ブラザーのカッティングマシーン「スキャンカットSDX1200」で1/350の「水兵」を製作しました。前回上手くいかなかった部分を改良して、何とか「水兵」を切り出せるようになりました。
出来上がった「水兵」をさっそく使ってみることにしました。そこで、アオシマ1/350の「PT-109」の製作を開始。ある程度組み立てたところで、スキャンカットで作成した「水兵」を乗せてみました。
以下で説明します。
前回のおさらい
「スキャンカット」専用のソフト「キャンバスワークスペース」を用いて、1/350の「水兵」のデータを作成しました。
「水兵」のポーズは以下の4種類を用意しました。「両手両足を広げたポーズ」、「腕を途中で曲げているポーズ」は、腕を前にまげて機銃などを操作している様子を表すのに使用します。
直立のポーズ | |
両足を広げたポーズ | |
両手両足を広げたポーズ | |
腕を途中で曲げているポーズ |
このデータでプラバン、コピー用紙などの素材をカットしてみたところ、ケント紙を用いるのが一番良さそうでした。
また、「スキャンカット」のオプション「小文字カット用キット」を併用することで、ケント紙からそれらしいものを切り出すことが出来ました。
「水兵」の形はほぼ再現されていますが、手足の先の紙がめくれてしまいました。
今回は、手足の先で紙がめくれてしまわないようにする方法を探ってみることにします。
紙のめくれをどうするか?
線を分割してみた。
これまでは、「水兵」を一筆書きで描いていました。「スキャンカット」の歯は、この線に沿って動いているようです。(動きが速くてはっきりとは見えないです。)
そのため、手足のような細い部分を切るときは、線に沿って切り進みつつ、非常に狭い範囲で歯の向きを変えないといけなくなります。その結果、紙がめくれてしまうのかもしれません。
そこで、細い部分の先端では線を分割することにしました。
ただし、このままでは「水兵」の手足がケント紙の余分な部分につながったままとなってしまいます。そこで、新たに線を追加して余分な部分から切り離すようにしました。
このデータでケント紙から「水兵」を切り出してみました。一部の余白部分が取り外しづらかったですが・・・
手足の先で紙がめくれてしまわなくなりました。
ただし、まだ左足より右足が太く、腕の形も歪です。そこで、さらにデータを改良することにしました。
さらに分割しつつ、腕の形状を直した。
足を開いたポーズの水兵について、足の内側の線を2つに分けました。腕の形状も修正。さらに余白部分を確実に分離できるようにするため、手足の先端を少し延長して赤い線と交差するようにしました。
このデータでケント紙から「水兵」を切り出してみたところ、腕の形状が狙った通りとなり、余白部分も取り外しやすくなりました。
ただし、足の先で紙がめくれてしまいました。
足のデータを修正した。
足の先で紙がめくれないようにできれば、期待していたものを切り出せそうです。そこで、足の内側を3本の線で描き、3回に分けてカットするようにしました。
このデータでケント紙から「水兵」をカットしてみました。足の先でも紙がめくれなくなりました。
これで、「スキャンカットSDX1200」で1/350の水兵を切り出せることが分かりました。
アオシマ1/350「PT-109」に乗せてみた。
「PT-109」の製作を開始。
試しに「水兵」を乗せてみるため、アオシマ1/350の「PT-109」の製作を開始しました。
船体は後回しにして、操舵室など「水兵」を配置する場所を中心に組み立てを行いました。
12.7㎜機銃の台座には2㎜プラボウを、20㎜機銃の銃架には0.64㎜プラボウを接着。船体の取り付け位置にも穴を開け、完成後も旋回できるようにしました。
ただし、「PTボート」については資料を持っておらず、想像で製作を行っています。12.7㎜機銃は台座ごと旋回するようにしましたが、これで正しいかどうかは分かりません。
船体もランナーから切り出し、ゲート跡を処理しました。そして、出来上がったものを仮組してみました。
「PTボート」の製作の続きは、以下をご覧ください。(新しいタブで開きます。)
【プラモ】アオシマ 1/350「PTボート PT-109」の製作(1)PT-109を製作、海面ベースを上手く作れない・・・
「水兵」を乗せてみた。
「水兵」を枠から切り離し、ピンセットを使って手足を曲げてポーズをとらせてみました。ケント紙が固いため、腕を前方に曲げるのに少し苦労しました。
これらを「PTボート」の各部に乗せてみました。サイズ感は良さそうですが、紙のペラペラした感じが出てしまっていますね。
特に横から見るとペラペラで、全く人には見えません。
また、よく見ると腕が大きすぎで足も短く、あまりバランスが良くありません。
そこで、次はペラペラ感の解消と形状のバランス調整を行います。
「水兵」を改良した。
手足のバランスを調整
「水兵」の手足のバランスを調整するため、腕が小さく、かつ足が長くなるようにデータを修正しました。また、ポーズも一種類追加しました。
さらに、機銃などを構えているポーズの「水兵」の腕を曲げやすくするために、わきの下にカット線を追加しました。そして、外枠と頭をつなぐ部分の線を分割し、「水兵」の配置を少し詰めました。
このデータでケント紙から「水兵」を切り出してみました。
紙がめくれることもなく、上手く切り出すことが出来ました。また、わきの下にも、うまく切り込みが入りました。
そこで、試しに機銃を構えたポーズの「水兵」の腕を曲げてみました。切り込みが入っているおかげで、スムーズに曲げることが出来ました。
次に、左側の両手を広げたポーズのものを切り離し、両腕を曲げて20㎜機関銃の後ろに配置してみました。手足のバランスが良くなり、違和感が無くなったのではないかと思います。
厚みを持たせてみた。
ペラペラな「水兵」に厚みを加えるため、瞬間接着剤を盛り付けてみました。
紙なので限界はありますが、ペラペラではなくなりました。色を塗れば、もう少しよくなりそうです。
何とか使えそうな「水兵」を切り出せるようになりました。そこで、この「PT-109」の製作を進め、「水兵」も塗り分けて完成させてみようと思います。
続く
おまけ:子猫の大福さん(22) 夢の中での出来事(1)
赤トマト君、昨夜、すごいことがあったんだ!聞いてくれないか?
な、なにがあったのですか?
夢の中で大福さんと話をしたのだ!
そ、それは・・・すごいですね。で、どんな夢だったのですか?
バス旅行の夢だったよ。人間の姿をした大福さんと二人でバスツアーに参加したのだ。
人間の姿をした大福さんですか?随分ぶっ飛んでますね。で、どうなったのですか?
大福さんがバスの昇降口を指さして、「ラジオDJのK.A.さんが乗ってきた!」と言ったのだ。
そういえば、最近よくラジオを聞いていますよね・・・
それで、バスの昇降口を見たら、K.A.さんに続いて、ラジオDJのM.K.さんもバスに乗ったのだよ!スゴイだろう?
そうなんですか・・・イニシャルトークで、いまいちピンときませんが・・・で、その続きはどうなるのですか?
これでおしまいなのだ。
それだけですか!・・・でも、まぁ、夢ですからね・・・
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