【プラモ】メビウスモデル1/160「スペースクリッパー オリオン号」の製作(1)開封して仮組、電飾のための部品を配置

SF

「ディスカバリー号」に続き、「スペースクリッパー オリオン号」を製作します。今回もLEDを組み込んで窓を光らせます。キットを仮組して・・・

白色LEDで、窓を光らせてみました。

分かりにくいですが、操縦席も光っています。

なんだか映画に登場した機体の印象と異なり、白一色であっさりしていますが・・・

大きな落とし穴がありました! 「パンナム」のマークが・・・無い!

実はキットのデカールには含まれているのではないか、などと甘い予想を立てていたのですが・・・

メビウスモデル1/160「スペースクリッパー オリオン号」

では、キットの内容を見ていくことにします。まずは、開封して中身を並べてみました。着陸脚がない上に、主翼のスジボリもなく、随分あっさりとした印象です。

「ディスカバリー号」のディテール満載のパーツを見た後では、拍子抜けするような気もしますが、滑らかな外見の「オリオン号」と「ディスカバリー号」を比べるのが間違いとも思います。

操縦席と客席の窓はクリアパーツが用意されています。また、ディスプレイベースもクリアのものが付属しています。

デカールは、というと・・・やっぱり「パンナム」のマークがない!なんてこった!

と思ったら、マゴノテプロダクツというメーカーからデカールが10月に発売されるようです。その名も「スペースクリッパーロゴデカールセット V3」。ええ、注文しましたよ。届くのが楽しみです。

「パンナム」のマークが含まれないのは、ライセンスの問題でしょうか? それにしても、このタイミングでデカールが発売されるとは! なにか見えない力が働いているのか?

主翼などのスジボリは、デカールで再現するようになっています。1/160というスケールを考えると、外板継ぎ目はほとんど見えないであろうから、スジボリがなくてもリアル、と肯定して、このまま作ることにします。

仮組してみた

ランナーから各部品を切り出して仮組してみました。

エンジンの手前辺りに、胴体をぐるりと取り囲むようにインテークのようなモールドが配置されています。インテークのくぼみと、そのあとにつづく突起を再現するため、いくつかの部品に分割されています。

DVDでも確認しましたが、実機には、この部品分割のための継ぎ目はなく、またインテークのくぼみはもう少し前後に長い印象です。突起の部分までくぼみが続いているのが正解と思われます。

胴体下面には、突起だけが別部品で再現されています。実機では、エンジン手前のインテークと同様に突起の先にくぼみがあります。

主翼は上下を貼り合わせる構造です。前端にあけられた楕円形の開口部が再現されています。根元から翼端にかけて薄くなっていきますが、翼端の厚みがありすぎのように思います。

後から見ると、主翼上面が途中で途切れて、スリット状になっています。BLCとして働き、大気圏中での揚力を高めるようになっていると思われます。妄想が膨らむポイントですね。

操縦席と客席の窓が開けられていますが、中身がなく、がらんどうです。

特に客席の窓は、向こう側から外が見えてしまいます。実機同様に客席を作り込むか、あるいは内部に仕切り板を組み込むとよさそうです。

機体最後尾に2本のアンテナが取り付けられています。そのまま組み立てると並行にならず、途中から太さが一定の棒でアンテナっぽくないです。真鍮線などで置き換えるとよさそうです。

手でアンテナを曲げて平行に近づけました。

製作方針

仮組を行ってみて、いくつか修正したい点が出てきました。

  • 胴体上面のインテークのくぼみを伸ばす。
  • 胴体下面のインテークにくぼみを追加する。
  • 主翼を翼端にかけて薄くなるように修正する。
  • 機体最後尾のアンテナを真鍮線に置き換える。
  • 操縦席、客席の窓の内側を作り込む。

また、今回もLEDを組み込んで電飾を施してみようと思います。箱絵のイメージでは、淡い黄色ですが、映画のイメージではもっと白っぽかったようです。

今回は白色LEDを組み込むことにします。

LEDをどのように組み込むか?

前回製作した「ディスカバリー号」の経験を踏まえ、以下を考えておくことにします。

  • 電源をどこに配置するか?
  • どこに光源を配置すれば、リアルに光るか?
  • スイッチをどこに配置するか?

電源の配置

まず電源供給ですが、「オリオン号」では胴体内部に大きなスペースがあるので、単三乾電池を二つ直列につないで、3Vを供給することにします。

試しに、ホームセンターで買ってきた単三乾電池2個用の電池ボックスを胴体後部に入れてみたところ、ぴったり収まって驚きました。専用の部品ではないか、と思えるほどです。

ただし、胴体左右接続用のダボや、後端内側の突起が若干干渉するので、削り落としておきました。

また、主翼取り付け用のダボも電池ボックスと干渉するので、邪魔にならない程度に短くカットしました。

これらを行うことで、電池ボックスが胴体内部によりぴったりと収まるようになりました。

機体前後をネオジム磁石で接続して、後で分割して電池を取り出せるようにすることにします。

光源の配置

次に、LEDの配置を考えてみました。LEDの位置を変えて光り具合を試せるようにするため、LEDと抵抗を小さい基板にはんだ付けしたものを用意しました。

これを仮組した機体の内部にマスキングテープで固定して、窓の光り具合を確認することにしました。胴体を仮組して、内側の天井にアルミ箔と基板を仮止めしました。

LEDを光らせています。

主翼を取り付けて、外側から客席の窓の光具合を確認。

一番後ろの窓が光っていないので、LEDの位置を調整。何度か位置を変えて光らせた結果、かなり後に配置するのが良いことが分かりました。

客室後部に隔壁を作り込めば、もう少しよくなるのではないかと思います。

また、LEDを前に向けて配置したので、操縦席にも光が届いています。

写真では分かりづらいですね。

操縦席を上手く作り込めば、LED一つで全体を光らせられそうなことが分かりました。

スイッチの配置

スイッチの位置を決めることにします。以前、電子部品ショップで購入したスライドスイッチを使うことにしました。

ちょうど、電池ボックスの下に配置できそうです。胴体後部の一部を切り取りました。

切り取ったところにスイッチをはめ込んでみました。ぴったりとはまりました。

電池ボックスを組み込んでみました。全く問題なく収まりました。

電池ボックスをスライドして取り出すこともできます。電池交換への対応もバッチリです。

偶然とは思いますが、いろいろな部品がぴったりと組み合わさるのが驚きです。大きな落とし穴がなければよいのですが・・・

つづく。

コメント

  1. およよん より:

    電池ボックスのピッタリ具合がスゴいですね!

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