【プラモ】SWEET 1/144「GM FM-2 ワイルドキャット」

航空機

SWEET 1/144の「GM FM-2 ワイルドキャット」より「ワイルドキャット」を5機製作しました。

また付属の「黒ネコ ラッキー」を搭乗させたものも5機製作しました。

さらにキット付属の甲板デカールを使用して、ディスプレイベースも製作しました。

以下で紹介いたします。

SWEET 1/144 「GM FM-2 ワイルドキャット」

「FM-2 ワイルドキャット」はアメリカ海軍の戦闘機です。グラマンの「F4F ワイルドキャット」をGM(ゼネラルモータース)が製造した機体です。主に護衛空母の艦載機として活躍しました。

詳しくは、以下をご覧ください。(新しいタブで開きます。)

「FM-2 ワイルドキャット」について

SWEETからは1/144の縮尺で「FM-2 ワイルドキャット」のキットが4種類発売されています。

アメリカ海軍、イギリス海軍、飛行甲板付きのものから戦後のショーの機体までバラエティに富んでいますね。詳しくは以下をご覧ください(新しいタブで開きます。)

SWEET 1/144 の「ワイルドキャット FM-2」たち

今回はこれらのうち「GM FM-2 ワイルドキャット」を製作しました。

このキットには、一箱に「ワイルドキャット」とおまけの「黒ネコラッキー」のパーツが2組入っています。

また、塗装例としては、グロスシーブル―1色の機体、3色迷彩の機体、対潜哨戒迷彩など、各種の塗装が5種類用意されています。

このキットの塗装図に掲載されている5種類の塗装例を全て製作しました。

おまけの「黒ネコラッキー」は色を変えて楽しむこともできます。しかし「FM-2 ワイルドキャット」を多数製作していると、色のバリエーションにも限界が来てしまいます。

そこで「黒ネコラッキー」の新たな楽しみ方を探るべく、「FM-2 ワイルドキャット」に搭乗させてみました。

ずんぐりした機体にネコが搭乗することで、とてもコミカルな雰囲気が出たとのではないかと思います。

以下で各塗装例の機体を紹介します。

塗装例1:第93混成飛行隊, CVE-80, 護衛空母ペトロフベイ

アメリカ海軍の護衛空母「ペトロフベイ」搭載機です。

全面グロッシー・シーブルー塗装で塗られています。この塗装は1944年3月に制定されて1955年初頭まで使用されました。

ただし、1944年3月以降もそれ以前のトライカラー迷彩のままの機体が相当数残っていたようです。

また、グロッシーはツヤアリという意味ですが、つやつやピカピカだったわけでもなかったようです。

塗装例2:第80混成飛行隊, CVE-61, 護衛空母マニラベイ

アメリカ海軍護衛空母「マニラベイ」搭載機です。

1943年1月に制定されたトライカラー迷彩で塗られています。トライカラー迷彩は1944年3月まで続きますが、上で述べた通りそれ以降もトライカラー迷彩のままの機体が残っていたようです。

トライカラー迷彩には

  1. 側面の垂直に近い部分にインターメディエイトブルーを塗る。
  2. 胴体側面にインターメディエイトブルーを塗る。

の2パターンがあったようです。この機体の場合は2のパターンと思われますが、主翼の付け根の胴体はシーブルーで塗られています。

塗装例3:第94混成飛行隊, CVE-84, 護衛空母シャムロックベイ

アメリカ海軍護衛空母「シャムロックベイ」搭載機です。

この機体もトライカラー迷彩で塗られています。胴体側面がインターメディエイトブルーのパターンですが、上半分はシーブルーで塗られていますね。また、主翼下面もほとんどはシーブルーで塗られています。

詳細は分からなかったのですが、トライカラー迷彩のパターンはあまり厳格ではなかったのかもしれませんね。

塗装例4:第36混成飛行隊, CVE-13, 護衛空母コア

アメリカ海軍護衛空母「コア」搭載機です。

対潜哨戒迷彩を身にまとっています。トライカラー迷彩が対潜哨戒任務には向いていないという理由で1943年7月に制定され、1946年末まで使用されました。

対潜哨戒迷彩には、

  1. スキームⅠ:側面がライトガルグレー
  2. スキームⅡ:側面がホワイト

の2種類があるようです。この機体は塗装図で側面と下面にホワイトが指定されていましたので、スキームⅡであると思われます。

護衛空母コアは1943年6月から対潜部隊に編入され、大西洋でUボートを6隻沈めました。

塗装例5:メリーランド州バタクセント・リバー海軍基地実験部

メリーランド州バタクセント・リバー海軍基地実験部所属の機体です。

トライカラー迷彩で塗られています。前記の1の「側面の垂直に近い部分をインターメディエイトブルーで塗るパターン」です。

国籍マークが赤縁付きですが、これは1943年6月に採用されたものです。日本軍の日の丸と誤認されるという理由で、1943年8月には縁の色が赤から青に変更されました。

おまけを使って製作

「ワイルドキャット」に「黒ネコラッキー」を搭乗させた。

ボックスアートには、「ワイルドキャット」にネコのパイロットが搭乗したイラストも描かれています。着艦に失敗して派手にクラッシュしていますね。

このイラストを見て、「黒ネコラッキー」を「ワイルドキャット」のコックピットに搭乗させてみようと思いました。

まず、「ワイルドキャット」の胴体のパーツと「黒ネコラッキー」を組み合わせてみました。

「黒ネコラッキー」の頭部がキットのパーツのままでは「黒ネコラッキー」の肩が機体の外に出てしまいます。また、キャノピーのクリアパーツを取り付けられないことが分かりました。

そこで、以下の改造を施すこととしました。

  • コックピット内にモールドされている座面を下に下げる。
  • キャノピーが開いた状態とする。

まず胴体内の座面を切り取り、タミヤのプラ材「5㎜L字棒」から2㎜程度の長さに切り出したプラ材を背もたれに接着して座面を下に下げました。

次にキャノピーのクリアパーツをエッチングノコで風防とキャノピーに分割しました。

そして胴体の一部を切り取り、キャノピーを開いた位置に接着できるようにしました。

ここまで加工したところで「黒ネコラッキー」を胴体内に納めてみましたが、左腕が干渉してしまいました。そこで「黒ネコラッキー」の左腕を加工して胴体に収まるようにしました。

キャノピーには内側から胴体色を塗り、外側からは窓枠を塗りました。そして前面にプラバンと黒い色画用紙でコックピット後端の隔壁とヘッドレストを追加しました。

あとは通常タイプと同様に組み立て、塗装を行って完成です!

「黒ネコラッキー」搭乗タイプも塗装例1~5の5種類を製作しました。

塗装例1:第93混成飛行隊, CVE-80, 護衛空母ペトロフベイ

この機体をYahoo Japan オークションに出品しました。以下をご覧ください。(新しいタブを開き、ヤフオクに移動します。)→無事に落札されました。ありがとうございました。

完成品 SWEET 1/144「GM FM-2ワイルドキャット」塗装例1 改造して黒ネコラッキーを搭乗させました。

塗装例2:第80混成飛行隊, CVE-61, 護衛空母マニラベイ

この機体をYahoo Japan オークションに出品しました。以下をご覧ください。(新しいタブを開き、ヤフオクに移動します。)→無事に落札されました。ありがとうございました。

完成品 1/144 SWEET「GM FM-2ワイルドキャット」塗装例2 改造して黒ネコラッキーを搭乗させました。

塗装例3:第94混成飛行隊, CVE-84, 護衛空母シャムロックベイ

塗装例4:第36混成飛行隊, CVE-13, 護衛空母コア

この機体をYahoo Japan オークションに出品しました。以下をご覧ください。(新しいタブを開き、ヤフオクに移動します。)→無事に落札されました。ありがとうございました。

完成品 SWEET 1/144「GM FM-2ワイルドキャット」塗装例4 改造して黒ネコラッキーを搭乗させました。 

塗装例5:メリーランド州バタクセント・リバー海軍基地実験部

この機体をYahoo Japan オークションに出品しました。以下をご覧ください。(新しいタブを開き、ヤフオクに移動します。)→無事に落札されました。ありがとうございました。

完成品 1/144 GM FM-2ワイルドキャット 塗装例5 改造して黒ネコラッキーを搭乗させました

飛行甲板デカールを使ってディスプレイベースを作った。

このキットにはおまけで飛行甲板デカールが入っています。ただし1箱分では長さが足らず、十分な広さの飛行甲板を作ることが出来ません。

そこで、このデカールを4枚使用して飛行甲板のディスプレイベースを製作しました。

またタミヤの「チッピング液」も使用し、デッキブルーがはがれた様子を再現することにしました。

まずデカール4枚の大きさに合わせてプラバンを切り出しました。このプラバンにクレオスMr.カラーC41「レッドブラウン」、C43「ウッドブラウン」およびC310「ブラウンFS30219」を塗り重ね、木甲板の雰囲気で下塗りしました。

これにクレオスC182「スーパークリアー つや消し」をエアブラシで塗装。タミヤの「チッピング液」を3回筆塗した後、タミヤアクリル塗料XF-86「フラットクリアー」をエアブラシで塗装しました。

次にリキテックスの水性アクリル絵の具でデッキブルーを作って筆塗しました。

表面に水を塗り、塗膜がふやけたところで爪楊枝を用いてチッピングを行いました。

「マットメディウム」を塗って表面の凸凹を緩和し、デカールを貼りました。

デカール保護とつやの調整のため、この上にさらに「マットメディウム」を塗って完成です。

製作過程など(リンク)

「GM FM-2 ワイルドキャット」の製作過程につきましては、以下をご覧ください。(新しいタブで開きます。)

【プラモ】SWEET 1/144「GM FM-2 ワイルドキャット」の製作(1)製作開始、塗装例1の機体が完成、「黒ネコラッキー」も乗せた。

【プラモ】SWEET 1/144「GM FM-2 ワイルドキャット」の製作(2)塗装例2と3の機体が完成。

【プラモ】SWEET 1/144「GM FM-2 ワイルドキャット」の製作(3)塗装例4と5の機体を製作。すべての機体が完成しました!

【プラモ】SWEET 1/144「GM FM-2 ワイルドキャット」の製作(4)おまけの飛行甲板デカールでディスプレイベースを作った。

「GM FM-2 ワイルドキャット」のバリエーションキット「ゴーストファイター FM-2」も製作しました。

「ゴーストファイター FM-2」につきましては、以下をご覧ください。(新しいタブで開きます。)

【プラモ】SWEET 1/144 「ゴーストファイターFM-2」

そしてブラザーのカッティングマシーン「スキャンカット」を用いてSWEET 1/144の「FM-2 ワイルドキャット」用に収納箱を製作しました。

「FM-2 ワイルドキャット」用の収納箱については、以下をご覧ください。(新しいタブで開きます。)

【プラモ】スキャンカットで1/144「FM-2 ワイルドキャット」を収納する箱を作った。

用意されている5種類の塗装例を全て製作。さらに「黒ネコラッキー」を搭乗させたものも5機製作して、全部で10機製作しました。

おまけのチョーク(車輪止め)、ネコの足跡デカールや飛行甲板デカールも使用。キットが用意しているものを全て活用してとことん楽しんでみました。

ご覧いただき、ありがとうございました。SWEET 1/144「GM FM-2 ワイルドキャット」でした。

おまけ:猫の大福さん(27) スキャンカットが気になる・・・・

スキャンカットを使っているようですが・・・

ウム。ワイルドキャット用の箱を切り出しているのだ。

大福さんが近くにいますよ!

大丈夫ですか?いたずらされませんか??

以前はいたずらされそうになったのだが、今日は大丈夫なのだ。

心配なので、見張っていましょう・・・

それにしても、飽きずにずーっと見ているね。

あ!横になりましたよ!

でも、やっぱりスキャンカットを見ているね。

大福さん、スキャンカットは面白かったかな?

おまけ:猫の大福さん(26) コバエ対策の効果は如何に?

おまけ:猫の大福さん(28) 変なポーズ

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