アオシマ1/350の「PTボート PT-109」を製作しました。1/350と1/700の「PTボート」がそれぞれ2隻、全部で4隻の「PTボート」が入っていましたが、そのうち1/350のものを1隻製作しました。
この「PT-109」に、ブラザーのカッティングマシーン「スキャンカット」で製作した「水兵」を乗せてみました。
以下で説明します。
「PT-109」の製作
すでに製作を開始していました。
ブラザーのカッティングマシーンで製作した1/350の「水兵」を乗せてみるため、すでにある程度製作を進めていました。
基本的にはストレートに組み立てていますが、連装機銃座と20㎜機関銃には軸を取り付けて旋回できるようにしました。
連装機銃は台座ごと旋回するようにしました。詳しい資料を持っていないので、これで正しいのかどうかわかりません。想像でこのように加工してみました。
改めて、製作方針を決めます。
かなり製作が進んでいますが、ここで改めて製作方針を決めておくことにしました。
まず、「スキャンカット」でケント紙から切り出した「水兵」を乗せようと思います。
スキャンカットと「水兵」につきましては、以下をご覧ください。(新しいタブで開きます。)
【プラモ】スキャンカットで1/350の「水兵」を製作(2)試行錯誤の末、上手くカットできた。
そして、せっかく「水兵」を乗せるので、海面ベースも製作しようと思います。今回は100円ショップセリアで購入した「ジオラマシート 波」を使用してみます。
このシート、売られている状態では水色に見えますが、実際には透明です。水色の台紙といっしょに袋に入っているので、水色に見えるのです。
海面ベースと「PTボート」の接続には、ネオジム磁石を使用して、着脱可能としてみようと思います。ネオジム磁石はダイソーで購入したものを使用することにしました。
このキットには、1/350の「PTボート」が2隻入っていますが、もう一隻の1/350「PTボート」は「PT-108」として製作することにしました。今回は「PT-109」を製作しました。
「PTボート」の製作
キットの船体と船底を組み合わせると、若干段差が出来ます。そこで、セメダイン「ハイグレード模型用」で船体と船底を仮止めし、段差をやすりで削り落としました。
また、ネオジム磁石を組み込むために船体に穴を開けておきました。
そして、マスト、魚雷発射管、通風塔の残りなど、甲板上の装備を接着しました。機銃、ゴムボートは塗装後に取り付けます。
次に塗装を行いました。
船体の塗装は組み立て説明書の塗装指示に従いました。一方、船底は組み立て説明書とは異なる色で塗装しました。組み立て説明書ではクレオスC29「艦底色」が指定されていますが、暗すぎるように感じたので、代わりにC81「あずき色」で塗装しました。
また、機銃の銃身とゴムボートをタミヤエナメル塗料X-10「ガンメタル」で筆塗しました。ただし、ゴムボートの「ガンメタル」はイメージと異なるので、後で別の色に塗りなおしました。
スクリューとシャフトをクレオスC9「ゴールド」、シャフトを保持する部分をC81「あずき色」で筆塗して船底に接着しました。
船体と船底を接着した後、船体番号のデカールを貼りました。船首左右の船体番号は、大きいものと小さいものの2種類が用意されていました。箱絵では大きく描かれているので、大きい方を選ぼうと思いましたが、船体に対して大きすぎることが判明。小さい方を選びました。
デカールを貼る部分にタミヤアクリル塗料X-22「クリヤー」を溶剤で薄めて筆塗しました。「クリヤー」が乾燥した後にデカールを貼り、デカールが乾いた後、クレオスC182「スーパークリアーつや消し」を吹き付けました。
次に、ウェザリングを行いました。
まず、クレオスウェザリングカラーWC02「グランドブラウン」を専用溶剤で薄めて、各部品に塗りました。そして、WC05「マルチホワイト」とWC06「マルチグレー」を用いて各部にメリハリを付けました。この時、船底の「あずき色」がくすんでしまったので、WC13「グレーズレッド」で赤みを加えました。
また、ゴムボートには、タミヤエナメル塗料XF-85「ラバーブラック」とX-10「ガンメタル」を混ぜた色を塗りました。
一通り塗装を行ったところで、連装機銃座と20㎜機関銃を取り付けました。連装機銃座および20㎜機銃を所定の位置に差し込み、裏側に自作したストッパーを接着して旋回できるようにしました。
ここで、船体後部の発煙装置の上部を塗り忘れていることに気が付きました。面相筆でクレオスC31「軍艦色1」を塗りました。
また、星条旗も取り付けました。
星条旗はデカールで用意されています。星条旗がはためいている状態を再現するため、海面ベースで使用する予定の「ジオラマシート 波」を使用することにしました。星条旗を切りだして、「ジオラマシート 波」の切れ端に貼ってみました。
シートが透明なので、表裏を合わせやすかったです。これをはさみで切りだして使用しました。
キットの説明書では、星条旗は旗竿に取り付けるように指示されています。一方、箱絵ではマストに掲げられています。今回は箱絵を参考にマストにナイロン糸で空中線を張り、空中線に星条旗を接着しました。
使用したナイロン糸は、フジックスのミシン糸「モノカラー スモーク」です。ナイロン糸はヨレているので、ドライヤーの温風を当ててまっすぐにしてから使用しました。
箱絵と比べると、随分星条旗を掲げる位置が低いように感じます。マストそのものの高さが足りないようです。
マストを真鍮線などで作り直すとよいかもしれません。「PT-109」はこのままとし、もう一隻を製作するときに真鍮線で作り直してみることとします。
最後に、主に舷側にWC05「マルチホワイト」でアクセントを付けました。
「水兵」を乗せた。
「水兵」の塗装を行うため、各部の色を調べることにしました。キットの箱絵では、所有している書籍を調べてみると、モデルアート別冊「艦船模型スペシャルNo.55」にレベルの「PT-212」の作例が掲載されていました。
「PT-212」は「ヒギンズ78フィートPTボート」で、製作中の「PT-109」(エルコ80フィートPTボート)とはタイプが異なります。しかし、どちらも第2次大戦中に活躍した船であり、乗員の制服は大差ないのではと考えました。
他に資料も持っていないので、「PT-212」の作例を参考にして、コピックで「水兵」を塗りました。(腕も曲げました。)
使用した色は以下の通りです。
頭部(ヘルメット) | G99 |
顔、手 | YR61 |
髪の毛(後頭部、ヘルメットの下) | E57 |
シャツ | B45 |
ズボン、ライフジャケット | T8 |
色を塗った「水兵」を台紙から切り出し、手足など各部を曲げて姿勢を調整し、「PT-109」の各部に乗せました。
操舵室には3体、2基の連装機銃には各1体を配置しました。
また、後部の20㎜機関銃の周囲には3体を配置しました。
近づいてみると、紙のペラペラ感が分かってしまうのですが、少し離れてみれば人が配置されているように感じられるのではないでしょうか?
「水兵」というと、士官、下士官が含まれないので、「船員」と言った方が良いかもしれないですね。
海面ベースで苦戦しています。
次は海面ベースを製作します。「PTボート」と言えば、波を蹴立てて疾走する姿が思い浮かびます。今回はセリアの「ジオラマシート 波」を使用して、うねる海面を疾走する「PT-109」を再現することにしました。
「ジオラマシート 波」は、丸く切り出してから使用することにしました。まずコピー用紙に円を描いて切り出したものを両面テープで「ジオラマシート 波」に貼り付けました。
そして、コピー用紙の円をガイドにしてはさみで丸い板を切り出しました。また、ディスプレイベースの土台として丸い木の飾り台を使うこととしました。この飾り台にオイルステインを塗りました。
次に、丸く切り出した「ジオラマシート」を円筒型の紙筒(大きなアポロチョコのパッケージ)に巻き付け、ドライヤーで加熱しました。
曲げる位置や曲げる方向を変えて何度か過熱し、「ジオラマシート」の表面をうねらせました。
船体の形に切り抜いて準備完了・・・と思ったのですが、数日放置したらほとんど平らに戻ってしまいました。
また、塗装についてはまだ試していません。上手く塗れるかどうかわかりません。果たしてイメージ通りの海面ベースを完成させることはできるのか?
上手く形にすることが出来たら、加工方法も含めて紹介しようと思います。
続く。
おまけ:子猫の大福さん(27) 猫に生の枝豆を与えてはいけません!
今日は枝豆を食べよう。両端を料理用ハサミでカットするのだ。
はーい、どんどん切りますよ~。
赤トマト君、枝豆を落としたぞ!
あぁ、大福さんが枝豆を持って行ってしまう~。大福さん、枝豆を返してください~
まずい、大福さんが枝豆にかみついたぞ!大福さん、生の枝豆を食べてはいけないぞ!
あ、ただ枝豆で遊んでいただけのようですよ。
食べるつもりではなかったようだね。
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