【プラモ】マックスファクトリー 1/72「コンバットアーマー ダグラム」新旧作り比べ(3)スイッチと電池ボックスの組み込み

SF

マックスファクトリーの新旧「ダグラム」を製作しています。今回はスイッチと電池ボックスの組み込み、胴体上部の製作を進めました。

また、脚部も製作しました。

以下で説明します。

前回までのおさらい

前回までに、胴体、腕や足など、シルバーの部分の塗装を実施。

頭部(コックピット)内部にディテールを追加しつつ組み立てを行いました。

また、コンソールパネルにはLEDを組み込み、モニターを光らせました。

今回はスイッチと電池ボックスを組み込みます。

そして、タミヤの「チッピング液」とクレオスの「シリコンバリア」を試すため、タカラの「コンバットビークルセット」を製作。

以下の組み合わせでチッピングを試してみました。

  1. タミヤの「チッピング液」+リキテックスの水性アクリル絵の具
  2. タミヤの「チッピング液」+タミヤカラー水性アクリル塗料
  3. クレオスの「シリコンバリア」+Mr.カラーラッカー系塗料

今回はタミヤの「チッピング液」とリキテックスの水性アクリル絵の具の組み合わせで塗装することにします。

タミヤの「チッピング液」を使う場合は、「チッピング液」の上に塗装を行った後、1週間程度でチッピングを行えなくなります。そのため、パーツを小分けにして塗装、チッピングを繰り返すことにします。

チッピングの詳細については以下をご覧ください。(新しいタブで開きます。)

兵員輸送車「ブロムリー ST-48D」のチッピングのまとめ

スイッチと電池ボックスを組み込んだ。

コックピットに組み込んだLEDを点灯させるための電池は、3Vを供給でき、かつダグラムの胴体に収める必要があります。

そこで、CR1220を使用することにしました。CR1220用の電池ボックスとスイッチも用意しました。

これらを「ダグラム」の胴体に組み込みます。電池ボックスを頭部と一体化し、頭部を胴体から取り外して電池を交換できるようにします。

パーツの加工

胴体内部に電池ボックスとスイッチを収めるため、首パーツ(部品番号A18,L4)の一部を切り取ります。

また、胴体上部パーツ(部品番号A17)も加工します。まず首が収まる部分の奥の部分をカットした後、電池ボックスが収まるように開口部を広げることにしました。

まずエッチングノコで各パーツを加工しました。

そして胴体上部パーツの開口部をナイフで広げ、電池ボックスを格納できるようにしました。

スイッチと電池ボックスの組み込みに先立ち、頭部および胸部の塗装と組み立てを行いました。

説明が前後しますが、塗装については後程説明することとします。先にスイッチと電池ボックスの組み込みについて説明します。

スイッチと電池ボックスの組み込み

まず電池ボックス底面の突起などを切り取り、エポキシ系接着剤でスイッチと接着しました。そして各々の端子のうちの1本をはんだ付けしました。

次に、「ダグラム」に組み込んだLEDからの配線をスイッチと電池ボックスに接続。LEDにはプラスマイナスの属性があるので、間違えないように気を付けてつなぎました。

ここでスイッチをON。コンソールの計器盤が光りました。奥まった部分にあるため、あまりよく見えないです。

ともあれ配線が完了。次はスイッチと電池ボックスを組み合わせたものを首の奥に接着します。

台座として0.5㎜プラバンを帯状に切り出したものを首の奥に接着しました。

そしてエポキシ系接着剤で、スイッチと電池ボックスを一体化したものをがっちりと接着しました。

次に胴体のシルバーの部分を取り付けますが、そのまま組み立てると電池ボックスと干渉してしまうことが分かりました。

そこで、干渉する部分をデザインナイフで削り取りました。キットのプラスチックが柔らかめで、加工は思ったほど大変ではありませんでした。

組立と加工を繰り返し、頭部をはめ込んでも干渉しないようにしました。

さらに「ダグラム」のお腹に相当するフラットブラックの部分も加工。

左が加工前、右が加工後

胴体に取り付けました。パーツを削り込んで接着箇所が減ってしまったので、エポキシ系接着剤でしっかりと固定しました。

最後にスイッチと電池ボックスを組み込んだ頭部を差し込みました。スイッチの操作、電池の交換は頭部を引き抜いて行います。

頭部と胴体の製作

説明が前後しますが、スイッチおよび電池ボックスの組み込みとは関係がない部分の製作、塗装について説明します。

頭部カメラの組み立てと塗装

頭部カメラの内部にはクリアパーツが用意されています。初回版とアップデート版でプラスチックの色が異なりますが、塗装後に組み立てたら問題ではありませんでした。

パーティングラインを処理した後、クレオスMr.カラーC47「クリアーレッド」を塗りました。この時点では色の濃さが異なっていますが・・・

カメラのパーツ(部品番号A9,A10)の内側を黒く塗り、クリアパーツを挟み込んで組み立てると、色の違いが分からなくなりました。

瞬間接着剤をパテ代わりにして継ぎ目を埋めました。そしてクリアパーツをマスキングして、他の紺色の部分と同様に塗装を実施。頭頂部に接着しました。

アンテナを金属素材で作り直した。

まずキットのパーツを参考にして、0.4㎜真鍮線、0.8㎜真鍮パイプおよび1.4㎜真鍮パイプから材料を切り出しました。

これらを組み合わせて接着し、基部に相当する部分に0.2㎜ポリウレタン銅線を巻き付けました。

そしてキットのアンテナパーツ(部品番号A7)を加工。台座部分からアンテナを切り離し、自作したアンテナを取り付けるため1.3㎜径の穴を開けました。

製作途中で破損することを避けるため、本体が完成したら取り付けることにします。

塗装と組み立て

冒頭でも述べましたが、本体のシルバーの部分は塗装済みです。次は紺色と赤の部分を塗装します。

まず胴体各部の紺色の部分を組み立てた後、クレオスMr.カラーC322「フタロシアニンブルー」にC189「フラットベースなめらか・スムース」を加えたものを塗りました。

また、赤いパーツにはクレオスC114「RLM23レッド」にC189「フラットベースなめらか・スムース」を加えたものを塗りました。

次はチッピングの準備ですが、先に説明した通りタミヤの「チッピング液」を使う関係で、パーツを小分けにして作業を行います。

頭部(コックピット)、胴体上部パーツおよびミサイルポッドにタミヤの「チッピング液」を塗った後、タミヤ水性アクリル塗料XF-86「フラットクリアー」を塗りました。

チッピングの準備が出来たので、機体色を塗ります。紺色の部分にはリキテックスの「プルシャン ブルー ヒュー」と「ニュートラルグレー3」を混ぜたものを、赤い部分には「ナフソール クリムソン」を塗りました。

各部にデカールを貼り・・・

左の従来版に対して、右がアップデート版ではデカールが少し増えています。

チッピングと細部塗装を行って、頭部を組み立てました。

上で説明したスイッチと電池ボックスの組み込みを実施。胴体のシルバーとブラックの部分を接着し、両腕もはめ込みました。

さらに胸部中央のグレーの部分を塗装して取り付けました。

  • 下塗り:クレオスMr.カラーC315「グレーFS16440」
  • 上塗り:リキテックス水性アクリル絵の具「ニュートラル グレー3」

パーツをはめ込むのが固かった。

このキットは接着剤不要とするためか、パーツをはめ込むのがかなり固い印象でした。少し作りにくく感じたので、ドリルややすりで取り付け用のダボ穴を若干広げてから取り付けました。

また、頭部側面のパーツは奥まではめ込むことが出来ず、隙間が出来てしまいました。

そこで、パーツの一部をナイフで削りました。

こうすることでパーツを奥まではめ込むことが出来ました。

仮組を行い、必要に応じてパーツを加工するとスムーズに組み立てられると思います。

脚部の製作

脚部はデカールをうまく貼れなかった。

次は脚部の製作です。

脚部の紺色のパーツにも「チッピング液」を塗った後、タミヤ水性アクリル塗料XF-86「フラットクリアー」を塗りました。

次に、機体色としてリキテックスの「プルシャン ブルー ヒュー」と「ニュートラルグレー3」を混ぜたものを塗りました。

これらにデカールを貼ったのですが、ズボンのすそにあたる部分の黄橙色のラインのデカールがうまく貼れませんでした。

初回版では、1本のデカールを脚部の全周に巻き付けるように貼ります。

下の方の黄橙色のラインのデカールです。

まず片足に貼ってみましたが、デカールが固めで、脚部前面および後面の縁に上手く馴染まず、また途中でちぎれたりしてしまいました。

ただし、デカールがちぎれた角の部分はチッピングを行う予定で、デカールも一緒に剥すので問題はありません。

もう片方の足に貼るときは、はさみで分解してから貼りました。

アップデート版ではこのデカールは前後に分かれています。そして初回版よりも柔らかく、貼りやすい印象だったのですが・・・

前後が上手くつながらず、隙間が出来てしまいました。今回はチッピングで剥すので問題ないですが、チッピングを行わない場合は塗装で仕上げたほうが良いかもしれないです。

他の部分にもデカールを貼りました。アップデート版の方がふくらはぎなど多めにデカールが用意されています。

脚部の組み立て

脚部のパーツのうち、紺色のものにチッピングを実施。

足首の関節周りのパーツにクレオスC28「黒鉄色」を筆塗して脚部にはめ込みました。

さらに前回作成した膝関節、太ももを接続しました。また、赤いパーツは胴体上部の赤い部分と同様に塗装して取り付けました。

赤いパーツの取り付け部がかなり固かったので、1.6㎜のドリルで穴を若干広げてから取り付けました。

胴体上部と脚部が出来ました!

と思いましたが、頭部側面のマルチディスペンサー、太ももの赤帯がまだでした。

続く。

おまけ:猫の大福さん(41) クリーニャア

ホームセンターの安売りコーナーでこんなものを売っていたぞ!

「抜け毛ネコそぎ クリーニャア」って書いてありますね・・・

ウム。ネコ毛の掃除に使うブラシなのではないかと思われるのだ。

パッケージにそう書いてありますよ。

ところで、福袋とか安売りコーナーとか、安売りのものが好きですねぇ。

ウム。ネコちゃんはお金がかかるからね。

ならば余計なものを買わないのが一番良いのでは?

とにかく使ってみるのだ!

オォ、ネコ毛まみれの爪とぎ板がどんどんきれいになっていきますよ!

これはなかなか便利なアイテムじゃないですか!

そうだろう、そうだろう!単なる衝動買いではないのだよ!

へぇ~

おまけ:猫の大福さん(40) 歯ブラシで毛づくろい

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