【プログラミング応用】の記事で飛行機のプロペラを回すプログラムを製作することにしました。そして実際に飛行機のプラモに組み込むことにしました。
最初は1/48の「コルセア」辺りを考えていましたが上手くいかず、代わりにハセガワ1/32の「F6F-3/5ヘルキャット」のプロペラを回すことにしました。
なぜハセガワ1/32の「F6F-3/5ヘルキャット」なのか、そのあたりも含めて、製作方針を説明します。
飛行機のプロペラを回すよ~
本ブログで、マイクロビットを使ってプログラムを作る、という記事を書いています。その中で、マイコン制御でモーターを回してみました。
詳細は、以下をご覧ください。
無事にモーターが回ったので、次は飛行機のプラモのプロペラに組み込んでみます。
せっかくマイコン制御なので、ただプロペラを回すのではなく、スターターでプロペラがゆっくり回っている状態から、エンジン始動でプロペラの回転数が徐々に上がっていく様子を再現してみます。
130モーターにプロペラを取り付けて、マイクロビットで制御すればいける!と考えましたが、ここに大きな落とし穴がありました。
モーターに直接プロペラを取り付けたのでは、ゆっくりとした回転を再現できなかったのです。マイクロビットのプログラムを変更して、回転数を下げてみましたが、ある程度の速さより遅く動かすことができませんでした。
ゆっくりした回転を再現するには、ギヤによる減速が必要です。
モーターに直接プロペラを取り付けるのであれば、1/48の飛行機のプラモに組み込むのもそれほど難しくはなさそうでしたが、ギヤもふくめて、となると、ある程度以上の大きさが必要です。
大きい飛行機のキットを持っていないので、買ってくることにしました。
模型屋さんで買ってきました!
という訳で、模型屋さんに行って物色してきました。キット選びのポイントは、
- モーターとギヤを組み込むことができる。
- 着座姿勢のパイロットが含まれている。
の2点です。パイロットが載っていないのにプロペラが回ったら、違和感炸裂ですよね。そして、選んだのがハセガワ1/32「F6F-3/5ヘルキャット」です。
箱には書いてないですが、パイロットも含まれています。また、昔からあるキットで機体内部もあまりごちゃごちゃしていないです。そもそも元の機体が大きいので、モーターとギヤも組み込めるはずです。
ギヤとモーターも買ってきました。
ギヤは最近タミヤから発売された「工作ギヤセット(36T/12T)」を購入しました。モーターはマブチの130モーターを購入しました。
タミヤの「工作ギヤセット(36T/12T)」ですが、ピニオンギヤ、シャフトや軸受に使うハトメまで含まれていて、1セットで必要なものがそろいました。なかなか優れモノですね。
1.2mmプラ板で簡単な箱を作ってギヤとモータを組み合わせてみました。
ギヤ比は36対8、回転数は1/4.5となる計算です。軸の先端には、仮にプロペラを取り付けるため、マスキングテープを巻いておきました。
プロペラを取り付けてマイクロビットにつないで試してみたところ、ゆっくり回転と高速回転のどちらも実現できることが分かりました。
マイクロビットでモーターを動かす方法については、以下をご参照ください。
モーターを組み込んで製作します。
さっそく箱を開けてみました。とにかくでかいという印象です。1/700のモスキートや九四式水偵を作ったりしていたので、余計そう思うのかもしれないですね。
エンジンが付属しているのですが、エンジンと操縦席の間や、コックピットの下に十分なスペースがあるので、モーターとギヤの組み込みも難しくはなさそうです。
主脚の格納位置が主翼の下なので、主翼付け根部分の胴体の下は空洞となっており、モーターを格納するのに好都合です。
実際に、機体の部品とギヤ、モーターを比較してみましたが、十分余裕があります。
コックピットを組み立てて、先ほど組み立てた簡易ギヤボックスと一緒に胴体に入れてみました。ギヤボックスは、このまま使えそうです。
外板の継ぎ目は、昔懐かしい凸彫表現ですが、実際の航空機の外板がスジボリになっているかというと、そうでもないので、凸彫を生かして製作することにします。
つづく
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