【プラモ】ファインモールド1/72「飛燕Ⅱ型改」の製作(3)シルバー塗装を実施。各部を作り込んだ。

航空機

「岐阜かかみがはら航空宇宙博物館(そらはく)」のミュージアムショップで購入した「飛燕Ⅱ型改」を製作しています。機体にシルバー塗装を行いました。各部の塗装と組み立てを進め、完成に近づいてきました。

製作過程を以下で説明します。

前回のおさらい

前回は、機体各部の工作を行い、機体が出来上がりました。

着陸脚はまだ接着していません。

着陸脚の塗り分けも行いました。

次は機体の塗装を行います。

機体のシルバー塗装

シルバー塗装のテスト

今回の製作では、「岐阜かかみがはら航空宇宙博物館」に展示されている「飛燕Ⅱ型改 試作17号機」のイメージでの完成を目指しています。

本物の写真です。

展示されている「飛燕」の機体は無塗装のシルバーでした。磨かれた金属がシルバーのまだら模様を描いていました。

本物の写真です。

このまだらのシルバーを再現したいのですが、いきなり塗って上手くいく自信が全くありませんでした。そこで、以下の資料でシルバーの塗装方法を調べてみました。

  • モデルアート [プラモハンドブックシリーズ] 「模型用シルバー塗装 完全カラーマニュアル」
  • モデルアート2022年4月号臨時増加「メタリック塗装攻略のメソッド」

シルバーをきれいに塗装するには、下地をつやつやのブラックで塗装して、エアブラシで薄くシルバーを塗り重ねるのが良いと思い込んでいました。しかし、「模型用シルバー塗装 完全カラーマニュアル」にはそれ以外の様々な方法が掲載されていました。

特に気になったのが、ハセガワの「熊野筆シリーズ ぼかし筆」を用いて筆塗する方法です。塗りむらを活かす塗装方法が、今回のまだらシルバー塗装に向いているように思いました。

また、「メタリック塗装攻略のメソッド」によると、メタリック塗装の下地処理として耐水ペーパーで水研ぎを行う場合は、800番までで十分なようです。800番が手元にかなったのですが、1000番の耐水ペーパーがあったので、1000番で水研ぎすることにしました。

これらを参考に、バンダイのメカコレクション「コスモゼロ」を塗ってみました。

赤と黄色はエアブラシで塗装しました。また、シルバーの部分は以下の手順で筆塗しました。

  1. 塗装する面を1000番のサンドペーパーで水研ぎする。
  2. ハセガワの「熊野筆シリーズ ぼかし筆(大)」を使用して、クレオスC8「シルバー」を少しづつこすりつけるように筆塗する。
  3. 十分乾燥させた後、軽く磨く。
  4. 面相筆を使用して、クレオス40周年記念カラー「プリビアスシルバー」でまだら模様を描き込む。
  5. クレオスウェザリングカラーWC02「グランドブラウン」でウェザリングを行う。
  6. 面相筆を使用して、タミヤエナメル塗料X-11「クロームシルバー」でまだら模様を描き込む。

詳しくは、以下をご覧ください。(新しいタブで開きます。)

【プラモ】バンダイ メカコレ「コスモゼロ」でシルバーの塗装を試してみた。

まだらシルバーの塗装

「コスモゼロ」を塗装した結果を踏まえて、「飛燕」を塗装しました。

まず機体表面をサンドペーパーで水研ぎしました。そしてハセガワの「ぼかし筆(大)」でクレオスC8「シルバー」を塗りました。

塗膜が厚くならないように気を付けながら、少しづつこすりつけるように塗りました。

また、主脚カバーにもC8「シルバー」を塗りました。また、カバーの内側はC8「シルバー」とガイアノーツWG-02「みずいろ」で塗り分けました。

1日ほど放置して十分乾燥させた後、機体と主脚カバーを布で軽く磨きました。やりすぎるとシルバーが剥がれてしまうので、注意しながら磨きました。

写真で分かりずらいですが、少し金属感がアップしました。

「コスモゼロ」を製作したときは、ここで「プリビアスシルバー」を塗りましたが、先にウェザリングを行うことにしました。実機の「飛燕」の色合いを考慮して、ウェザリングカラーWC01「マルチブラック」を使用しました。

専用溶剤で薄めたものを、機首から後ろに向かって流すように塗りました。

次に、面相筆を使って「プリビアスシルバー」でまだら模様を描き込みました。ガイアノーツの「メタリックマスター」で希釈したものをランダムに塗りました。

機体全体にまだらを描き込むのに時間がかかってしまいました。しかし、予想以上に狙っていたイメージに近いまだら模様を再現することが出来ました。ウェザリングを「マルチブラック」で行ったおかげで、塗り重ねたシルバーとのコントラストが上がったのが良かったように思います。

着陸脚のカバーもまだらシルバーに塗りました。

当初は、さらに色を重ねるつもりでしたが、下手に手を加えると台無しになりそうです。そこで、まだらシルバーの塗装はこれで完了とすることにしました。

「コスモゼロ」で試し塗をしていたのが、とても有効でした。ありがとう「コスモゼロ」。

機体各部の製作

機体の塗装が終わったので、各部の組み立てと塗装を行いました。

プロペラと排気管

機体が分解された状態で「飛燕」を見に行った時には、プロペラ中央部は赤く塗られていました。

本物の写真です。

そこで、プロペラとスピンナーをクレオスC114「RLM23レッド」とC8「シルバー」で塗り分けました。シルバーは「ぼかし筆」で筆塗しました。

ただし、赤い部分は組み立てると見えなくなってしまいます。あえて赤を塗る必要はなかったのですが、印象に残ったので塗ってみました。赤い部分は「コスモゼロ」を塗った時に、一緒に塗りました。

プロペラを機首に取り付けました。赤い部分はこれで見納めです。

そして、スピンナーをかぶせました。赤い部分は完全に見えなくなってしまいましたね。

機首回りは、あと排気管を接着すれば出来上がりです。クレオスC「焼鉄色」を筆塗して接着しました。排気口には「マルチブラック」を塗りました。

「フラットブラック」ではなく「マルチブラック」を塗ったのは、たまたま近くにあったからです。

キャノピー

キャノピーの窓枠を塗り分けて接着しました。当初は細切れのマスキングテープで透明部分を覆ってエアブラシで塗装したのですが・・・

マスキングテープが浮いてきていますね・・・

塗り際がガタガタになってしまいました(恥ずかしいので写真は撮ってないです)。そこで、一旦塗料を溶剤で落とし、コンパウンドで磨きました。

下地に塗った「RLM02グレー」を少し残してふき取りました。

そして、面相筆でクレオスC60「RLM02グレー」を塗りました。

さらにタミヤエナメル塗料X-11「クロームシルバー」を塗りました。窓枠のラインがまっすぐになるようにするため、マスキングテープを併用して面相筆で筆塗しましたが、塗装面が少しでこぼこしてしまいました。

機体に乗せてみると、塗装面のでこぼこはそれほど気にならなかったです。機体のまだらシルバー塗装との相性は悪くなさそうです。そのため、このまま接着しました。

窓枠が多い機体のキャノピーを上手くマスキングするのが課題です。キャノピーの予備があるキットを見つけて練習したいところですが、何か良いキットはないかなぁ・・・

着陸脚

博物館では、主脚柱を間近に見ることが出来ました。ホイールから伸びる黒いブレーキホースが印象的でしたので、ブレーキホースを再現することにしました。

本物の写真です。
本物の写真です。

まず主脚柱にカバーを接着しました。そして、黒い伸ばしランナーでブレーキホースを追加しました。

機体に着陸脚を接着しました。

主脚柱カバーの上部には小さなカバーが取り付けられています。

博物館の機体では、左側の主脚柱にはカバーが取り付けられていましたが、右側は紛失してしまったのか、取り付けられていませんでした。

本物です。小さいカバーはついていません。
本物です。よく見ると、小さいカバーが付いています。

そこで、左の主脚柱のみ上部の小さいカバーを取り付けました。キットのパーツは使わず、写真を参考に0.2㎜プラバンから長方形の板を切り出し、「シルバー」と「みずいろ」を筆塗して取り付けました。

上下ひっくり返ってます。「みずいろ」の面は見えなくなってしまいました。

完成まであともう少し・・・

機体が完成に近づいてきました。そして、実はドロップタンクの改造も進めました。

ディスプレイベース用に飾り台も買ってきました。次は完成を目指します。また、ドロップタンクについても次回説明します。

続く

おまけ:子猫の大福さん(24) フィットチーネを食べさせてください。

大福さんに猫草を食べさせてあげたいのですけど、どこにあるのですか?

すまぬ、まだ次を育てていないのだ。

えー、じゃぁ、毛玉ケアはどうするのですか?

大丈夫なのだ。これを見よ、ガホーン!

なんだ、なんだ・・・「とってもおいし草(そう)」?? ダジャレですか?

大福さんのために買ってきた毛玉ケアスナックなのだ!

平ぺったくて、フィットチーネみたいですね。

ウム!早速あげてみよう。大福さん、ほら、フィットチーネだよ!

おぉ、めっちゃ食べてますよ!

おいしいかい、大福さん。おかわりをお食べ。

これで、毛玉ケアもばっちりですね!

おまけ:子猫の大福さん(23) 夢の中での出来事(2)

おまけ:子猫の大福さん(25) 撮影ブースはもらったよ。

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