【プラモ】メビウスモデル1/350「ディスカバリー号」の製作(2)LEDを組み込んで完成・・・飾り台が・・・

SF

メビウスモデルの「ディスカバリー号」を製作しています。大量のカーゴポッドをひたすら作り続けつつ、ボタン電池用の電池ホルダーも購入してきました。

BGMは「ツァラトゥストラはかく語り」で決まり?サイケデリックな幻覚が見えてきそうです。

居住区画の内部に小部屋を追加

居住区画は、ディスカバリー号の前端に配置された球形の部分です。前回、居住区画の窓枠の奥にプラ材で小部屋を作成しました。小部屋の奥は開いた状態です。

小部屋の奥にLEDを配置して光らせてみましたが、室内が明るくなっているような感じは出せませんでした。

そこで、小部屋の奥をプラ板でふさぎ、天井に穴を開けて、そこからLEDで照らしてみることにしました。映画では、船内は白っぽいイメージだったので、LEDも白にしてみることにしました。

居住区画を仮組し、ブレッドボードで作ったLEDの上に乗せて光らせてみました。いけるか?

直接LEDが見えなくなり、内部に明るい空間がある感じになったのでは?

ブレッドボードについては、以下をご覧ください。

【道具】はんだ付けなしで電子回路を試せる!ブレッドボードって、どうやって使うの?

仮組していた居住区画内部の部品を分解。クリアパーツの一部を タミヤエナメル塗料XF-1「フラットブラック」 で塗り分けました。

左から窓、窓枠、床、天井および奥の壁

これらを組み立てました。

居住区画の内側に、LEDの光が透けてしまうのを防止するため、アルミ箔を貼り付けました。窓の上あたりを中心に、適当なサイズと形に切り出して貼りました。

使用した接着剤は、当ブログでおなじみのセメダインの「ハイグレード模型用」です。

窓の内側に窓枠と小部屋を組み合わせたものを接着しました。

窓枠の下に取り付けるウィンドウシル(部品番号3)が用意されています。この部品は上面が黒、前面が船体色です。ウィンドウシルの前面の船体色塗装を行っていないので、まだ接着していません。

電飾用の回路を作成

白色LEDは以前購入したもので、説明書に「3Vを給電する場合は抵抗は不要」と書いてありました。ボタン電池「LR44」を2つ直列で使用して、3Vを給電することにしました。

回路そのものは簡単で、電池ホルダー2個、スイッチ、LEDを直列につなぎます。

これらの部品を穴あき基板にはんだ付けして、居住区画内部に設置します。居住区画に収まるサイズに穴あき基板をカットしました。

当初は以前購入したスライドスイッチを使用するつもりでしたが、基板に固定するための工夫が必要です。代わりに端子で基板にはんだ付けされるタイプのスイッチを購入しました。

各部品を穴あき基板にはんだ付けし、端子を導線でつないで回路を製作しました。そして、出来上がった基板をエポキシ接着剤で居住区画に固定しました。

(製作に夢中になってしまい、回路単独での写真を撮り忘れてしまいました。)

白色LEDは電池ホルダー、スイッチとは反対側に取り付けてあります。穴あき基板、小部屋の天井との位置関係に注意して、小部屋の天井にLEDが来るように端子を曲げ、はんだ付けしました。

中心からずれてしまいましたが、表からは見えないので問題なしでした。

スイッチのレバーが長く、居住区画に収まるか心配でしたが、ギリギリOKでした。(回路を固定する前に確認しました。)

スイッチOFFの状態
スイッチをONしても大丈夫。

スイッチのレバーが長いので、操作も容易です。上手くいきました!

居住区画の完成

このキットでは、居住区画は上部、下部、後部の三つの部品に分割されています。

居住区画下部と居住区画後部をネオジム磁石で接続することで、後で居住区画下部を取り外して電池を交換できるようにします。

ネオジム磁石は、以前購入しておいたハイキューパーツのものを使用することにしました。小さいですが、強力にくっつきます。

居住区画下部(部品番号5)と居住区画後部(部品番号6)をマスキングテープで仮止めし、居住区画後部の内側にネオジム磁石を接着。エポキシ系接着剤を使用してがっちりと固定しました。

居住区画後部が下に、下部が奥に写っています。

接着したネオジム磁石に居住区画下部側のネオジム磁石をくっつけ、居住区画下部との隙間を埋めるための部品をランナーから削りだして接着しました。この時、居住区画後部に接着剤が付かないように慎重に作業しました。

下が居住区画後部です。

居住区画上部を接着。接着剤が十分固まったタイミングで居住区画下部を外してみました。

左が居住区画上部と後部、右が居住区画下部です。

LEDを点灯させると、こんな感じになりました。小さいネオジム磁石ですが、保持力は十分ありました。隙間は全くできず、光漏れもなし。成功です!

写真だと暗くなってしまいますね。

通信モジュールの組み立て

通信アンテナのパラボラに取り付けるクロスバーとして、金属部品が用意されており、これを曲げるためのガイドも用意されています。クロスバーに取り付ける送受信部は極小の部品ですが、なくした時のために予備が用意されています。

写真には予備は映っていません。

金属部品は固めのステンレスのような素材で、用意されたガイドに押し付けたぐらいでは曲がりませんでした。指の腹に乗せて、金属棒に押し付けてみましたが、それでも硬くてあまり曲がらなかったです。

小さいラジオペンチを使って、少しずつ曲げました。ガイドは曲げた部品をあてがって、曲がり具合を確認するために使用しました。

通信アンテナを組み立ててみました。とても精密感があります。(金属部品単独での写真を撮り忘れてしまいました。)

このアンテナは、地球と通信するために使われます。真ん中の大きなアンテナが通信用、左右の小さなアンテナは地球に狙いを定めるのに使用される、という設定のようです。

小説では、地球に狙いを定めるのに使われているのはアンテナではなく、望遠鏡でした。軍艦の測距儀を連想させます。

そして、このアンテナが重要な出来事のきっかけに・・・ヤバイ、ネタバレしてしまいそうだ。

船体とカーゴポッド

大量のカーゴポッドをひたすら組み立てました。5種類あるカーゴポッドは種類ごとに袋に入れて、混ざらないようにしておきました。

次に、居住区画、通信モジュール、エンジン区画をつなぐシャフト状の船体を組み立てました。

一部、モールドの真ん中に継ぎ目が来る部分があります。周囲にカーゴポッドが取り付けられて、あまり見えなくなる部分ですが、パテや伸ばしランナーを使って埋めました。

写真は伸ばしランナーを貼る前の状態です。

伸ばしランナーを貼り付けた後で流し込み接着剤で補強し、接着剤が乾燥した後、縁を切りそろえてやすりで軽く削って表面を平らにしました。

塗装、組み立て、塗装

クレオスC13「ニュートラルグレー」を陰になる部分に塗装しました。

各部品を組み立てました。カーゴポッドは少し浮き気味になるので、取り付け部のダボをニッパーで少しカットしてから取り付けました。

カーゴポッドが大量にあるので、取り付けるのが大変でした。

居住区画の窓をマスキングしておき、全体をクレオスC388 「ライトグレーFS36495」で塗装。

ウィンドウシルの前面も同色で塗装しました。

タミヤスミ入れ塗料「ダークグレイ」で全体に汚し塗装を施しました。居住区画のグレーの部分はタミヤエナメル塗料XF20「ミディアムグレー」を筆塗りしました。

完成

「2001年 宇宙の旅」のディスカバリー号、完成です!ディスプレイベースも塗装しました。そして、居住区画の窓の電飾もうまくいきました!

ディスプレイベースが!撮影のために動かそうとしたら、倒れてしまいました。

このディスプレイベースは、余り使い勝手が良くありません。何とかしたいと思います。

つづく。

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