タカラ1/72「コンバットビークルセット」を製作しています。軍用トラック2台の製作を進め、兵士A(座ったポーズ)を運転席に座らせました。
また、兵士B(リラックスしたポーズ)も改造して軍用トラックに座らせました。
以下で説明します。
「コンバットビークルセット」の連邦軍兵士
5体のうち4体は製作済みです。
「コンバットビークルセット」には5体の兵士が付属しています。
兵士A | 座ったポーズ |
兵士B | リラックスしたポーズ |
兵士C | 銃を掲げて歩くポーズ |
兵士D | 直立で銃を構えたポーズ |
兵士E | うつ伏せで銃を構えたポーズ |
このうち兵士B~Eはすでに製作済みです。
残る兵士Aは座って両手を前に出したポーズです。いかにもドライバーとして使えそうですが、簡単にはいきませんでした。
兵士A(座ったポーズ)
まず兵士Aを軍用ジープに座らせようとしてみました。しかし、軍用ジープの座席には全く収まりませんでした。足が長すぎてシートと床の間に収まらず、またバックパックも引っかかってしまいます。
次に軍用トラックにも座らせてみましたが、バックパックが邪魔をして、かなり無理な姿勢になってしまうことが判明しました。
そこで、試しにエッチングノコを使ってバックパックを切り離してみました。
これでも軍用ジープではまだ無理があります。
一方、軍用トラックではかなりおさまりが良くなりました。
今回は軍用トラックに座らせてみることとします。
兵士B(リラックスしたポーズ)
5体の兵士のうち、兵士Bは左手を腰に当て、右手で合図を送っているポーズです。
このポーズは複数並べて使用するのには適していないように感じられます。
また、このキットには運転席が外から見える車両が2台含まれています。
しかし座ったポーズの兵士は1体しか入っておらず、ドライバーとして使える兵士の数が不足しています。そこで、兵士Bを改造して軍用トラックに乗せてみることにします。
まず軍用トラックをある程度組み立てた。
まず準備として、軍用トラック2台の製作をある程度まで進めました。
既に1台完成していますが、その時の経験を踏まえて製作を進めました。以下で説明します。
1台目からの変更
フロントウィンドウと天井
先に製作した1台では、フロントウィンドウの取り付け時、天井前端のラインが上手くつながらず、パテによる修正が必要でした。
フロントウィンドウ下側に隙間が出来ないようにすると、こうならざるを得なかったです。
そこで、今回はあらかじめフロントウィンドウの下側に1㎜カクボウを接着して延長しておきました。
そして、追加した1㎜カクボウを削り、天井先端の下側のラインが一致するように調整しつつフロントウィンドウを接着しました。
この時、天井上端が少し奥まってしまうので、0.1㎜プラバンを挟んで位置を調整しました。天井先端の下側のラインを合わせると、上側がはみ出してしまいました。
継ぎ目の隙間をエポキシパテで埋め、やすりで削って天井の段差を滑らかに均しました。
サイドミラーの付け根
サイドミラーはステーの部分を0.4㎜の真鍮線に置き換えます。先に作った1台では、付け根の部分を埋めずに取り付けたため、少し隙間が出来てしまいました。
この隙間が出来ないようにするため、サイドミラーの付け根は一度エポキシパテで埋めました。そして0.5㎜ドリルで穴を開け、0.4㎜の真鍮線で自作したステーを取り付けました。
フロントバンパー取り付け基部
フロントバンパーはそのまま取り付けると、位置が低くなってしまいます。
バンパーを適切な位置に接着できるようにするため、取り付け基部を加工しておくことにしました。
シャシーの先端下側には、フロントバンパーを取り付けるための溝が彫られています。
この溝を彫り込んでみましたが、キットが古いためかパーツがもろくてかけてしまいました。
かけてしまった部分にランナータグを接着してやすりで形を整えました。
そして、バンパー側の付け根をやすりで削ってシャシー先端に接着しました。
バンパーは先端が薄く見えるように加工しました。加工の際に欠けてしまった部分はエポキシパテで修復しました。
そして車体上面にヘッドライトを取り付けて仮組を行い、バンパーの位置に違和感が無いことも確認しておきました。
後は最初の1台と同様です。
後は製作済みの1台と同様に製作。シャシーにはマフラーの配管を追加。運転席には自作したインパネを接着しました。
また、テールライトとして、あらかじめ0.1㎜プラバンから切り出しておいたものを貼りました。
ヘッドライトのレンズをくりぬく時に縁が欠けてしまったので、エポキシパテで修復しました。
キットが古いためか、パーツのプラスチックが固くてもろく感じられます。加工する際には注意が必要です。
製作済みの軍用トラック「ウィリス HT-38D」の製作につきましては、以下をご覧ください。(新しいタブで開きます。)
【プラモ】タカラ 1/72 「コンバットビークルセット」の製作(1)製作開始、思ったより手間がかかるぞ。
【プラモ】タカラ 1/72 「コンバットビークルセット」の製作(3)兵員輸送車、軍用トラックの製作を進めた。
【プラモ】タカラ 1/72 「コンバットビークルセット」の製作(4)車両2台が完成。もう1台は・・・
軍用トラックに連邦軍兵士を乗せた。
軍用トラックに兵士Aを乗せた。
バックパックを切り取った兵士Aの足の裏をやすりで削り込み、さらに左足のつま先も削って短くしました。これにより、シートへのおさまりが良くなりました。
この状態で兵士Aをセメダイン「ハイグレード模型用」を用いてシートに仮止めしました。そして車体をかぶせてみました。すると、干渉することもなく、うまく収まりました。
仮止めした兵士Aを取り外し、ハンドルを取り付けました。ランナーのタグの付いた部分を切り出してハンドルの基部としました。
兵士Aに右腕を接着。完全に硬化する前にハンドルと位置を合わせました。右腕の肩の部分を少し削って長さを調整することで、上手くハンドルを持つ位置に調整することが出来ました。
試しに車体をかぶせてみました。上手く収まったようです。
左腕を取り付けると、兵士Aを取り外せなくなりそうですので、塗装後に取り付けることにします。
兵士Bを軍用トラックの運転席に座らせた。
次に、兵士Bを改造します。まずバックパックの突き出しピン跡をエポキシパテで埋めました。そしてエッチングノコで腰、右腕、バックパックを分割しました。
左手は腰に当てた状態ですが、指の彫刻を活かしたいと思います。そこで、初めに腰の切断面側からエッチングノコで切れ込みを入れました。
ある程度切れ込みが入ったところで、上側からデザインナイフで切り離しました。また、肩もエッチングノコで切り離しました。
さらに膝の部分で足を切り離しました。
左腕が曲がったままですが、分割は一旦ここまでとして軍用トラックの座席に座るように組み立てます。まずランナーから削り出した部品を介して上体と腰を接着しました。
接続した部分にエポキシパテを盛り付けて形を整えました。また足の裏と膝の断面を削って足が曲がった状態で接着できるようにしました。
そして足を接着。これらの加工を、軍用トラックの椅子に座らせて上手く収まるように調整しながら行いました。
兵士Bの腕をハンドルとシフトレバーに合わせた。
兵士Bは、右手でシフトレバーを、左手でハンドルを操作するポーズに組み立てることにしました。
まず右腕の上腕を胴体に接着しました。
次に手のひらにドリルで穴を開けた後、前腕を上腕に接着しました。
エポキシパテで肘のつなぎ目を埋めました。
左手は胴体から切り離すときに親指が無くなってしまいました。そこで、ランナーから削り出した親指を接着しました。また、上腕部分を新たにランナーから削り出しました。
そして左腕から上腕を切り離し、ランナーから削り出した上腕部分の余分を取り除いて接着しました。
出来上がった左腕を兵士Bに接着。左手がハンドルに添えられるように調整しました。
接着剤が固まった後、肩や膝の継ぎ目をエポキシパテで埋めました。そして、やすりで全体の形を整えました。
兵士A,Bに色を塗った。
次は塗装です。製作済みの兵士4種類では、下塗りでタミヤ水性アクリル塗料XF-57「バフ」を塗りました。今回は肌の部分をXF-57「バフ」に 「レッド」を混ぜたもので塗り分けてみました。
あとは製作済みのものと同様にリキテックスのアクリル絵の具を筆塗しました。
連邦軍兵士の塗装について、詳しくは以下をご覧ください。
これで兵士A、Bを軍用トラックの運転席に座らせることが出来ました。兵士Aの左腕は軍用トラックを塗装した後に取り付けます。
次回は軍用トラックを完成させます。
続く。
おまけ:猫の大福さん(37) 蹴りぐるみ
量販店で買ってきた福袋にエビの蹴りぐるみが入っていたはずなのだが・・・
その蹴りぐるみならさっき大福さんが遊んでいましたよ。
うぉ、激しくけりまくっているね!
・・・まだ遊んでいるのだ。よほど気に入ったようだね。
あらら・・・もうこんなにボロボロになってしまいましたよ!
買ってきたばかりなのに、なんてこった・・・
ところで、以前購入した魚の蹴りぐるみは全然蹴らなかったですよね。何が違うんでしょう?
ウゥ~ン、謎なのだ。
コメント