【プラモ】マックスファクトリー 1/72「コンバットアーマー ダグラム」新旧作り比べ(4)各部の製作を進めた。

SF

マックスファクトリーの1/72「ダグラム」には、最初に発売された「Combat Armors MAX 01」と、各部が改良された「Combat Armors MAX 22」の2種類があります。

左が「Combat Armors MAX 01」、右が「Combat Armors MAX 22」です。

これらを同時に製作しています。

今回は「ダグラム」本体と「リニアガン」の製作を進めました。

「Combat Armors MAX 01」を「初回版」、「Combat Armors MAX 22」を「アップデート版」として製作過程などを説明します。

前回までのおさらいなど

どこまで作ったか?

これまでに胴体、腕、脚部を製作しました。頭部はキャノピー、マルチディスペンサーなどが残っています。

また、頭部に取り付けるアンテナは金属素材で作り直し、台座部分のみを取り付けました。アンテナはまだ取り付けていません。

腰部、腕のアーマーと手、ターボザックなども未作成です。

塗装について

実際の製作について説明する前に、塗装についてまとめておきます。

腕、太ももなどのシルバーの部分は、以前「飛燕Ⅱ型改」を製作したときに試した「まだらシルバー塗装」で塗りました。

「ダグラム」のまだらシルバー塗装(新しいタブで開きます。)

シルバー以外の部分はタミヤの「チッピング液」とリキテックスの水性アクリル絵の具を組み合わせてチッピングを行いました。

左が「初回版」、右が「アップデート版」です。

チッピングの手順は以下の通りです。

  1. 本来の色より明るめの色にフラットベースを足したものを塗る。塗料はMr.カラーを使用。
  2. タミヤの「チッピング液」を筆塗する。塗って乾かしてを2回繰り返す。
  3. エアブラシでタミヤ水性アクリル塗料XF-86「フラットクリアー」を塗る。
  4. リキテックスの水性アクリル絵の具を塗る。
  5. 塗膜を水で湿らせた後、爪楊枝、竹串などでチッピングを行う。

「ダグラム」のチッピング(新しいタブで開きます。)

タミヤの「チッピング液」を使用してチッピングを行う場合、上に水性アクリル塗料を塗った後、一週間程度で効果が無くなってしまいます。

そのため、パーツを小分けにして塗装、チッピングを繰り返します。

下塗り、上塗りに使用した塗料は以下の通りです。

腰部前後、腕アーマー、手

下塗りC322「フタロシアニンブルー」
上塗り「プルシャン ブルー ヒュー」+「ニュートラル グレー3」

腰部左右のボックス

下塗りC60「RLM02グレー」
上塗り「フーカス グリーン ヒュー」+「ニュートラル グレー3」+「ニュートラル グレー4」

腰上部、胸部中央

下塗りC315「グレーFS16440」
上塗り「ニュートラル グレー5」

赤い部分

下塗りC114「RLM23レッド」
上塗り「ナフソール クリムソン」

タミヤの「チッピング液」を塗るため、下塗りの塗料にC189「フラットベース なめらか・スムース」を混ぜてつや消しとしました。

「ダグラム」本体の製作

各部の塗装と組み立て

まず腰の部分を製作しました。上で説明した通りクレオスMr.カラーで下塗りを行った後、タミヤの「チッピング液」を筆塗し、エアブラシで水性アクリル塗料XF-86「フラットクリアー」を塗りました。

左が「初回版」、右が「アップデート版」です。以下同様です。

「フラットクリアー」を十分乾燥させた後、リキテックスの水性アクリル絵の具を筆塗しました。

デカールを貼り、チッピングを実施。

腰の部分を組み立てました。

次に腕のアーマーを製作しました。

上腕のアーマーを塗装し、デカールを貼った後にチッピングを行いました。

左が「初回版」、右が「アップデート版」です。

「初回版」では、右腕のアーマー用のデカールが入っていませんでしたが、「アップデート版」には入っていました。

肩アーマーも同様に塗装、デカール貼り、チッピングを行いました。

「初回版」と「アップデート版」では黄色の部分の色合いが違っていました。また、「アップデート版」にはアーマーを固定する丸いパーツ用のデカールも入っていました。

手のパーツにはデカールは用意されていませんでした。塗装してチッピングを行いました。

頭部の塗装と組み立て

頭部はある程度出来上がっています。残りの部分を製作します。

まずキャノピーを製作します。

このキットのキャノピーパーツは塗装済みです。しかし、機体の紺色をアクリル絵の具を混ぜて作ったので、キャノピーの塗装とは違う色になってしまいました。

左が初回版、右がアップデート版です。窓枠は塗装済みでした。

そこで、他の紺色の部分と同じように塗装を行うことにしました。まずマスキングテープを貼り、デザインナイフで余分な部分を取り除きました。

上手く切り取れなかった部分には、マスキングテープを貼り足しました。

他の部分と同様に塗装を行い、チッピングも実施。

そしてキャノピーと上部のハッチを頭部に取り付けました。上部ハッチは「アップデート版」の方が収まりが良かったです。「初回版」では少し出っ張ったような感じになってしまいました。

「初回版」のキャノピーには裏側からクレオスMr.クリアカラーGX GX109「GXクリアブラウン」を塗りました。

キャノピーの取り付け部分が可動するので、完成後も開閉させることが出来ます。

次は頭部左右に取り付けるマルチディスペンサーです。

マルチディスペンサーはクレオスMr.カラーC322「フタロシアニンブルー」とC60「RLM02グレー」で塗り分けた後、水性アクリル絵の具を塗り、チッピングを行いました。

出来上がったものを頭部にはめ込みました。アップデート版の頭部にはミサイルポッドが取り付けられていますが、差し込んであるだけなので交換可能です。

さらに、自作したアンテナにクレオスの「メタルプライマー」とガイアカラーEx-7「Exシルバー」を筆塗して差し込んでみました。

アンテナを接着してしまうと「マベリック」にぶら下げられなくなってしまいます。そのため、接着せずに差し込むだけとして取り外せるようにしました。

アンテナの損傷を避けるために一旦取り外し、「マルチディスペンサー」と「ミサイルポッド」にクレオスウェザリングカラーWC01「マルチブラック」でスミ入れを行いました。

残るはパイロットの「クリン君」です。また、「アップデート版」にはフィギュアが追加されています。

これらのフィギュアは次回製作することとします。

本体の組み立て

ダグラム本体各部のパーツが出来上がったので、それらを組み立てました。

肩のアーマーを固定するための丸いパーツ(部品番号B5,B6)と肩のパーツのはめ合いがかなり固いです。そのため、丸いパーツの軸部分をやすりで削って取り付けました。

また、前腕内部のパーツ(部品番号E7)を十分押し込んでいなかったため、前腕のアーマーを上手く取り付けられませんでした。

このパーツをきちんと押し込むことで、上腕のアーマーを上手く取り付けることが出来ました。

太もものデカールが崩れた。

本体各部を組み立てている途中で左太ももに赤いライン状のデカールを貼りました。

左が「初回版」、右が「アップデート版」

「アップデート版」では問題なく貼ることが出来たのですが、初回版ではデカールがばらばらになってしまいました。

写真では4カ所ですが、実際にはもっとバラバラでした。

この赤いデカールは足のすその部分に貼る黄色いライン状のデカールと隣接して配置されています。

この黄色いデカールをデカールハサミで切り出したときにダメージを受けたようです。

デカールをきりだすときに赤いデカールの部分がクルクルと丸まってしまい、台紙に引っ張られてバラバラになったのではないかと思います。

もしそうだとすれば、デカールをカッターナイフで切り出せば、台紙が丸まらずうまく貼れるかもしれません。

幸い、「初回版」のダグラムはミサイルポッド付きの限定版も所有しています。限定版のデカールを使用することにします。

デカールをカッターナイフで切り出してみたら、うまく貼ることが出来ました。

左が「初回版」、右が「アップデート版」

ところで、太ももデカールを使ってしまった「限定版」ですが、本来の塗装とは異なる塗装で製作することにします。例えば・・・

タカラの「ダグラム」
塗装図のイラスト

タカラ1/72「コンバットアーマー ダグラム」のカラー塗装図に掲載されている「ダグラム・デザートタイプ」としてみるのも面白いかもしれません。

「リニアガン」の製作

塗装について

「リニアガン」も「ダグラム」と同様に塗装を行いました。以下に下塗り、上塗りに使用した塗料をまとめます。

リニアガン本体

下塗りC60「RLM02グレー」
上塗り「フーカス グリーン ヒュー」+「ニュートラル グレー3」+「ニュートラル グレー4」

中央のライトグレーの部分

下塗りC311「グレーFS36622」
上塗り「フタロシアニン グリーン」+「ニュートラル グレー8」+「ニュートラル グレー5」

紺色の部分

下塗りC322「フタロシアニンブルー」
上塗り「プルシャン ブルー ヒュー」+「ニュートラル グレー3」

「ダグラム」本体と同様に、下塗りの塗料にはC189「フラットベース なめらか・スムース」を混ぜてつや消しとしました。

組み立て説明書通りに製作

「リニアガン」本体上下を組み合わせると中央に継ぎ目が出来ます。

この継ぎ目をエポキシパテで埋め、下塗りの塗料を塗りました。

さらに各部の塗り分けを実施。タミヤの「チッピング液」を塗った後、水性アクリル塗料XF-86「フラットクリアー」を塗りました。

「フラットクリアー」が十分に乾いた後、水性アクリル絵の具を塗りました。中央のライトグレーの部分にデカールを貼り、チッピングを実施。

クレオスウェザリングカラーWC01「マルチブラック」でスミ入れを行い、各部品を組み立てました。

最後に、左右の張り出しの部分に赤いデカールを貼り、ダグラムに取り付けました。

ようやく「ダグラム」本体とリニアガンが形になりました。

次回は「ターボザック」、パイロットの「クリン君」などを製作します。

続く。

おまけ:猫の大福さん(42) 行方不明

赤トマト君、大福さんはどこにいるのかな?

えっと、このあたりには居ないですね。

おかしいな、さっきから見かけないのだが・・・

大福さーん、どこにいるのかな~?

まずい、どこにもいないぞ!

2階を探して見ましょう!

・・・・おかしい、2階にはいないみたいだぞ。

そうですね、どこにもいないですね。・・・やっぱり1階のどこかですかね?

どこにいるんだ、大福さーん!

出ておいで―!

(クルルル・・・)

あれ、階段から降りてきましたよ!

ウ~ン、一体どこに居たのだろうか?

おまけ:猫の大福さん(41) クリーニャア

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