【プラモ】メビウスモデル1/160「スペースクリッパー オリオン号」の製作(4)窓ガラスの製作、胴体後部の製作

SF

みなさん、こんにちは。青木鳥です。

客室の窓ガラスを透明プラ板から切り出しました。

胴体後部の組み立ても行い、機体の部品が一通りそろいました。

では、製作過程を説明します。

窓ガラス

客室の窓ガラスの部品が用意されていますが、肝心の窓の部分の引けが強くて修正は難しそうです。

そこで、透明プラ板から窓ガラスを切り出すことにしました。初めにノギスで窓の高さを測ったところ、3.2mmでした。ノギスの使い方は以下をご覧ください。(新しいタブで開きます。)

【道具】0.05mまで長さを測れる!ノギスって、どうやって使うの?

窓の高さが3.2mmと分かったところで、透明プラ板から3.2mmの帯を切り出しました。透明プラ板は厚さ0.2mmのものを使用しています。

各窓の長さに合わせて帯から窓ガラスを切り出しました。それぞれの窓の横の長さが異なるので、窓ガラスの横の長さも異なっています。

端が斜めになってしまっているのがある。後で作り直しておきます。

胴体への取り付けは塗装後に行います。マスキングテープを丸めたもので台紙に貼り付けて保管しておきます。

電池ボックスの交換

機体を仮組して電池ボックスを格納してみましたが、ケーブルが干渉気味になってしまいました。ケーブルを曲げれば、胴体後部を取り付けられそうですが、念のため電池ボックスを交換することにしました。

電子パーツのお店で探してみたところ、同じ形状で、配線をはんだ付けするタイプの電池ボックスが見つかりました。

左が新しく購入した電池ボックス

電池ボックスを付け替えました。

仮組して組み立ててみました。配線が後ろに出ているので、胴体外壁と干渉しなくなりました。

胴体後部

次に、胴体後部を組み立てました。胴体後部は、部品番号4の「バルクヘッド」と、さらにその後ろに取り付ける尾部から構成されています。

これらを胴体後部として組み立てることにしました。初めに、胴体尾部を組み立て、継ぎ目を整形しました。

胴体後部を取り外し可能とする

電池交換のため、バルクヘッドの部分で胴体後部を取り外し可能とすることにしました。

胴体前部後端にスライドスイッチを取り付ける予定です。スライドスイッチのケースが金属製なので、磁石がくっつきます。

バルクヘッド(部品番号)にプラ材を介してネオジム磁石を接着し、胴体前部後端のスライドスイッチの金属ケースにくっつくようにしました。

ネオジム磁石が外れてしまわないようにプラ板で囲い、エポキシ系接着剤でがっちりと固めました。また、電池ボックスの配線を収めるため、バルクヘッドに穴を開けました。

胴体後部がしっかり固定されるようにするため、バルクヘッド上部と胴体前部にもネオジム磁石を取り付けました。

胴体前部にも取り付けました。

上下2か所に磁石を配置したことで、胴体後部がしっかりと保持されるようになりました。

胴体後部上面に並んだインテーク

バルクヘッドの上面に並んだくぼみと胴体後部前端に並んだ半円型の突起が組み合わさって、何らかの構造物が構成されるようになっています。組み立て説明書には、「上部インテーク」と書かれています。

形状を再現するための部品分割により、本来は滑らかな形状のはずが、継ぎ目だらけになってしまっています。

また、バルクヘッドのくぼみが途中で終わり、その後ろに半円形の突起が配置されるような構造となっています。

この部分をDVDで確認したところ、バルクヘッドのくぼみはもう少し前後に長く、その後ろの半円形の構造物まで続いているように見えました。

そこで、この構造を再現するため、バルクヘッドのくぼみを後端まで延長しました。電動工具とやすりを使って削り込みました。

バルクヘッドを胴体尾部に接着し、上部のインテークの部品(部品番号12)を取り付ける部分にプラ板、パテなどを貼り付けて埋めました。

やすりで削って平らにしました。胴体とバルクヘッドの間の隙間もパテで埋めて平らにしました。

そして、部品番号12の不要となった部分をやすりで削り、半円形の突起部分のみを切り出して胴体に接着しました。

胴体後部下面に並んだ排気口

胴体後部外面には、上面のインテークを小さくしたような構造物が並んでいます。組み立て説明書には、「下部排気口」と書かれています。

排気口の突起部分は別部品化されていますが、インテーク同様、滑らかなはずの船体に大きな継ぎ目ができてしまいます。

また、この部分をDVDで確認したところ、排気口の後ろに黒っぽいスジに様な模様が確認できました。胴体上面のインテークと同様に半円形の突起部分の先にくぼみがあるものと推測しました。

排気口のくぼみを再現しました。くぼみの長さが3mm程度となるようにガイドのマスキングテープを貼り、削った場所が分かるようにサインペンで黒く塗った後、電動工具とやすりで削りました。

マスキングテープをはがした後、サインペンで塗った部分をかるくやすりで削って取り除きました。そして、へこませた部分にプラ板を貼りました。

本来部品が収まる部分のくぼみに2mmプラ角棒、プラ材の端切れなどを接着しました。

さらに、瞬間接着パテを隙間に塗って、滑らかになるように削りました。

半円形の突起部分は1.6mmのプラボウを削って製作しました。まずプラボウを斜めに削りました。削った面の長さが6mmとなるようにしました。

削った部分を長さ3mmで切り取り・・・

排気口のへこませた部分の直前に接着しました。

後端のアンテナ

後端に取り付けられている2本のアンテナを0.8mmの真鍮線に交換することにしました。キットの部品を参考に少し長めに2本切り出し、後端に向かって細くなるように削りました。

キットのアンテナを切り取り、自作したアンテナを長さを調整しつつ取り付けました。

機首細部の整形

機首先端にへこんだ部分があるのですが、胴体が左右分割のため、真ん中に継ぎ目ができてしまいます。

先端部のふちを削る前の写真を撮り忘れてしまいました。

先端開口部のふちが薄くなるように削り込み、内部のつなぎ目にはプラ板を貼り付けました。

機首下面には2カ所にモールドがありますが、部品が左右分割なので、真ん中に継ぎ目が入ってしまいます。

前方のモールドは奥まった部分をやすりと電動工具で掘り込み、プラ板を貼りました。後方のモールドは瞬間接着パテとやすりを使用して対処することができました。

次は、塗装、デカール貼りなどを行います。

つづく。

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