【プラモ】「海防艦 国後」の製作(5)武装、煙突、探照灯

艦船

ピットロード1/700「占守型海防艦」を2箱用意して「国後」他4隻を製作しています。今回は武装、煙突、探照灯の製作を行いました。以下で説明説明します。

準備

爆雷兵装を船体に取り付けるので、その前に喫水線下の赤塗装としてあずき色を塗装し、マスキングシートで覆っておきました。

クレオスのMr.細切りマスキングシートの1㎜のものを使いました。

船体下部から少しはみ出すように貼り、艦底部分が1㎜弱になるようにしました。

主砲の防盾

まずは、主砲の防盾を切り出して成形しました。1隻で3個、4隻で12個あります。細かいですが、ひたすら作業していきました。

主砲本体の部品ですが、砲室の上の板状の部分は2つのシリンダーを表現しているので、真ん中を削ってシリンダーっぽくしました。前の部分はそのままですが、防盾に隠れるのでそのままにしてあります。

ガイアノーツのマイクロセラブレードを使用して、少しづつなでるようにして削り込みました。デザインナイフでもよいと思います。

そして、砲身部分をニッパーで切り落とし0.4㎜の真鍮線に差し替えました。

最後に防盾を接着して完成。防盾の後ろ側のふちが薄くなるように削り込みました。

豆粒のような小さな部品で、4隻分で12個もあります。加工するのに苦労しました。

爆雷兵装

船体に爆雷兵装を取り付けていきます。

竣工時、キスカ撤収作戦時は艦尾に爆雷投下台、昭和19年時は爆雷投下軌条が装備されていました。キットは片舷3つ、両舷で6つの四角形の彫刻により、爆雷投下台が表現されています。

より立体的にするため、上部を削り取り、丸棒で再現した爆雷を取り付けることにしました。まずは、四角い彫刻の上部を削り落としました。そして、爆雷としてエバーグリーンの0.64㎜の丸棒を1.2㎜の長さに切り出したものを接着しました。

爆雷用に丸棒を切り出すため、治具を用意しました。ランナーの適当な場所を切り出して、下のようなものを作りました。

丸棒をカッティングマットの上にマスキングテープで固定し、この治具を当ててデザインナイフで切り出すと、割と簡単に1.2㎜の長さの爆雷を用意できると思います。

ランナーは何でもよいのですが、今回はファインモールドのナノドレッドシリーズのものを利用しました。

デザインナイフの厚みと合わせて、1.2㎜に切り出せるように調整しました。

昭和19年時については、爆雷投下軌道を取り付けるため、この四角い彫刻をすべて削り落としました。そして、ピットロードの「新艦船装備品セット4」より爆雷投下軌条を取り付けました。

また、すべてに共通で94式爆雷投射機1基と、爆雷装填台1基が設置されています。これも「新艦船装備品セット4」のものを使用しました。

94式爆雷投射機は、そのまま取り付けると、甲板の四角いくぼみの中に埋もれてしまいますので、この四角いくぼみをプラ板で埋めてから取り付けました。

対空機関銃

竣工時、キスカ撤収作戦時は艦橋横に25㎜連装機銃が2基、昭和19年時は25㎜3連装機銃が主砲と艦橋の間に1基、艦橋横に2基、上部構造物の煙突と2番主砲の間あたりの左右に2基の合計5基が装備されていました。これらを取り付けました。

舷側機銃台、前部増設機銃台はキットのものをそのまま使用しました。また、機銃はファインモールド1/700ナノドレッドシリーズWA7「九六式25㎜三連装/連装機銃」を使用しました。

上部構造物の煙突と2番主砲の間に舷側機銃台を取り付ける際、下側の三角形の支えの部分が上部構造物の扉と干渉します。干渉する部分を削るとよいと思います。

舷側機銃台を甲板から支える機銃台支柱は、後で取り付ける予定の手すりの位置決めの都合もあり、船体側に接着しておきました。

煙突

煙突の側面に目立つ引けがあります。パテで埋めて成型しました。その際、ジャッキステーのモールドが消えてしまいます。伸ばしランナーの残りを貼って再生しました。

上部構造物に接着しておきました。

探照灯

キットには75cm探照灯が付属しています。これがとても細かくてリアルです。またファインモールドのナノドレッドシリーズ、ピットロードの新艦船装備品セットシリーズに含まれていないので、キットの部品をそのまま使うことにします。

レンズ面をシルバーで塗るため、現時点ではランナーについたままの状態で整形を行いました。塗装後に取り付ける予定です。

進み具合はこんな感じです

上部構造物に2番主砲を接着し、船体に乗せてみました。

量産されたモノは複数並べたくなってしまいます。次はマスト、電探などを作り込み、上部構造物を塗装できるところまで持って行こうと思います。

つづく

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