バンダイのビークルモデル「Aウィング」を4機同時に製作しています。エンジンを組み立てて、塗装を行いました。
また、機体の塗装も行いました。
機体に3Vを供給するための給電端子ですが、今回はピンソケットを3ピン分組み込む予定です。エンジンのLEDを点灯させたときに、コックピットのLEDの点灯、消灯をスイッチで操作できるようにします。
エンジンの製作
前回、エンジン本体にLEDを取り付けるための加工を行いました。今回は実際にエンジンにLEDを組み込みました。
LED組み込みの続き
LEDの配線を通すため、エンジン本体と機体に1.5㎜のドリルで穴をあけました。エンジン本体を機体に仮止めした状態で穴をあけることで、穴の位置を揃えました。
エンジンを機体に取り付けるときに配線を通しやすくするため、機体側に空けた穴の周辺の一部を切り取りました。
高輝度白色LEDに0.2㎜ポリウレタン銅線をはんだ付けし、LEDの端子の余分を切り取りました。これをエンジン内部に取り付けました。そして、エンジン噴射口付近の光漏れ対策とLED固定部分の補強のため、アルミ箔を貼り足しました。
光漏れ軽減のため、LEDの端子側にクレオスC8「シルバー」を筆塗しました。
エンジン側面内側の機体前側に残しておいたダボ受けですが、LEDの端子と干渉するので切り取りました。
エンジン本体にエンジン側面を仮止めしてLEDを光らせてみました。暗いところで見ると、本体と側面の継ぎ目など、光ってほしくないところがまだ光ってしまっています。
エンジン本体にエンジン側面を接着し、下塗りに黒を塗ることで対処することとします。
エンジンの組み立てと塗装
エンジン本体にエンジン側面を接着。エンジン噴射口を丸いマスキングシールで覆い、全体をクレオスGX-2「ウィノーブラック」で塗装しました。
機体色としてクレオスC68「グランプリホワイト」にC189「フラットベース」を混ぜたもので塗装しました。
さらにマスキングを行い、C81「あずき色」にC189「フラットベース」を混ぜたもので塗装しました。
エンジンの機首側がふさがっておらず、光ってしまいます。エポキシパテを詰めてふさぎ、光らないようにしました。
試しに単3乾電池2個で3Vを供給してLEDを光らせてみました。噴射口のみが光り、本体と側面の継ぎ目などの光漏れが解消されました。
4機分組み立てて塗装するのに、予想以上に時間がかかってしまいました。今回はここまでとし、細部の塗り分け、ウェザリングは次回行います。
機体の製作
コックピットの窓
前回の記事で、「コックピットの窓がぼんやり光っている」と書きましたが、乾電池が古くなっていたためでした。新しい乾電池では明るく光ります。
個人的な趣味でコックピットの窓を光らせることにしましたが、映画では窓は光っておらず、リアルとは言い難いのも事実です。
どうするか考えた結果、スイッチを追加して、エンジンのみ光った状態とコックピットの窓も同時に光った状態を切り替え可能とすることにしました。
切り替えスイッチをディスプレイベース側に設置することとし、給電端子はグランド(マイナス極)、エンジンのプラス極、コックピットのプラス極の3つのピンを組み込むことにしました。
給電端子としては、ピンヘッダーとピンソケットを使用します。機体側にピンソケット、ディスプレイベース側にピンヘッダーを組み込むことにします。
給電端子の準備
給電端子として、ピンソケット2ピン分と1ピン分を組み合わせて、3本のピンが三角形に並んだものを製作しました。ピンヘッダーも同様に3本のピンが三角形に並んだものを製作しました。
製作時に、ピンソケットに差し込んだ状態で接着することで、ピッタリ組み合わさるようにしました。
機体下面のディスプレイベースを取り付ける穴の内側にピンソケットを取り付けます。該当箇所を機体の内側から見ると、円柱状の形状をしています。これを削り取ります。
円柱部分を削り取ると、ディスプレイベースを取り付ける穴が現れます。この穴の径が3㎜で、このままでは3本のピンに対応できないので、機体後部側を削って3本のピンを挿せるようにしました。
穴の周辺のモールドも削り取り、ピンソケットを取り付けられるようにしました。
ピンヘッダーを取り付けてみました。機体を挟んだ状態でも、十分かみ合っており、通電端子の役割を果たせそうです。
機体下面にピンソケットを仮止めした状態で機体上面を組み合わせてみたところ、一部ピンソケットと干渉する部分が見つかりました。やすりで削って、干渉しないようにしました。
機体各部の塗装
この段階で、ある程度機体各部を塗装しておくことにしましたが、機体下面をどこまで塗り分けるかで少し悩みました。
機体上面と下面を組み合わせると、機首の下側に継ぎ目ができます。この継ぎ目は埋めてから塗装したいところです。
一方、機体下面の後部には、ディスプレイベースを接続する穴があり、内側にピンソケットを取り付けます。ここは先に塗装しておいたほうが、後の作業が楽になりそうです。
そこで、機体下面については、ディスプレイベースの周辺のみ塗り分けておくことにしました。
実際の塗装について説明します。初めに、光漏れ対策として、コックピット周辺、エンジン取付部、機体内部などをクレオスGX-2「ウィノーブラック」で塗装しました。
コックピット周辺は、LEDの光が透過して派手に光っていたので、内側と外側から念入りに黒く塗っておきました。
次に、機体色としてクレオスC68「グランプリホワイト」にC189「フラットベース」を混ぜたもので塗装しました。
赤く塗り分ける部分をマスキングし、C81「あずき色」にC189「フラットベース」を混ぜたもので塗装しました。
機体上面の塗り分けラインがガタガタになってしまいました。また、コックピット横には吹きこぼれが・・・。
機体上面の塗り直し
先に「あずき色」を塗ってから「グランプリホワイト」を塗るべきでした。気を取り直して塗り直しを行いました。
ガタガタになってしまった塗り分けラインに、エアブラシで「あずき色」+「フラットベース」を塗りました。この時、あまり大きくはみ出さないように気を付けました。
次に、「あずき色」の部分をマスキングテープで覆い、「グランプリホワイト」+「フラットベース」を塗装しました。
これで何とかリカバリーできました。
LEDを仮組して光らせてみた
機体を仮組してLEDを組み込み、コックピットの窓を光らせてみました。
窓の後側に光漏れが残っていますが、それ以外は余分な光の透過も抑えられました。
次回は機体各部をさらに塗分けます。また、ディスプレイベースを電池ボックスと組み合わせて改造することとします。
つづく。
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