【プラモ】タカラ 1/72 「インステッド」の製作(1)まず「15連装対空ロケット弾ポッドタイプ」が完成。

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タカラ1/72「地球連邦軍8輪装甲車 インステッド」の製作を開始しました。まず「15連装対空ロケット弾ポッドタイプ」が完成しました。

「標準タイプ」も製作中です。「標準タイプ」にパーツを追加すると「ロケット弾ポッド追加タイプ」も再現することが出来ます。

以下で説明します。

タカラ 1/72 「インステッド」について

製作に先立ち、キットの内容を見てみようと思います。

まずパーツです。OVM(スコップなどの車外装備品)、砲塔および車体後部のガードやアンテナなど、細かくパーツ化されています。

古いキットで経年劣化もありそうなので、アンテナなどの細いパーツは金属素材で作り直したほうが良いかもしれません。

15連装対空ロケット弾ポッドは、3発分が発射後の状態で成形されています。ロケット弾は、なぜか4発用意されています。

パーツのゆがみなどは見られず、作りやすそうな印象です。

デカールですが、各部のステンシルが用意されているうえに、車体番号も2種類用意されています。

さらに最初に発売されたときには、組み立て説明書は両面印刷で、片面がカラーでした。そしてメカデザイナーの大河原邦男氏によるカラーイラストも掲載されていました。

ところが、再販時には片面モノクロ印刷に変更され、このイラストも掲載されなくなってしまいました。

そしてもともとキットNo.が7でしたが、再販では10に変更されたようです。

製作する上でそれほど問題になりそうな部分はなさそうですが、1点気になる部分があります。

それは、主砲の砲身の可動方法に違和感があることです。砲塔側に刻まれた溝に沿ってスライドする構造なのです。

この部分は通常の戦車の主砲と同様に可動するように改造できないか試してみます。

製作開始

車体の製作

まず車体を組み立てました。また、タイヤのパーティングラインをやすりで削り取りました。

車体上下の隙間とひけを埋めるため、エポキシパテを塗りました。

また、フェンダーの裏側にも隙間が出来るので、エポキシパテを塗りました。

1日以上放置して十分に硬化させた後、ナイフとやすりで削って形を整えました。

車体後面はなるべく平らになるように接着した後、パテ塗り、やすり掛けで形を整えました。

車体後部のガードは金属線に置き換えることにしました。キットのパーツをガイドにして1㎜径の真鍮線を曲げてガードのパーツを製作。

セメダイン「ハイグレード模型用」で車体に接着し、クレオスの「メタルプライマー」を筆塗しました。

また、車体前下部のフックや側面のOVMなども接着しました。

「15連装対空ロケット弾ポッド」の製作

先に「15連装対空ロケット弾ポッド」を製作することにしました。台座部分を組み立て、本体中央部の左右を接着しました。

この状態で仮組を行い、動かして遊んでいたら、左右の支持部のダボが折れてしまいました。

折れてしまったダボは後で1㎜プラボウで修復することとし、先に継ぎ目処理を行うことにしました。車体と同様にエポキシパテを塗りました。

エポキシパテを十分に硬化させた後、やすりで削って均しました。

次は折れてしまったダボを修復します。

左右の支持部のダボが折れた部分に1㎜のドリルで穴を開けました。また台座部分には1㎜プラボウを接着しました。

ロケット弾ポッド本体に前後のパーツを接着。ロケット弾の突き出しピン跡はエポキシパテで埋めました。

ここで試しにロケット弾をポッドに込めてみると・・・2発は奥に入ってしまい、1発は出てこなくなってしまいました。

これに対処するため、内部を加工することにしました。まずロケット弾ポッド本体の前部のパーツを取り外しました。

パーツが一部欠けてしまいましたが、これは後で修正します。

ロケット弾ポッド前部内側にプラ材でロケット弾を保持する部分を作って取り付けました。

また、ロケット弾が内部に入り込み過ぎないようにするため、ロケット弾ポッドの奥に0.5㎜プラバンを貼り、さらに一部を削り取りました。

仮組してロケット弾を込めてみると、今度はちょうどよい位置に収まりました。

分解するときに欠けてしまった部分をエポキシパテで補修。

やすりで削って形を整え、本体に前部を接着しました。

出来上がったものを仮組してみました。

もう少し手を加えることにします。

ライトのクリアー化

「インステッド」は左右のフェンダー上に2個一組のライトを備えています。キットでは一体成型のパーツが用意されています。

このライトのレンズをクリアパーツに置き換えます。以下、ライトの彫刻がある側を表側、反対側を裏側として説明します。

まずパーティングラインを処理した後、0.7㎜のドリルで表側から穴を開けました。そして裏側から1.2㎜のドリルで穴を広げ、やすりでさらに穴を広げました。

表側に塗装を実施。塗装については後程説明します。

さらにチッピングを行いました。また、1.2㎜プラボウにタミヤエナメル塗料X-11「クロームシルバー」を塗り、先端にレンズを接着しました。

レンズにはウェーブ「Hアイズ3」より1.2㎜径のものを使用。接着には毎度おなじみ、セメダイン「ハイグレード模型用」を使用しました。

レンズを接着したプラボウをライトの裏側から差し込み、穴からはみ出した部分をニッパーで切り取りました。

全てのレンズを取り付けた後、裏側にエポキシパテを塗りました。

エポキシパテが十分に硬化した後、やすりで削り取りました。そして表側にマスキングテープを貼り、塗装、チッピングを行いました。

塗装と仕上げ

車体塗装とチッピング

すでに製作済みの「軍用トラック」と並べられるようにするため、同じ色で塗装します。

ただし、装甲がさびにくいことを考慮し、錆表現は行いませんでした。

まず下塗りとしてクレオスMr.カラーC60「RLM02グレー」にC189「フラットベースなめらか・スムース」を加えたものを塗りました。

次にタミヤの「チッピング液」を2回塗り重ねた後、エアブラシでタミヤ水性アクリル塗料XF-86「フラットクリアー」を塗りました。

塗ったものが透明だったので、代わり映えがしないです。

「フラットクリアー」が乾いた後、リキテックスの水性アクリル絵の具「クロミウム オキサイド グリーン」と「アイボリー ブラック」を混ぜながら筆塗しました。

絵の具が乾いた後、車体と15連装対空ロケット弾ポッドにデカールを貼りました。

キットには車体番号が2種類用意されていました。車体前面の番号は白く四角い枠の上に黒文字で印刷されています。側面の番号は黄色です。

ですが、車体前面に貼るデカールが大きすぎ、側面の黄色い番号も派手過ぎると感じたので、好みで貼らないことにしました。

また、黄色い逆三角形のデカールが1枚余分に付属していたので、後面の車体番号のデカールの代わりに貼りました。

デカールが十分乾燥したところで、水で塗膜をふやかしつつ竹串でチッピングを行いました。

タミヤの「チッピング液」は「フラットクリアー」を塗り重ねた後、1週間程度で効果が無くなってしまいます。そのため、細部塗装の前にチッピングを行いました。

次は細部の塗装です。

細部の塗装とウェザリング

タイヤにタミヤ水性アクリル塗料XF-57「バフ」を筆塗しました。また、15連装対空ロケット弾ポッドを組み立てました。

ロケット弾には赤を塗りますが、下塗りでリキテックス水性アクリル絵の具「ニュートラル グレー8」を塗りました。

ロケット弾の上塗りとして、水性アクリル絵の具「ナフソール クリムソン」を塗りました。面相筆を使用してはみ出さないように注意しましたが、若干はみ出たので車体色でタッチアップしました。

タイヤには「バフ」を残し気味にしつつタミヤエナメル塗料XF-85「ラバーブラック」を筆塗しました。

ホイールにクレオスウェザリングカラーWC01「マルチブラック」でウェザリングを行い、ホイールのリムにB4鉛筆をこすりつけました。

車体にも「マルチブラック」を塗り、車体のエッジの一部にB4鉛筆をこすりつけました。

そしてOVMはB4鉛筆とタミヤエナメル塗料XF-59「デザートイエロー」で塗り分けました。

テールライトには、面相筆でクレオスMr.カラーC8シルバーを塗った後、タミヤエナメル塗料X-27「クリヤーレッド」を塗り重ねました。

塗装の仕上げとしてクレオスのウェザリングカラーWC04「サンディウォッシュ」を筆塗して土埃を再現しました。

足回りを中心に汚しを行い、上部は控えめとしました。

タイヤを接着して、ロケット弾ポッドを取り付けて完せ・・・

いや、まだ弾が4発残っていました・・・。

ロケット弾の塗装

と、いう訳で、ロケット弾4発の塗装を行いました。下塗りとしてタミヤ水性アクリル塗料XF-20「ミディアムグレイ」を筆塗。その上にリキテックスの水性アクリル絵の具「ニュートラル グレー8」を塗り重ねました。

次に、先端部分を残して本体をマスキングテープで覆い、リキテックスの「ナフソール クリムソン」で筆塗。仕上げにクレオスウェザリングカラーWC-01「マルチブラック」でウェザリングを行いました。

ターレットリングにロケット弾ポッドを取り付けたら完成です!

製作済みの「ダグラム」と並べてみました。上から見下ろしているのもあると思いますが、案外ボリュームのある車両のように感じました。

さらに製作済みの「コンバットビークルセット」を加えてみました。

「ダグラム」が高さがあるので、背景がないと撮影は厳しいですね。

次は「標準タイプ」の主砲塔ですが、砲身の可動機構をどうするか考えがまとまっていません。

別のものを製作しつつ考えることにします。

続く。

おまけ:猫の図書館(7) 「ディスカバリーチャンネル ネコ」

今回は「ディスカバリーチャンネル ネコ」を紹介しま~す!

発売角川書店
商品番号KADB-1036

おや、これは本ではなくてDVDだね。このコーナーは「猫の図書館」なんだが・・・

何言ってるんですか!最近の図書館にはCDやDVDも置いているんですよ!

そ、そうなのか・・・

そうですよ!当り前じゃないですか、しっかりしてくださいよ・・・。

ウム、すまぬ。で、このDVDだが、多方面からネコについて解説されていたね。

はい、猫の歴史とか体の構造とか、とても勉強になりました。

個人的には、スリッカーで毛を逆なでされても平気だったネコちゃんがツボにはまったよ。

そこか~~い!

おまけ:猫の図書館(6) 「セロ弾きのゴーシュ」

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