【プラモ】メビウスモデル1/55「ムーン・バス」の製作(7)天井の照明を作っていたらトラブルが・・・

SF

みなさん、こんにちは。青木鳥です。

しばらく時間が空いてしまいましたが、久しぶりに「ムーン・バス」の製作状況をお伝えします。

胴体後部の天井にLEDを組み込んで、蛍光灯のような雰囲気で光らせられるようになりました。天井へのLEDの組み込みについて説明します。

天井にLEDを組み込む。

ムーンバスの天井には、四角い蛍光灯のような照明が設置されています。前回は導光板を利用することで、天井の四角い照明をそれらしく光らせられることを確認しました。

天井の四角い照明は6カ所設置されています。そのため、導光板も6個必要です。前回の時点では1個しか製作していなかったので、プラ材をひたすら削って残り5個の導光板を製作しました。

6カ所の照明のうち5カ所は胴体後部のキャビンスペースに、1カ所はコックピットとキャビンスペースの間の小部屋に設置されています。

コックピット、キャビンスペース、小部屋の間は隔壁で区切られています。そのため、天井の内壁もキャビンスペースと小部屋に分けて製作しました。

各区画は扉付きの隔壁で区切られています。

キャビンスペースから説明していきます。

キャビンスペースの照明

キャビンスペースの天井に導光板を固定するため、はしご型のフレームを製作することにしました。タミヤの2㎜角棒からはしごの縦木2本と横木2本を切り出しました。また、光漏れ対策で、天井を黒く塗装しました。

天井の部品の照明の真ん中が膨らんでいますが、試行錯誤の痕跡です。

切り出した立木と横木を組み合わせて四角い枠を製作しました。

この時、はしごの横木が天井の照明の光る部分の前端に位置するように調整しました。天井の照明は5つあるので、残り3本の横木を追加しました。

チップ型LEDを5個用意し、2本のポリウレタン銅線にはんだ付けしました。片方のポリウレタン銅線にLEDのアノードを、もう一方にカソードをつなぐことで、各LEDに3Vを供給します。

ポリウレタン銅線がぐにょぐにょ曲がっているのは、はしご型フレームの各枠に収まるようにするためです。

チップ型LEDをはしご型フレームの所定の位置に固定するため、プラ板から帯を切り出しました。これをLED固定用部品として使用します。

1区画分の部品です。5区画分を用意しました。

次に、はしごの各区画に導光板を接着しつつ、各部品にアルミ箔を貼り付けていきます。アルミ箔により、LEDの光を外に漏らさず、導光板側に反射するようにします。

初めに、はしご型フレームの縦木の内側にアルミ箔を接着しました。接着剤としてセメダイン「ハイグレード模型用」を使用しました。

導光板の光らない側に、先端側に少しはみ出す形でアルミ箔を接着。はみ出したアルミ箔をのりしろとして、はしご型フレームに接着しました。

5個の導光板をすべてはしご型フレームに接着しました。このままでは導光板がプラプラ動くので、はしご型フレームをひっくり返して接着部分にエポキシ系接着剤を塗り、固定しました。

はしご型フレームをアルミブロックの平面上に置いてエポキシ系接着剤を塗り、固まるまで放置することで、導光板の発光面が天井の面とそろうようにしました。

LED固定用部品にアルミ箔を接着し、さらにその上にLEDの配線の絶縁対策としてビニールシートを接着しました。

エポキシ系接着剤を使用して、LED固定用部品の真ん中にチップ型LEDを接着しました。

導光板の直後にLEDが来るようにLED固定用部品を接着しました。

写真では、LEDは光っていますが、導光板の発光面がほとんど光っていません。「失敗したか?」と慌てましたが、電池を新品に交換したら明るく光りました。

はしご型フレームをひっくり返して、導光板とLED固定用部品の間にアルミ箔を貼って隙間を塞ぎました。

もう一度ひっくり返して、導光板とLED固定用部品の間をUVクリアレジンで固めた後、導光板の発光面以外の部分にアルミ箔を貼りました。

ポリウレタン銅線の先に穴あき基板の小片をはんだ付けし、はしご型フレームを天井の所定の位置に接着。単三乾電池2本で3Vを供給して、きちんと光ることを確認しました。

天井の内張用のプラ板を取り付けてみました。

光漏れはありますが、蛍光灯っぽく白く均一に光るようになりました。

小部屋の照明

小部屋の天井については、LED組み込みのテストを行う際に内張と枠を接着したものを製作済みです。天井にちょうど良いサイズで、アルミ箔も貼ってあるので、これをそのまま使うことにしました。

導光板を組み合わせてみました。

天井の内張に導光板を仮固定して、所定の位置に置いてみました。導光板が天井の内張の外にはみ出してしまっています。このままでは、小部屋とキャビンスペースを隔てる隔壁と干渉してしまいます。

左側が前です。

そこで、隔壁上部を削り込みました。この部分は天井の内張に隠されて見えなくなるので、加工しても問題はありません。

次に、キャビンスペースのLEDのポリウレタン銅線に小部屋用のチップ型LEDをはんだ付けしました。

はしご型フレームを天井に接着してしまっているので、作業スペースが限られます。金属定規を敷いて、はんだごての熱で部品を破損しないように気を付けて作業しました。

作業の様子。この時点では片方だけはんだ付けが完了しています。

チップ型LEDを所定の位置に固定するための部品として、アルミ箔とビニールシートを貼った2㎜角棒を接着しました。

キャビンスペースの天井と同様に、導光板にアルミ箔を接着し、天井の内張の裏に設けた枠に接着しました。導光板の接着剤が固まったところで、チップ型LEDを接着した2㎜角棒と天井内張を、天井の所定の位置に接着しました。

2㎜角棒と導光板の間の隙間には、UVクリアレジンを流し込んで固めておきました。そして、光漏れ対策としてアルミ箔を貼りました。

また、給電用の穴あき基板にポリウレタン銅線をはんだ付けして前方に延長し、穴あき基板を天井に接着して固定しました。

これで天井の四角い照明すべてにLEDを組み込み完了です。次は照明の枠を再現するはずだったのですが・・・

トラブル発生。組み込んだLEDが・・・

念のため、LEDが点灯することを確認しようと思いました。単三乾電池2本に接続したところ・・・

前から2番目の照明が光らない!(もうだめだぁ~)

どうやらLEDからポリウレタン配線が外れてしまったようです。「どうやって直そうか・・・」と途方に暮れかけましたが、試しに後ろ側にプラ材を挿しこんで押さえてみたら、点灯するようになりました。

安定して光り続けたので、このままプラ材の不要部分をニッパーで切り取り、エポキシ系接着剤でがっちりと固定しておきました。

予定を変更します。

何とか点灯しなくなってしまった照明を修復することができたのですが、この先もトラブルが発生する可能性は否定できません。完成後のメンテナンスを考慮すると、天井を取り外し式にしておいた方が良さそうです。

ただし、天井の部品が反っていて、接着せずに組み合わせただけでは隙間ができてしまいます。

天井と胴体を接着しつつ、胴体後面を取り外し式にして内部を見せる予定でしたが、天井を取り外し式に出来ないか探ってみることにします。

接着せずに天井と胴体をぴったりと組み合わせる方法を見つけないといけないですね。製作意欲を維持するため、別のものを製作しつつ、試行錯誤してみることにします。

つづく。

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