扉は片舷で7個、1隻では14個必要です。今回は4隻作っているので、56個必要となります。一方、ナノドレッドシリーズの水密扉セットには、2番のパーツがひと箱に16個入っています。56個用意するためには、4箱必要となります。出費が痛いです。

水密扉が片側7個

上部構造物の真ん中より少し後ろ、前から5つ目の水密扉のある部分に四角いモールドがあります。これは機銃座取り付け用のガイドモールドと思われます。竣工時とキスカ撤収作戦時の場合は、ここに機銃座はなく不要ですので、削り取りました。

機銃座取り付けガイド

上部構造物側面に丸窓が彫刻されていますが、明らかにサイズが大きいです。これは伸ばしランナーの根元の太い部分を使用して埋め、0.4mmのドリルで窓を開けなおしました。

パーツでは省略されていますが、箱絵や参考資料の写真などから上部構造物の前面にも窓があるようなので、これも開口しておきました。

そして、組み立て説明書の指示に従い、全艦パラベーンを接着しました。手持ちのディテールアップ用パーツのパラベーンはこの船に対しては、どれも大きすぎるようでしたので、キットの部品をそのまま使っています。

就役時とキスカ撤収作戦時の場合は、浮標を接着しました。

竣工時およびキスカ撤収作戦時

昭和19年時の場合は、艦橋の前に8cm迫撃砲を接着しました。

昭和19年時

56個の水密扉をひたすら貼っていきました。小さい艦のわりに、やたらと水密扉が多いですね。

艦橋

艦橋は、窓枠部分を削り取り、エッチングパーツに置き換えました。探照灯架台も接着しました。

まずは、艦橋下部(部品A5)の窓枠部分を削り取り、上部構造物に接着します。

艦橋天板(部品A14)は、裏側の接着ガイドモールドのうち、窓枠にかかる部分を削り落としておきます。これを削っておくことで、艦橋を横から見たときに天板に余分な出っ張りがなくなり、スッキリとした状態になります。

加工した天板を艦橋に接着しました。

今回窓枠には、窓枠専用のエッチングパーツではなく、汎用のエッチングメッシュから切り出したものを使用しました。使用した製品はファインモールドの「AE18 メタルメッシュ 正方形09」です。

横一列に13列分を切り出して成形しておきます。そして、端から2列目と3列目の間に折り目をつけておきます。切り出したときはちょっとゆがんでしまいましたが、貼り付けると気にならなくなりました。

まず片側端の2列分を瞬間接着剤で艦橋に接着します。

固定されたところで窓枠部分に沿わせてエッチングパーツを曲げていき、反対側を接着することで、割とスムーズに取り付けることができました。

3m測距儀を艦橋上部に乗せておきました。

進み具合を確かめてみる。

船体に上部構造物を乗せてみました。

まだまだ先は長いです。

つづく。

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