連邦軍兵士を乗せた軍用トラック2台を完成させました。

最初に製作した1台と合わせて3台の軍用トラックが完成しました。また、連邦軍兵士も追加で製作しました。

以下で説明します。
軍用トラックを塗装してチッピングを行った。
前回は軍用トラック2台の組み立てを行い、連邦軍兵士2体を軍用トラックの運転席に座らせられるようにしました。

これらを完成させます。
車体の塗装とデカール貼り
始めに、下地としてクレオスMr.カラーC60「RLM02グレー」にC189「フラットベースなめらか・スムース」を加えたものを塗りました。また、錆の下地としてC29「艦底色」を筆塗しました。

塗装を十分乾燥させた後、タミヤの「チッピング液」を筆塗しました。1日乾燥させた後、2回目を塗り、さらに1日乾燥。そしてエアブラシでタミヤ水性アクリル塗料XF-86「フラットクリアー」を塗りました。

運転席と荷台のシートにはタミヤエナメル塗料XF-10「フラットブラウン」を筆塗しました。

次に、リキテックスの水性アクリル絵の具を塗りました。最初の1台を作った時は、チッピングの時に塗料がベロリと多めにはがれる傾向があり、コントロールが少し難しかったです。
そこで、今回は水性アクリル絵の具をより薄めに希釈することを意識しました。
車体色として「クロミウム オキサイド グリーン」と「アイボリー ブラック」を混ぜ、配合を変えながらまだらになるように塗り重ねました。

サイドミラーも車体同様に塗りましたが、鏡の面にはクレオスGX-2「ウィノーブラック」を下塗りした後、ガイアカラー「プレミアムメッキシルバー」を塗りました。

1日おいて塗装を乾かした後、車体各部にデカールを貼り、上からタミヤの水性アクリル塗料XF-86「フラットクリヤー」を塗りました。

今回はドアに連邦軍マークを貼りませんでした。また、1台は荷台後端に車両ナンバーを貼りました。
チッピング
車体の塗装時にタミヤの「チッピング液」を塗っておきました。これにより、塗装面を水で湿らせた後爪楊枝などで塗料をはがすことが出来ます。
まずバンパー、足回りとその周辺のチッピングを行いました。

運転席のドアや左右のステップ、ボンネットなどのチッピングを実施。

続いて荷台にもチッピングを行いました。

ライトガードにもチッピングを実施。これで車体全体のチッピングが完了しました。

さらにホイールにもチッピングを行いました。

水性アクリル絵の具を薄めに塗ることで、1台目よりはがれ具合をコントロールしやすくなったように思います。
とはいえ、はがし過ぎた部分も出来てしまいました。はがし過ぎたと感じた部分にアクリル絵の具をタッチアップしました。


塗装
荷台の幌はXF-86「フラットクリヤー」を塗った後、「フタロシアニン グリーン」、「クロミウム オキサイド グリーン」および「アイボリー ブラック」を、配合を変えて塗り重ねました。

タイヤにはタミヤ水性アクリル塗料XF-57「バフ」を筆塗し・・・

「バフ」を残し気味にしつつ、タミヤエナメル塗料XF-85「ラバーブラック」を筆塗しました。

これでチッピングが完了しました。次は運転席に連邦軍兵士を取り付けます。
運転席に連邦軍兵士を取り付けた。
連邦軍兵士A
連邦軍兵士Aは、前回までに左腕以外を組み立て、塗装を行っておきました。

運転席周りの塗装が出来上がったので、座席に兵士Aを接着しました。

左腕は付け根の部分を削って調整した後、右腕と同様に塗装を行い、接着しました。



右腕の塗装については以下をご覧ください。
さらに濃いめに希釈したアクリル絵の具を塗り重ねて継ぎ目を埋め、肌の部分と服装の部分を塗り分けました。

接着剤が十分固まったところで車体上下を仮組してみました。特に干渉することもなく上手く収まりました。

連邦軍兵士B
連邦軍兵士Bは、前回エッチングノコで切り刻み、ポーズを変更して塗装を行いました。

こちらも座席に接着しました。

ここで、仮組を行って様子を見ることとしました。車体上下を組み合わせてようとしていると、「パチッ」という音とともに何かが飛んで行ってしまいました。
「まずい」と思ったのも後の祭りで、兵士Bの左上腕部が無くなっていました。

探して見ましたが見つからず、あきらめてプラ材から作り直すことにしました。
プラ材にはタミヤの2㎜カクボウがちょうど良さそうでした。これをデザインナイフとやすりで削り込み、大雑把な形に削り出しました。そしてエポキシパテで指も再現しました。

次に、削り出した左上腕部を少し長めに切り出し、ちょうどハンドルを握った位置に収まるようにやすりで削って形を整えました。

左腕の残った部分と同様に塗装を行った後、左腕に上腕部を接着しました。すると、継ぎ目に目立つ隙間が出来てしまいました。



継ぎ目を濃いめのアクリル絵の具で埋めようとしましたが、完全には埋まりませんでした。ただし、あまり目立たない箇所なので、このままとすることにしました。

車体上下を慎重に仮組してみました。今度は何事もなく、うまく収めることが出来ました。

ふぅ・・・・
軍用トラック2台が完成
車体上下を接着
いよいよ車体上下を接着しますが、接着後には作業しづらくなる部分を製作しておきます。
まずヘッドライトの内部にガイアカラーEx-7「Exシルバー」を筆塗しました。

ヘッドライトのレンズには「H-アイズ3ミニ」より2.8㎜径のものを使用しました。セメダイン「ハイグレード模型用」を少量塗布してはめ込みました。

また、ウィンチのワイヤーも奥側を塗りにくくなるのでこの段階で塗装します。
クレオスのウェザリングカラーWC01「マルチブラック」を下塗りして・・・

B4鉛筆で塗りました。ワイヤーの金属の感じが出たのではないかと思います。

そして車体上下を組み合わせました。荷台の床と壁のつなぎ目に隙間が出来るので、濃いめに希釈した水性アクリル塗料を塗り込んでふさぎました。

各部の塗装と組み立て
荷台に座席を接着し、サイドミラーを支柱の先に接着しました。サイドミラーの接着剤にはセメダイン「ハイグレード模型用」を使用しました。

「ハイグレード模型用」は固まった後も少し粘性が残ります。そのため、完成後に不用意にさわっても細かい部品が外れにくいように思います。

また、クリアパーツが汚れづらく、失敗してもやり直せるなど利点が多いです。
車体側面や後面のライトはガイアカラーEx-7「Exシルバー」を下塗りした後、タミヤエナメル塗料X-26「クリヤーオレンジ」、X-27「クリヤーレッド」を塗りました。

次は車体各部にウェザリングを行いました。
まずマフラー、バンパーなどにクレオスMr.ウェザリングカラーWC08「ラストオレンジ」で錆を追加。

各部品の角にB4鉛筆を部品の角にこすりつけ、こすれて金属が露出した雰囲気を再現しました。

さらに土埃を再現するため、幌および車体下部に溶剤で薄めたタミヤ水性アクリル塗料XF-57「バフ」を塗り重ねました。

ところでタミヤの水性アクリル塗料の溶剤はリキテックスの水性アクリル絵の具を溶かすことが分かりました。荷台の幌を塗装しているときに、下地のグリーンが溶け出してしまいました。
溶剤の代わりに水で希釈したら問題なく塗装することが出来ました。

最後に、キットに付属しない窓ガラスを自作しました。
窓ガラスのパーツはUSBケーブルなどの塩ビ板を折り曲げて作られた透明なパッケージを使用。このパッケージからパーツを切り出しました。そして断面をサインペンで黒く塗りました。

セメダイン「ハイグレード模型用」を使用して取り付けました。

後面の窓は形が歪んでいるので、窓ガラスのパーツもナイフで少しずつ削り込んで、形を整えてから接着しました。
フロントウィンドウにも同様に窓ガラスのパーツを取り付けました。

窓ガラスのサイズを以下に記しておきます。
高さ | 幅 | 注意点 | |
フロント運転席側 | 6.5㎜ | 8.8㎜ | |
フロント助手席側 | 6.5㎜ | 9.0㎜ | |
運転席後面中央 | 4.6~4.8㎜ | 12.9㎜ | 窓の形が歪んでいるので調整が必要。 |
これで、軍用トラック2台が完成しました!

連邦軍兵士
これまでにも述べてきましたが、「コンバットビークルセット」には5体の兵士が付属しています。

兵士A | 座ったポーズ |
兵士B | リラックスしたポーズ |
兵士C | 銃を掲げて歩くポーズ |
兵士D | 直立で銃を構えたポーズ |
兵士E | うつ伏せで銃を構えたポーズ |
すでにある程度製作済みですが、キットを2箱追加で開封したので、多数が未作成です。

今回は未作成のものから兵士Cを2体、Dを1体追加で製作しました。

連邦軍兵士の塗装については、以下をご覧ください。(新しいタブで開きます。)
【プラモ】タカラ 1/72 「コンバットビークルセット」の製作(5)軍用ジープを修正、連邦軍兵士5体のうち4体を製作
たくさん並べると楽しいのだ!
軍用トラックが2台増えて3台になりました!

連邦軍兵士はA~Eの5種類が完成。これでようやくコンバットビークルセット1箱分を作りきることが出来ました。

多数の車両と兵士がそろい、地上部隊っぽい雰囲気になってきました。

次は兵員輸送車「ブロムリー ST-48D」をブルーグレーの塗装で製作します。

続く。
おまけ:猫の大福さん(39) ハチさんのおもちゃ
福袋に入っていたもの第3弾なのだ!
エーー、もう2月も終わろうとしているのに、まだ福袋ですか?
ックゥ、相変わらず切れ味鋭いな・・・
ちょっと福袋ネタを引っ張り過ぎですよ。
まぁ、そう言うなョ・・・
で、今回は何が出てくるのですか?
ウム、これなんだが・・・

な、なんすかこれ???「ハチさん」って書いてありますけど、むしろトンボですかね?
いや、心の目で見れば「ハチさん」に見えなくもないような気がしなくもないというか・・・
ていうか、タグに「ドンキホー〇限定品」と書いてありますよ!

「テ」が隠れているから大丈夫なのでは・・・
いやいやいや。前回「量販店」と言っていたのに、これじゃあ、どこで買ったか丸わかりですよ。
まぁまぁ、細かいことは置いておいて、開封してみたのだ。デーン!

ウーン、突っ込みどころが多すぎるような気がしますが、とにかく試してみますか。
ほら大福さん、ハチさん・・・ウォ、ものすごく反応が良いぞ!

本当だ、大福さん、ノリノリで遊んでいますよ!

「ドンキホー〇限定品」の「ハチさん」、いろんな意味でスゴイおもちゃだったのだ。

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