【プラモ】メビウスモデル1/55「ムーン・バス」の製作(14)窓ガラスとアンテナの製作、荷物の製作を再開

SF

機体側面の窓にガラスとカバーを取り付けました。また、アンテナを組み立てて塗装しました。

また、キャビンスペースに積載する荷物の製作を再開しました。

去年の内に完成させたかったのですが、体調不良に見舞われたりして年末は製作が進みませんでした。2021年12月に製作開始してから3年目に突入です。以下で説明します。

キャビンスペースの窓

窓のカバー

ムーンバスのキャビンスペース(機体後半の乗客および荷物用スペース)には、片側5カ所、左右合わせて10カ所の窓が設置されています。映画の機内のシーンでは、5カ所の窓の内、一番前の窓にはシャッターのようなカバーが取り付けられていました。これをそれらしく再現することにしました。

使用したのは、ウェーブの「モールドプレート[1]」です。プラスチックの板に、細長い板を重ね合わせたようなモールドが施されています。細長い板の幅は1㎜と2㎜の2種類が用意されています。また、プレートの裏側は平らです。

画面左側が2㎜、右側が1㎜

モールドの形状は、断面がのこぎりの歯のような形です。

2種類のピッチのモールドの内、2㎜の広いモールドの部分を利用して、カバーを切り出しました。外側用と内側用の2枚を切り出して、貼り合わせて使用します。

外側用は窓にぴったり合うように、台形に切り出しました。また、内側用は外側用より少し幅を広くした長方形に切り出しました。

2枚を貼り合わせて、窓のカバーとしました。

ガイアノーツNo.071「ニュートラルグレーⅠ」にフラットベースを加えたものを塗り、窓に取り付けました。機体外側は、窓にシャッターがぴたりとはまるようにしました。

機体内側は、窓の前後を覆うようにしました。

窓ガラス

キットの窓ガラスは5つが一体に成形されていますが、窓の左右に梁を追加したので、この部品をこのまま使うことが出来なくなってしまいました。

そこで、透明プラバンで窓ガラスを作り直すことにしました。

使いかけの0.5㎜透明プラバンがあったので、これを使うことにしました。が、以前使用した時の断面に白っぽい傷がたくさんついています。デザインナイフで切るときに、プラバンの内部にクラックが入ってしまったようです。

窓にピッタリのガラスを切り出すと、断面が同様に荒れてしまうことが予想されます。そこで、窓と周辺の壁面を覆うサイズにプラバンを切り出し、窓の部分をマスキングして機体内部色で塗装することで、窓を再現することにしました。

片側4枚、合計8枚の長方形の板を切り出しました。

断面をやすりで整えました。また、表面に細かい傷がついていたので、やすりとコンパウンドで削ってきれいにしました。

最初に1200番のサンドペーパーで、プラバンの表面の傷を取り除き、ゴッドハンドの「紙ヤス!磨」で磨いて透明感を復活させました。

そして、ハセガワの「セラミックコンパウンド」で磨いて仕上げました。

窓の形に切り出したマスキングテープを貼り、下地としてクレオスC33「フラットブラック」で塗装。しばらく放置して十分乾燥させた後、ガイアノーツNo.072「ニュートラルグレーⅡ」にフラットベースを加えたものを塗りました。

塗装した状態

このようにして、窓枠を内装色で塗装し、窓ガラスを塗り残したものを作成しました。

窓の部分のマスキングテープを剥した状態

出来上がったものを窓の内側から貼り付けました。

これで、キャビンスペースの窓の出来上がりです。

アンテナ

機体上部に設置されているアンテナは2つの部品で構成されていました。

これらを組み合わせてアンテナを作るのですが、組み立て説明書を見ても、どのように組み合わせればよいか分かりませんでした。

箱絵なども見てみましたが、やはりよくわからなかったので、それらしく接着しました。これが正しいかどうかは分かりません。

下地としてクレオスGX-2「ウィノーブラック」を塗り、十分に乾燥させたガイアノーツNo.123「スターブライトジュラルミン」を塗りました。

機体上部に乗せてみました。(まだ接着はしていません。)

荷物の製作

キットにも荷物の部品は付属していますが、それらしく作り直すことにしました。完全再現は目指さず、それらしい雰囲気になることを目指しています。

一旦荷物の製作は中断していたのですが、機体内部が出来上がってきたので、荷物の製作を再開しました。

初めに、以前どこまで作ったかを説明します。

どこまで作ったか

映画のムーンバス内部のシーンでは、キャビンスペースの左側に細長い箱が積み重ねられていました。この箱のイメージで、タミヤ1/35「初期型ジェリカンセット」に付属する細長い箱を8個用意しました。

キャビンスペースの右側には、細長い箱の上に平たい箱が重ねて乗せられていました。これらはそれらしく自作しました。

上の箱は、タミヤ1/35「クルップボクサー」に付属する弾薬箱を2つプラバンでつなぎ、上面に1.2㎜プラバンを貼り付けて製作しました。

下の箱はタミヤの「プラ材5mmL型棒」と「プラ材3mmコの字型棒」を組み合わせて製作しました。

「クルップボクサー」に付属していたジェリカンも改造してみました。

ただし、この改造ジェリカンは行方不明となってしまいました。

これらは全てガイアカラーの「ニュートラルグレーⅠ」に「フラットベース」を加えた白っぽいグレーで塗装しました。

「クルップボクサー」については、以下をご覧ください。(新しいタブで開きます。)

【プラモ】タミヤ1/35「クルッププロッツェ」

詳しくは以下をご覧ください。(新しいタブで開きます。)

【プラモ】メビウスモデル1/55「ムーン・バス」の製作(3)荷物を作っていたら、問題点が出てきた。

追加で荷物を作成

荷物がごちゃごちゃと積み込まれている様子を再現するため、いくつか追加で荷物を製作しました。資料がDVDしかなく、詳細が不明なので、作ったものはオリジナルです。

どんなものを作ったか、説明します。

タミヤ1/35「ドイツ小火器セット」の弾薬箱を改造

タミヤ1/35「ドイツ小火器セット」の弾薬箱を6個用意しました。これをひっくり返し、底に艦船模型の部品を接着しました。

一番左のものだけ少し違っています。

以前、タミヤ1/700「軽巡洋艦 阿武隈」、ピットロード1/700「占守型海防艦」を製作した時に余った装備品のランナーを捨てずにとっておきました。12.7cm高射砲の砲身、25㎜3連装機銃の部品などを接着しました。

「軽巡洋艦 阿武隈」、「占守型海防艦」については、以下をご覧ください。(新しいタブで開きます。)

【プラモ】タミヤ1/700「軽巡洋艦 阿武隈」の製作(8)各部を作り込んで完成

【プラモ】ピットロードの「占守型海防艦」

タミヤ1/35「ドイツⅡ号戦車F/G型」のジャッキを改造

タミヤの「ドイツⅡ号戦車F/G型」に付属しているジャッキの部品を改造しました。

ジャッキの部品を加工して、同じく「Ⅱ号戦車」の同軸機銃と不要部品のワッシャーを組み合わせました。

ちなみに「Ⅱ号戦車」ですが、これらの部品を使わずに別のものに置き換えて完成させました。

「Ⅱ号戦車」については、以下をご覧ください。(新しいタブで開きます。)

【プラモ】タミヤ1/35「Ⅱ号戦車F型」

1/24のクルマの部品を改造

1/24のクルマを作った時の不要部品も使用しました。ブレーキの部品と思われるものにコトブキヤの部品とプラバンの端切れをくっつけたものを作成。また、電気系の部品と思われるものはそのまま使用することにしました。

記憶があいまいですが、以前ドイツレベル1/24の「ミニ・クーパー 1964モンテカルロラリー」を製作した時の不要部品だったと思います。

「ミニ・クーパー ラリー」については、以下をご覧ください。(新しいタブで開きます。)

【プラモ】「ミニ・クーパー モンテカルロラリー」プラモと実車レプリカ

Ⅳ号戦車+12.7㎝高射砲+25㎜3連装機銃+マガジンパウチ

以下の部品を組み合わせて、ごちゃごちゃした感じの荷物を作ってみました。

  • タミヤ1/35「ドイツⅣ号戦車 車外装備品セット」より車載機銃の機銃架の部品
  • タミヤ1/35「ドイツⅡ号戦車F/G型」よりMP40の弾倉ケース
  • タミヤ1/700「軽巡洋艦 阿武隈」に付属する「大型艦装備セット」より12.7㎝高射砲の砲座
  • ピットロード1/700「占守型海防艦」より25㎜3連装機銃の銃身

適当にいろいろな部品を組み合わせていたら、これが出来上がりました。何のための装置か全く分からないですね。

複数のシャフトをまとめたもの

シャフトをいくつかまとめたような荷物を作ろうと思い、以下を加工して接着しました。

  • タミヤ1/35「ドイツⅣ号戦車 車外装備品セット」よりクリーニングロッド
  • タミヤ1/35「ドイツ歩兵装備品セットA」より予備銃身ケース

キットのモーターアセンブリー+箱

キットに付属するモーターアセンブリー(部品番号27、28)も使用することにしました。タミヤ1/35「初期ジェリカンセット」に付属する小さめの箱と組み合わせました。

モーターアセンブリーはクレオスGX2「ウィノーブラック」で塗装した後、クレオスのMr.メタルカラーMC213「ステンレス」で塗装しました。そして、磨いておきました。

小さめの箱は「ニュートラルグレーⅠ」に「フラットベース」を加えたもので塗装しました。

Ⅳ号戦車のジャッキ台

タミヤ1/35の「ドイツⅣ号戦車 車外装備品セット」に付属する「ジャッキ台」を3つ用意しました。これらを、何かに立てかけたような状態となるように斜めに接着しました。

裏表を反対にして使用することで、Ⅳ号戦車のジャッキ台とは異なるものに見えるようにしました。

これらが立てかけられている対象として、タミヤ1/35「ドイツⅡ号戦車F/G型」に付属するガスマスクケースにコトブキヤの部品を接着したものを用意しました。

3つまとめて接着したジャッキ台がガスマスクケースに立てかけられた状態となるように接着しました。

見えなくなる部分は、あまり整形していません。

作った荷物をまとめる

ここで、これまでに出来上がった荷物をある程度まとめておくことにしました。モーターアッセンブリ以外の荷物は「ニュートラルグレーⅠ」に「フラットベース」を加えたもので塗装しました。

キャビンスペース左側の荷物

「初期型ジェリカンセット」に付属する細長い箱は4つずつ2組にまとめて、キャビンスペースの左側に搭載しますが、多少でも映画の雰囲気を再現するため、その間にいくつか荷物を搭載します。そのため、以下を用意して接着しました。

  • タミヤ1/35「ドイツ小火器セット」より手榴弾収納ケース
  • タミヤ1/35「ドイツ歩兵装備品セットA」より光学照準器ケース
  • タミヤ1/35「ドイツⅡ号戦車F/G型」より弾薬箱

色を塗った後で、手榴弾収納ケースのパーティングラインが十分に成型されていないことに気が付きました。上に何か別の荷物を載せて見えなくしないといけないです。

キャビンスペース左側に、機首側からモーターアセンブリ―、細長い箱4つ、手榴弾収納ケースなど、細長い箱4つ、改造弾薬箱3つ、「初期型ジェリカンセット」の小さめの箱を並べてみました。

さらに、小さい箱の上に「Ⅱ号戦車」のジャッキを改造したものを載せてみました。(まだ接着はしていません。)

映画では、左側の荷物の最後尾に宇宙飛行士のバックパックと思われる荷物がいくつか立てかけられていました。上の写真では、改造ジャッキを載せた小さい箱の手前の開口部です。

開口部の処理とバックパックの製作は次回実施します。

キャビンスペース右側の荷物

キャビンスペース右側の荷物もまとめておくことにしました。

クルップボクサーの弾薬箱で製作した平らな箱の上に、用意した荷物をいくつか接着しました。

キャビンスペース右側の荷物エリアを埋めるため、タミヤ1/35「デザートシボレー」を製作した際に燃料缶ラックが2つ余ったので、これらを利用することにしました。

「ニュートラルグレーⅠ」に「フラットベース」を加えたもので塗装して、並べて接着しました。

「デザート・シボレー」については、以下をご参照ください。(新しいタブで開きます。)

【映画】「熱砂の海」を見て【プラモ】デザートシボレーを作った

キャビンスペース右側の機首側に搭載するために製作した細長い箱と平たい箱を接着しました。そして、平たい箱に荷物を接着したもの、燃料缶ラック、ジャッキ台を3つまとめたもの、シャフトをまとめたものを並べてみました。(まだ接着はしていません。)

キャビンスペースの荷物エリアが大分埋まってきました。

ですが、もう少しごちゃごちゃした感じにしたいと思います。次回はさらに細かい荷物を追加していくことにします。レイアウトももう少し変えるかもしれません。

ようやく完成に近づいてきたように思います。次回、完成させることはできるのか?

おまけ:子猫の大福さん(6) ドライブ中に鳴いたときは・・・

初めて大福さんと車で出かけた時のことを覚えているかい?

大福さんには、キャリーバッグに入ってもらいましたね。

去年(2022年)11月ごろ(まだ小さい。)

トイレも済ませて、準備万端と思ったら・・・

大福さんが「ニャァ、ニャァ」と鳴き始めたのでしたね。

ウム。最初は楽しんでいるのかと思ったのだが、だんだん鳴き方が激しくなってきて、どうも様子が変だと思ったのだったね。

結局、大福さんはおなかがすいていたのでしたね。

出かけた先でネコが鳴き始めたら、「ごはんを食べたい」と訴えている場合が多いのだ。

うちの大福さんの場合はそうですね。

最近の大福さん(2か月でこんなに大きくなった。)

あれ以来、キャリーバッグにごはんとお皿とスプーンを入れているのだ。

たまにトイレの場合もあるので、気を付けましょう。

ウム!

おまけ:子猫の大福さん(5) 成長していますよ。

おまけ:子猫の大福さん(7) 外に出させてください。

つづく。

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