【プラモ】SWEET 1/144 「ゴーストファイターFM-2」

ギャラリー

SWEET 1/144の「ゴーストファイター FM-2」より、「FM-2ワイルドキャット」を4機製作しました。また付属の「黒ネコ ラッキー」も色を変えて4匹製作しました。

さらに書籍を参考にして、塗装例3の異なる時期の状態も再現してみました。

以下で紹介いたします。

「FM-2 ワイルドキャット」

「FM-2 ワイルドキャット」は「グラマン F4F ワイルドキャット」をGM(ゼネラルモータース)が製造した機体です。

「F4F ワイルドキャット」を製造していたグラマンは、対日戦の激化に伴い、「F4F」を改良した新型戦闘機「F6F ヘルキャット」や「TBD-1」の後継機「TBF アベンジャー」の開発を急ぐ必要に迫られました。

ハセガワ 1/32 F6F-5ヘルキャット

【プラモ】ハセガワ1/32「F6F-3/5ヘルキャット」

グラマンがこれら2種類の新型機の開発と製造に注力するため、「F4F ワイルドキャット」の製造はGMに引き継がれることとなりました。

GMは東海岸の自動車工場をもとにしてイースタン航空機会社を設立し、「F4F ワイルドキャット」の製造を行いました。当初は「FM-1 ワイルドキャット」として「F4F-4」が、ほぼそのまま製造されました。

そして1943年春、護衛空母への搭載のためエンジンを換装して軽量化された「FM-2」の製造がはじまりました。

「FM-2 ワイルドキャット」は護衛空母の艦載機として、船団護衛や上陸作戦の支援などで活躍しました。また、「ワイルドキャットVI」としてイギリス海軍にも供給され、大西洋でも活躍しました。

戦後は多くの「ワイルドキャット」が民間に払い下げられ、博物館に展示されたり航空ショーで活躍したりしています。

SWEET 1/144「ゴーストファイター FM-2」

SWEETの「ゴーストファイター FM-2」は、「GM-FM2 ワイルドキャット」のデカールを変更したバリエーションキットです。戦後の航空ショーなどで活躍した機体の塗装図とデカールが4種類用意されています。

塗装例として選択された4機は「FM-2」本来の塗装ではなく、航空ショーや記念式典のために「F4F-3」などの塗装を「FM-2」で再現した機体です。キットの解説には「実際の飛行機を用いたコスプレ塗装」と書かれていました。

コスプレと言えばハロウィン、ハロウィンと言えばお化けということで、「ゴーストファイター」という商品名が冠されているのでしょう。ボックスアートもハロウィンのイメージで描かれています。

一箱に「ワイルドキャット」とおまけの「黒ネコラッキー」のパーツが2組入っています。

このキットの塗装図に掲載されている4種類の塗装例を全て製作。すべてキットをストレートに組み立てました。また、おまけの「黒ネコラッキー」も製作しました。以下で紹介します。

塗装例1:空母「レンジャー」搭載 第41戦闘飛行隊所属 F4F-3 塗装

最初は第41戦闘飛行隊所属の「F4F-3」を模した機体です。戦前のいわゆる「イエローウィング」の時代の塗装です。

機体をクレオスMr.カラーC11「ガルグレー」、C66「デイトナグリーン」、C329「イエローFS13538」などで塗り分けました。

デカールを貼った後、タミヤアクリル塗料XF-86「フラットクリアー」を塗ってつや消しで仕上げました。

塗装例2:空母「レキシントン」搭載 エドワード・H・「ブッチ」オヘア大尉乗機 F4F-3 塗装

次は第3戦闘飛行隊所属、エドワード・H・「ブッチ」オヘア大尉搭乗の「F4F-3」を模した機体です。

機体をクレオス C325「グレーFS26440」とC367「FS35189ブルーグレー」で塗り分けました。垂直尾翼の赤白の縞模様はデカールを使用し、後端の覆いきれなかった部分を塗料でタッチアップしました。

主翼付け根の歩行帯のデカールが1機分しか付属していなかったので、タミヤエナメル塗料XF-1「フラットブラック」を筆塗して再現しました。

塗装例3:第二次世界大戦終戦50周年記念式典展示飛行 FM-2 第1混成飛行隊 塗装

塗装例3は第2次世界大戦50周年記念式典の展示飛行に使われた機体です。組立説明書には、1995年に空母「カール・ビンソン」から離陸したと書かれていました。

機体をクレオス C365「グロスシーブルー FS15042」とGX-1「クールホワイト」で塗り分け、アンテナ支柱にはC329「イエローFS13538」を塗りました。デカールを貼った後、ガイアノーツEx-03「Exクリアー」をぬり、つや有りで仕上げました。

主翼付け根の歩行帯をつや消しとするため、クリアーを塗った後でXF-1「フラットブラック」を塗りました。

塗装例4:イギリス海軍 第846飛行隊所属 護衛空母「トラッカー」搭載 ワイルドキャットV 1944年5月 塗装

そして最後はイギリス海軍 第846飛行隊所属、護衛空母「トラッカー」搭載の「ワイルドキャットV」を模した機体です。

機体をクレオス C362「オーシャングレー」、クレオス C361「BDS641ダークグリーン」およびクレオス C26「ダックエッググリーン」で塗り分けました。

インベイジョンストライプはあらかじめGX-1「クールホワイト」を塗っておき、その上にデカールを貼りました。主翼上下の突起などはデカールにカッターで穴を開け、クレオスの「マークソフター」で馴染ませました。

塗装例1と2は「フラットクリアー」でつや消し仕上げとしましたが、つやが消えすぎたように感じたのでクレオスC181「スーパークリアー 半光沢」で半つや消し仕上げとしました。

ところで、最近タミヤから発売された1/48「グラマン FM-1 ワイルドキャット/マートレット Mk.V」の箱絵に、この機体の元ネタとなったと思われる機体が描かれていました。

塗装図に「第846飛行隊所属 護衛空母トラッカー(D24) 1944年6月ノルマンディー」と書かれており、「ゴーストファイター FM-2」はこの機体の塗装を「FM-2」に施したものと考えてよさそうです。

黒ネコ ラッキー

このキットには、おまけで「黒ネコ ラッキー」も付属しています。一箱に2匹入っています。1匹を「黒ネコ ラッキー」として、2匹を三毛猫として製作しました。そして、我が家の大福さんのイメージで茶トラを1匹製作しました。

三毛猫、茶トラの模様は面相筆で描き込みました。黒ネコと三毛猫は顔、蝶ネクタイなどにキットのデカールを使用。茶トラは顔、蝶ネクタイも筆塗で再現しました。

塗装例3の「FM-2 N5833」を異なる時期の塗装で製作

書籍「Warbirds over WANAKA」に掲載された「FM-2 N5833」

「FM-2 N5833」は、2002年にニュージーランドのワナカで開催された国際航空ショーに登場しました。その様子をまとめた公式記録の表紙を「FM-2 N5833」が飾っていました。

カウリングに水色のエンブレムが描かれていたり、排気管の後ろのパネルがシルバーだったりと、塗装例3と異なる部分も多いです。この状態を再現してみました。

左が2002年、右が1995年(塗装例3)の状態

機体の塗装は塗装例3をベースとして、主転輪、脚柱、収容部をクレオスMr.カラーGX-1「クールホワイト」で塗装しました。また、排気管の後ろのパネルをガイアカラーNo.123「スターブライトジュラルミン」で塗装しました。

排気管後ろのパネルですが、機体下面のものも無塗装シルバーのようでしたので、「スターブライトジュラルミン」で塗装しました。

塗装例3のデカールをすべて貼り、さらにハイキューパーツの1/144「RBコーションデカール ワンカラー ホワイト」から文字を切り出して貼りました。

そして、機首のエンブレムは筆塗で再現しました。

「世界の傑作機 No.35」に掲載された「FM-2 N5833」

1992年刊行の「世界の傑作機 No.35 グラマンF4F, F6F, F8F」にも「FM-2 N5833」が掲載されていました。

版権保護のため表紙だけ掲載します。

逆光気味の写真が1枚掲載されていただけですが、少なくともカウリング横と垂直尾翼の「00」が描かれていませんでした。この状態を再現してみました。

左が1990年頃、右が1995年(塗装例3)の状態

機体の塗装は塗装例3と全く同じです。また、デカールは機首と垂直尾翼の「00」を除き、塗装例3と同じとしました。

垂直尾翼に細かい文字が描かれていたので、ハイキューパーツの「コーションデカール」から文字を切り出して貼りました。

手軽に組み立てられるキットなので、同じ機体の異なる時期の姿を再現してみるのも容易に楽しむことができました。

製作時のポイント

キャノピーのマスキング

このキットの製作で最も難易度が高いのは、キャノピーのマスキングでしょう。今回はキャノピーにマスキングテープを貼り、余分をデザインナイフで切り取る方法で作業を行いました。

キャノピー後半の四角い窓へのマスキングには、あらかじめ窓の幅のテープ状にマスキングテープを切り出しておくなどの工夫で、何とかマスキングを行うことが出来ました。

詳細は以下をご覧ください。(新しいタブで開きます。)

【プラモ】SWEET 1/144「ゴーストファイターFM-2」の製作(1)ハロウィンなので「ゴーストファイター」を作りはじめた。

模型関連の書籍にも書かれていることですが、デザインナイフの刃を新品のものに交換しておくことが重要です。

主脚柱

このキットの主脚柱は細くて繊細で破損しやすいので、注意が必要です。

今回の製作でも主脚柱が折れ曲がってぐらぐらになってしまう、というトラブルに見舞われました。気が付いたらこうなってしまっていました。ウェザリング用塗料の溶剤が原因かもしれません。

まだつながっている状態だったので、主脚柱先端の主転輪の基部と、横の支柱をセメダイン「ハイグレード模型用」で接着しました。(組み立てた当初は、はめ込むだけで接着していませんでした。)

主脚柱と支柱は接着しておいた方が無難なようです。他の機体も全て「ハイグレード模型用」でこの部分を接着しておきました。

尾輪

また、塗装例3の機体の製作時には、尾脚が折れ曲がってしまう、というトラブルに見舞われました。気を付けて扱っていたつもりでしたが、いつの間にかこうなってしまっていました。

接着剤を付けて元に戻したりしてみましたが、最後には外れてしまいました。危うく失くしてしまいそうでしたが、何とか確保しました。

接着剤で元の場所に接着するだけではすぐに取れてしまうので、真鍮線を埋め込むことにしました。尾輪と胴体を接続する部分に0.4㎜のドリルで穴を開けました。

次に、尾輪側に0.4㎜真鍮線を接着しました。この時、0.4㎜真鍮線をやすりで削って若干細くしてから、尾輪に開けた穴に差し込みました。

最後に、尾輪に接着した真鍮線を適当な長さでカットして胴体側に差し込みました。真鍮線の断面をやすりで削って整えました。

尾輪が折れ曲がってしまった場合は、一旦取り外してから真鍮線を埋め込んで接着しなおすのが良いと思います。

製品の比較と製作過程(リンク)

SWEETからは、1/144の「FM-2」が4種類のパッケージで発売されています。これらの内容を比較してみました。以下をご覧ください。(新しいタブで開きます。)

【プラモ】SWEET 1/144「ゴーストファイターFM-2」の製作(1)ハロウィンなので「ゴーストファイター」を作りはじめた。

「ゴーストファイター FM-2」の製作過程につきましては、以下をご覧ください。(新しいタブで開きます。)

【プラモ】SWEET 1/144「ゴーストファイターFM-2」の製作(1)ハロウィンなので「ゴーストファイター」を作りはじめた。

【プラモ】SWEET 1/144「ゴーストファイターFM-2」の製作(2)4機のうち3機が完成した。

【プラモ】SWEET 1/144「ゴーストファイターFM-2」の製作(3)全て完成、N5833の異なる時期の塗装も再現

戦後の航空ショーや記念式典の機体など、様々なカラーリングを再現できる楽しいキットでした。

ご覧いただき、ありがとうございました。SWEET 1/144の「ゴーストファイター FM-2」でした。

おまけ:猫の大福さん(13) 植物を食べさせてください。

ネコというと、鶏肉や魚などを食べる肉食のイメージがあるね。

そうですね。(ムム、何か始まりそうだぞ。)

ところが、大福さんは植物をよく食べるのだ。

そういえば、以前猫草をすごい勢いで食べていましたね!

そうなのだよ。ところが猫草の栽培がなかなか追いつかないので、代わりにキャベツをあげてみたのだ。

キャベツ?大福さんは食べたのですか?

モリモリ食べたぞ!

そして、大根の葉っぱもあげてみたのだ。

さすがに大根の葉っぱは食べないでしょう?

いや、それがね、おいしそうにかじりついていたぞ!

でも、ネギに食らいつこうとしていた時は止めさせたのだ。

ネコにネギを食べさせると、中毒になってしまいますからね。

おまけ:猫の大福さん(12) 地震予知?

おまけ:猫の大福さん(14) 新しいおやつ

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