【プラモ】タミヤ1/700「軽巡洋艦 阿武隈」の製作(2)改修部分

艦船

タミヤの1/700「軽巡洋艦 阿武隈」をキスカ撤収作戦時の状態で製作していきます。まずは艦橋より前を製作、と行きたいところですが、ファインモールドの14㎝砲の発売を待っていますので、この部分を作ることができません。代わりに、キットを改造する部分を作っていくこととしました。

艦首

船体を組み立て、艦首の2段目の舷窓を閉塞します。

最初に、組み立て説明書に従って艦底板へのおもりの接着、船体左右の接着、船体への艦底板の接着を行いました。艦底板を船体に接着する際は、底面が平らになるように気を付けました。そして、継ぎ目をパテで修正しました。

次に、艦首の舷窓のうち2段目を、丸いふたで閉塞された状態を再現しました。

0.2㎜の厚さのエッチングパーツの枠の部分を切り出し、0.6㎜の穴をあけたガイドを用意しました。

閉塞する舷窓を0.6㎜のドリルで掘り込みました。そして、0.5㎜のプラ棒を差し込んで瞬間接着剤で接着しました。0.5㎜のプラ棒は、あらかじめ先ほどのガイドの穴に差し込んでおきました。

接着剤が固まったら、先ほど用意したガイドを船体側に密着させ、プラ棒をデザインナイフでカットしました。

こうすることで、エッチングパーツの厚み分のプラ棒が残り、丸いふたが取り付けられたような状態になりました。

艦橋、前部マスト周辺

羅針艦橋両舷の1.5m測距儀取り付け用の四角い穴をプラ材で埋め、1.5m測距儀を上部艦橋甲板の位置に取り付けました。

艦橋前の絡車はピットロードの新艦船装備セット4のものを取り付けました。元の部品を取り付けるための四角いくぼみをプラ材で埋めた後に接着しました。(装備セット5にも同じものが付属しています。)

そして、窓をエッチングパーツで置き換えました。

窓枠のエッチングパーツは海魂のものを使用しました。前面は窓が4つになるように、そのほかの面は窓が3つになるようにするため、以下を選びました。

前部マストの見張り所の窓枠も海魂のエッチングパーツで置き換えました。マストトップを真鍮線で作り直し、射撃方位盤の上に取り付ける部品B38の代わりに21号電探を取り付けました。

マストトップは本体を0.4mm、ヤード部分を0.3mmの真鍮線で置き換えました。

21号電探も海魂のエッチングパーツを使用しました。

写真のものを使用しましたが、上側の支柱の部分が長すぎて、そのままでは斜めになってしまうので、カットして使用しました。

セルター甲板周辺

セルター甲板については、五番砲の撤去、25mm3連装機銃の搭載、小発艇2隻の搭載を行います。

まずは、五番砲取付穴をパテで埋め、やすりで平面に仕上げました。

25mm3連装機銃は塗装後に取り付けることとし、取り付け位置にガイド用の穴をあけておきました。

小発艇は手持ちのウォーターラインシリーズの小型艦兵装セットから2隻を用意しておきました。

小発艇(10m特型運貨船)

艦尾甲板

艦尾甲板には5角形の台座を設置し、その上に陸軍の7cm高射砲を載せます。陸軍の7cm高射砲として、Five Star Modelのエッチングパーツを入手してみました。

砲身などの部品は、この写真ではほとんど見えない。

恐ろしく細かいです。これを使用するためには、船体各部のディテールアップが必要で、ナノドレッドの25mm機銃といえども銃身と7cm砲の砲身のバランスが取れない、ということになりかねません。そこで、このエッチングパーツを参考として類似の部品から改造することとにしました。

出来上がったものがこれです。

円錐形の砲座および砲身が乗る砲架は、新艦船装備セット5に付属する25mm単装機銃を改造して使いました。

25mm単装機銃を砲架として用いるため、まずは銃身部分をカット。さらに上面が平らになるように弾倉などの突起物もカットしました。そして、砲架となる部分の後ろをプラ材で延長しました。

砲身は0.3mmの真鍮線を4.5mmに切り出したものを使用。砲身の左右に長方形の枠のようなものがあるので、プラ板をそれらしいサイズに切り出して接着しました。また、砲架の下部に鳥居をひっくり返したようなものがありますが、プラ板を台形に切り出したものを接着しました。

正五角形の台座は、外側が松の丸太2本を重ねて作られており、その内側に砂袋が敷き詰められていたようです。まずは、0.5mmプラ棒を4mm弱の長さに切り出して2本を束ねて接着したものを5つ用意しました。

長さが微妙にあっていない・・・

これらを正五角形になるように接着。中に透明プラ板を接着して、中心に2mmの穴をあけました。円錐形の砲座のベースとなる部分とするため、2mmのプラ棒を1.2mm程度の長さに切り出しました。

切り出した2mmプラ棒を正五角形の台座の中心部に接着し、中に砂袋を表現するための粒(100円ショップで買ってきたカラーサンドを利用)を接着しました。

写真を撮り忘れてしまいました。

2mmプラ棒の中心部に、作成しておいた高射砲本体を接着。砲座から5本の支柱のようなものが出ているので、これをプラ材で再現。支柱の先端の下には、0.3mmのプラ棒を縦に接着しました。

写真を拡大してみたら、カラーサンドが角張っていて、砂袋の感じになっていないことに気が付きました。鉄道模型用のバラストに詰め替えてみました。

ファインモールドの14cm砲は当初11月末発売とアナウンスされていましたが、1月中旬に延期されてしまいました。14cm砲が発売されるまで、「阿武隈」の製作を中断することとします。

つづく

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