製作中のドラウィング1/48「コードロン C.630 シムーン」が、ようやく完成しました!
でも、まだこれで終わりではないですよ。以下で説明します。
前回のおさらい
いろいろトラブルはありましたが、本体がほぼ出来上がりました。
ただし、クリアー塗装で表面がザラザラになってしまいました。
機体全体をやすり掛けしてなだらかにし、細部を作り込んだら本体が完成します。
キットにはエンジンのパーツも用意されていますが、完成すると見えなくなってしまいます。このエンジンを本体に組み込まず、単独で展示できるようにします。
そのため、キットの前部隔壁パーツ(部品番号A2)と計器盤の台座パーツ(部品番号E13)を温存しておきました。
まずは本体の製作を進めます。
「シムーン」を完成させた。
機体にやすり掛けを行った。
前述しましたが、機体表面がザラザラになってしまったので、2000番のスポンジやすりで水研ぎを行いました。
注意してやすり掛けを行いましたが、一部で下地のピンクが見えて来てしまいました。
そこで、各部をマスキングしてクレオスMr.カラーC327「レッドFS11136」を塗り重ねました。
数週間かけてやすり掛けと「レッドFS11136」の塗り重ねを繰り返し実施。
モールドが入り組んだ部分など、まだザラザラ感が残っている部分もありますが、全体的にかなりイメージが良くなりました。
機体の各部を作り込んだ。
排気管
自作して保管しておいた排気管に塗装を行いました。
まず全体にクレオスMr.カラーC61「焼鉄色」を筆塗しました。そして排気口部分にタミヤエナメル塗料XF-1「フラットブラック」を筆塗しました。
排気管の付け根に「焼鉄色」の塗膜が残ってしまっていますが、指でこすって取り除きました。
機首下面には予め排気管の位置に針で目印をつけておきました。これを頼りに排気管を接着しました。
接着にはセメダインの「ハイグレード模型用」を使用。
極小の部品をきれいに並べて接着するのは少し難しかったですが、「ハイグレード模型用」を使えば失敗してもきれいにはがせるのでやり直しできます。
部品をなくさないように気を付けながら何度かやり直して並べました。
ピトー管
キットには極細のピトー管のパーツが用意されていますが、完成後の破損を避けるため金属素材を用いて作り直すことにしました。
まず右主翼先端付近のピトー管取り付け部分に0.6㎜のドリルで穴を開けました。
次にピトー管を1.0㎜の真鍮パイプと0.6㎜の洋白線を組み合わせて自作。長さはキットのパーツに合わせました。
真鍮パイプの部分が主翼前縁の形状に合うようにするため、やすりで削っておきました。
また、主翼の迎え角を考慮してピトー管は主翼の平面より若干下向きに角度がつけられているはずです。そこで、付け根側の洋白線の部分をごくわずかに曲げておきました。
出来上がったピトー管を瞬間接着剤で取り付けました。
この時、主翼の平面から若干下に折れ曲がるようにし、かつ機体の前後軸に沿うように気を付けました。(ピトー管の取り付け角は正確ではなく、あくまでイメージです。)
真鍮パイプの部分にクレオスの「メタルプライマー」を筆塗した後、洋白線の部分をマスキングテープで覆い、エアブラシでクレオスMr.カラーC327「レッドFS11136」を塗りました。
機首下面の筒状の機器
次に機体下面の筒状の機器(部品番号F49)を取り付けます。実はこれがどのようなものなのか、よく分からないのですが・・・
「岐阜かかみがはら航空宇宙博物館(そらはく)」に展示されている「川崎 KAL-1 連絡機」という機体に似たような機器が取り付けられていました。
ちなみに「川崎 KAL-1 連絡機」とは、1945年の敗戦後、7年間の禁止期間の後に最初に各務ヶ原で設計製造された航空機です。
展示機の解説文からも、この筒状の機器が何なのかは分かりませんでしたが、筒が空洞なことなどは分かりました。これを参考にしてキットのパーツを加工しました。
まず、筒の前後をドリルで彫り込みました。
次に2本の支柱を切り取り、くびれ部分に0.4㎜のドリルで穴を開けました。そしてクレオスMr.カラーGX2「ウィノーブラック」を下塗りした後、ガイアカラーEx-07「Exシルバー」を塗りました。
そして0.35㎜で支柱を追加。先端側の支柱はL字型に折り曲げたものを筒状の機器の先端から差し込んで接着しました。
機体には取り付け位置を示すくぼみが付いていました。このくぼみの位置に0.4㎜ドリルで穴を開け、筒状の機器の先端の支柱を差し込んで瞬間接着剤で固定しました。
最後に支柱に「メタルプライマー」を下塗りした後、C327「レッドFS11136」を筆塗しました。
ちなみにこの機器の塗装はボックスアートを参考にしました。
仕上げ
プロペラのデカールを貼り忘れていました。クレオスのマークセッターを併用して貼りました。
次に、機体全体に軽くウェザリングを施すことにしました。
ウェザリングにはクレオスウェザリングカラーWC01「マルチブラック」、WC02「グランドブラウン」およびWC13「グレーズレッド」を使用しました。
これらを専用溶剤で希釈して機体全体に塗りました。赤い部分には「マルチブラック」と「グレーズレッド」をおよそ半々に混ぜたものを、セールカラーの部分には「グランドブラウン」を塗りました。
そして、ある程度乾燥させてから、溶剤をしみこませたキムワイプや綿棒でふき取りました。
ようやく「コードロン C.630 シムーン」が完成しました。
次はエンジンを作ります。
「シムーン」本体は完成しましたが、まだエンジンが残っています。組み立て説明書に従い、ある程度組み立てて塗装も行いました。
次回はこのエンジンを単独で展示できるようにします。
続く。
おまけ:猫の大福さん(30) 2歳のお誕生日、おめでとう!
8/31は大福さんのお誕生日でしたが、プレゼントを買いに行けませんでしたね。
ウム、台風で出かけることが出来なかったのだ。
その後も忙しそうだったので、代わりにボクが買ってきましたよ!
オォ!なかなか良さそうな食器だね!
はい、「ヒゲがあたりづらく食べやすい」というのがポイントですよ。
ごはんがこぼれにくいところもよいね。まずは洗うのだ。
大福さんがごはんを欲しそうにしていますよ。新しい食器であげてみましょう。
あれ、なんか匂いを嗅いでいますね。
新しい食器だから様子をうかがっているようだね。
あ、食べ始めましたよ!大福さん、お誕生日おめでとう!
モリモリ食べているね!お誕生日おめでとうなのだ!
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